デジタル
2017/11/23 20:00

日本発売が待ち遠しい! Googleの新型VRヘッドセット「Daydream View」は価格と手軽さが魅力

クリスマスが近づき、ギフトを提案する海外メディアが増えてきました。そのなかでもよく挙げられているのが、Googleが10月に発表したVRヘッドセット「Daydream View」の新モデル。なぜそんなにおススメなのでしょうか。本稿では、この新製品の特徴をざっとご紹介します。

 

新型のDaydream Viewは進化を遂げています。初代のモデルは2016年に発売されていますが、値段は79ドル(約8800円)でした。新モデルは20ドル値上げして99ドル(約11000円)。まだ発売されていませんが、新モデルが旧型と大きく異なる点は3点あり、価格が上がった分だけパワーアップしているようです。

 

・フルネルレンズにより視野角が90度から100度に拡大

・装着感の向上

・スマホの放熱を促すヒートシンク搭載

 

VR領域にはすでにGoogle以外にも有名企業が軒並み参入しています。Facebook傘下のOculus社のOculus Rift、HTCのVive 、SonyのPlayStation VRなど、多くのユーザーから支持を得ているVRヘッドセットが既に存在しており、それぞれのヘッドセットに対応したVRコンテンツを配信する各社独自のVRプラットフォームもあります。そんななかでGoogleは差別化するために「らしい」動きを見せます。

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VRプラットフォームDaydreamは、Googleがアンロイドのために開発したVRプラットフォームです。Android 7.1 NougatのOSそのものに組み込まれており、ソフトウェアとハードウェアの両方で仕様が規定されています。つまりDaydreamとはGoogleが定めたVR対応スマホ、ヘッドセット、開発環境の基準の総称のこと。Daydream対応のVRヘッドセットに対応のスマホをセットすることでVR環境を実現しています。

 

 

ライトユーザーをターゲットにユーザー数を増やす

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Daydreamの強みは2つあります。1つ目は値段。他社の本格的なVRヘッドセットは高価です。Oculus Riftは399ドル(約4万4000円)、HTC Viveは699ドル(約7万8000円)。一方の「Daydream View」新モデルは99ドルと安価です。

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2つ目は敷居の低さ。ユーザーはDaydream対応のスマホを持っていれば、後は安価なVRヘッドセット「Daydream View」を買うだけでVR環境を実現できます。この手軽さはユーザーにとって魅力的でしょう。「そこまで本格的なものでなくてもいいけど、とにかくVRを楽しんでみたい」と思うライトユーザーをターゲットにしていることは明らかです。

 

プラットフォームビジネスでは、ユーザーが増えれば増えるほど、そこから得られる価値が増加する「ネットワーク効果」が働きます。ライトユーザーをターゲットに、競合に先駆けて多くのユーザーの獲得を狙っているGoogle。新型のDaydream Viewのようにハードウェアを改良し、ユーザー体験を向上させるのは当然の流れと言えます。

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DaydreamのVRコンテンツは増加しており250以上のコンテンツがプレイ可能。ユーザー数が増えれば増えるほど、VRコンテンツのクリエイターにとって「Daydream」のプラットフォームとしての価値も増していきます。海外でも識者やユーザーは「近い将来、Daydreamはスマホに標準搭載されるだろう」とDaydreamを高く評価する声が多いです。

 

今年10月、OculusはOculus Riftの価格を当初の半額に近い399ドルにまで下げしました。おそらくDaydream Viewへの対抗策でもあるのでしょう。VRヘッドセットを販売する各社が自社のVRヘッドセットやプラットフォームへユーザーを囲い込もうとうするなか、Googleはまさに「Googleらしい」オープンなやり方でユーザーを獲得していこうとしています。

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