デジタル
2018/1/7 6:00

Google Glassの二の舞を避けられるか!? Amazon Alexa&骨伝導技術を使ったアシスタントデバイス「LET Glass」

メガネタイプのデバイスに様々な機能を搭載したスマートグラス。数年前にGoogle Glassが失敗したのが記憶に新しいですが、AR技術の発展でメガネタイプのデバイスはまた盛り上がりを見せています。Google自身もGoogle Glassの開発を再開しました。

 

今クラウドファンディングに出てきているのは、スマートフォンの代わりになるスマートグラスではなく、ウェアラブル的なプロダクト。これから紹介する「LET Glass」はAmazon Alexaを内蔵し、内蔵マイクと骨伝導スピーカーによって完全にハンズフリーな音声コントロールを実現した「アシスタントデバイス」となっています。

 

骨伝導というと「ORII」というスマートリングを覚えている方もいるかもしれません。こちらは骨伝導技術を使って、スマートフォンを取り出さずにSiriなどの音声アシスタントをコントロールすることができるというものでした。

 

年末の「クラウドファンディング2017年ベスト3」でも述べましたが、最近のIoTのトレンドは「物理的かつシンプルな操作を取り入れることで生産性・効率性を上げるもの」。アプリに何でもかんでも詰め込むのではなく、デスクに1つボタンがあったり、指を耳元に当てて音声で予定をカレンダーに書き込んだりするなど、スマートフォンでの操作をあえて避けて、物理的な動作でコントロールすることでデバイスとしての便利さを高めるように設計されたプロダクトが話題になってきています。

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そんなORIIの便利さをさらに高めているのが「LET Glass」です。メガネフレームに組み込まれた骨伝導スピーカーと内臓マイクを使って音声アシスタントをコントロールすることで、もはや指を耳元に当てる必要すらなくなっているのです。もちろんレンズは自分の度数のものを入れることができるので、身につけるデバイスが増えるわけでもありません。

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側面にタッチ式のインターフェースがあるので、着信があればそこをタップして通話を開始。完全に手ぶらで会話ができます。骨伝導のスピーカーを通して音楽を楽しむことも可能。Siriなどの音声アシスタントとつなげることもできるので、電話をかけたり、リマインダーを設定したり、カレンダーに予定を書き込んだり、運転のナビを頼んだりと色々な操作がスマホを取り出さずに行うことができます。

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耳を塞ぐイヤホンと違って、道を歩いていても周りの音がちゃんと耳に入ってきます。外でも安心して使えますね。

 

LETGlassの最大のポイントはAmazonの音声アシスタントAlexaが搭載されていること。これによりAmazonでの買い物が便利になります。また、家ではインターネットに接続された電化製品や照明などを操作することも可能。Google NowやAppleのSiriにも対応しており、スマートフォンやアプリを声で操作することもできます。

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現在Indiegogoで予約受け付け中。1つ約1万3000円という安値にもビックリしてしまいます(発送料別)。眼鏡のフレームだけでも同じくらいの値段がしてもおかしくないですが、スタイリッシュなデザインと機能のことを考えるとこれは破格の値段ですよね。

見た目は普通の眼鏡で、重さも27グラムと軽量。充電は30分で完了し、一度の充電で約10日間はもつそうです。海外メディアも「ファッションとテクノロジーのニーズを両方満たしており、しかも半分の値段で提供している」と評価しています。

 

すでに目標金額には到達しており、ストレッチゴールのアイデアが次々とIndiegogoのコメント欄に書き込まれて盛り上がっています。なかでも人気は「充電できる眼鏡ケース」。確かにこれがあれば便利ですよね。発送は来年の5月を予定しています。

 

スタイリッシュなデザインとハイテク機能を兼ね備えたLET Glass。Alexaを搭載し、価格を低く抑えたことで、アシスタントデバイスとして広い人気を獲得できるのでしょうか。スマートグラスの今後を占う意味でも注目です。