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ワード活用術
2017/11/7 14:00

【ワードあるある】お前は後ろ! 図形の重なりは「オブジェクトの選択と表示」で全解決

ワードで図形を複数描いて、重なりが思いどおりにならないことってないでしょうか? 図形は描いた順に上に重なるので、重なりをほかの図形の下に隠すには「背面へ移動」、上にのせるには「前面へ移動」を使います。上にある図形を背面に移しても可能なので、選択しやすい図形を移動するのがポイントです。また、図形が複数あって重なりがややこしい場合は、「オブジェクトの選択と表示」画面を表示すると便利です。

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↑文字の背景に隠れている足あとを上に出したいが、イラストがあるため選択できません。こんなとき、どうする?

 

図形を前面や背面に移動する

ほかの図形の下に隠す場合は「背面へ移動」を、上にのせる場合は「前面へ移動」を使います。1番下に移動するには「最背面へ移動」を、1番上には「最前面へ移動」を指定します。

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↑重なりを変えたい図形を選択します。ここでは、変えたい足あと図形を選択できないので、文字の背景図形を選択します

 

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↑「書式」タブ → 「背面へ移動」 → 「最背面へ移動」をクリックします

 

選択した図形が重なりの1番下に移動します。

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↑文字の背景が最背面に移動し、隠れていた足あとが表示されました

 

「オブジェクトの選択と表示」画面で重なりを変える

重なりは「オブジェクトの選択と表示」画面を表示すればわかりやすくなり、背面や前面への移動が容易です。ほかの図形に隠れて選択できない図形も、この画面で簡単に指定できます。

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↑いずれかの図形を選択します

 

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↑「書式」タブ → 「オブジェクトの選択と表示」をクリックします

 

「オブジェクトの選択と表示」画面が表示され、選択した図形が選ばれます。

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↑「▼」(背面へ移動)をクリックします

 

選択した図形が背面に移動します。前面に移動する場合は、「▲」(前面へ移動)をクリックします。

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↑図形が背面に移動し、「選択」画面の並びも替わります。「選択」画面を消す場合は、「×」ボタンをクリックします

 

図形の重なりは、「オブジェクトの選択と表示」画面で簡単に変更できます。これは、図形が多い場合に特に有効です。ぜひお試しください。