デジタル
2017/11/8 6:00

【世界で話題のアプリ】マインドフルネスを学ぶ「Mindful Powers」は子ども向けにはもったいないクオリティ

集中力を高める。日々のストレスや感情の起伏に影響されないようにする−−。

 

「マインドフルネス」は忙しい現代を生きるビジネスマンの間でもトレンドとなっています。瞑想やワークショップなどを通じて自分の心身の状態に気付き、積極的に脳にポジティブな変化を生み出していく取り組みは、アメリカのビジネスシーンでもすっかり定着しました。

 

TwitterやFacebookといったシリコンバレーのCEOたちが瞑想のメリットを本やインタビューで語るようになってからもう数年が経ちます。大企業のCEOでなくとも、忙しい毎日のストレスに流されて集中力が落ちていたり、自分の人生にとって賢い判断ができなかったり、厳しい状況に陥ることは誰にだってありますよね。

 

そんな時にふと立ち止まって、呼吸を落ち着かせて、リラックスした状態で集中することは人生を生き抜く上で非常に重要なのですが、どうやってそんな技術を身につけるのか先生も親も誰も教えてくれませんでした。そこで、この技をさらに広めるために開発されたのがiOS向けのアプリ「Mindful Powers」。子どもたちに分かりやすく、楽しんで学んでもらえるような設計になっています。

 

癒し系キャラクターを通して感情との付き合い方を学ぶ

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アプリをダウンロードすると、フリガーティギビットという名前のポリゴン風の球体キャラクターが登場します。フリガーティギビットはエネルギーが一杯ありすぎて、時に自分のエネルギーや感情に圧倒されてストレス状態に陥ってしまうとのこと。ユーザーである子どもたちはこのフリガーティギビットを落ち着かせるためのゲームをしながら、自分自身の感情との付き合い方を学ぶという仕組みになっています。

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このゲームが非常によく考えられているのです。最初に指示されるのは、ポリゴン風に角ばったフリガーティギビットを指でゆっくりこすって、彼を丸くするというもの。早く指を動かしたり、タップしたりすると「ゆっくりこすってね」と指示されます。ポリゴンの角が徐々にとれていくアニメーションとポニョポニョという絶妙な音が合わさって、気分が落ち着きます。

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単純な作業を繰り返すだけのゲームアプリが「作業ゲー」なんてカテゴリで呼ばれたりしますが、このフリガーティギビットとのやり取りは「作業ゲー」に潜んでいる不思議なセラピー効果です。作業自体が楽しいわけではないけれども、妙な心地よさがあって止められない。そんなゲームになっています。

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フリガーティギビットを丸くし終わると、簡単な英語で「マインドフルネス」についてのレクチャーが1〜2分ほどで説明されます。先ほどのゲームで不思議と頭が落ち着いているので、このレクチャーも落ち着いて聞けるようになっています。子どもの集中力をよく理解しているアプリですね。

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1つの回ごとに異なるタスクが与えられます。「深呼吸」や「集中」の練習といった大人になっても非常に役立つ技術が並んでおり、「子どもの時にやりたかった」と現代の子どもが少し羨ましくなってしまいました。

 

 

親も子どもと一緒に勉強しちゃおう!

 

アプリ自体は子どもにも使いやすいインターフェースになっています。また、サイドメニューを開くと大人向けの解説もちゃんと書かれており、科学的根拠についても紹介されているセクションがあります。

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親にしてみれば、育児に追われて自分自身がストレスに圧倒されてしまうことも多いので、子どもと一緒に「マインドフルネス」を学べたら最高ですよね。これはぜひ日本語版も作ってほしい! ダウンロードは無料で、全部で10回あるレッスンのうち最初の3回もお金を払わずに利用できますが、それ以降は$5ドルの課金。心身に良い影響を与えるマインドフルネスがインタラクティブ動画で勉強できるので、これは良い投資かもしれませんね。

 

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