デジタル
2018/5/4 17:30

とうとう完成してしまった “リアルトランスフォーマー” 乗り込んで操縦&変形できる人型ロボ「J-deite RIDE」を見てきた

操縦・変形の次は「合体と飛行をやりたい」

「J-deite RIDE」の変形デモが行われたのは、東京近郊某所にある秘密工場。ここに集まった記者たちに対し、クリエイターたちがコンセプトや開発経緯を紹介しました。

 

↑「J-deite RIDE」の設計・開発を手がけたBRAVE ROBOTICS 代表取締役の石田賢司さん

 

↑「J-deite RIDE」の制御用ソフトウエアを手がけたアスラテック チーフロボットクリエイターの吉崎航さん

 

今回、「J-deite RIDE」試作機がお披露目になりましたが、実はこれに先がけて数年前に作られていたのが全高約1.3メートルの「J-deite Quarter」(ジェイダイト・クォーター)。このときには、トランスフォーマーのおもちゃメーカーであるタカラトミーもプロジェクトに参画していました。

 

そして、クルマ型から人型に変形するコンセプト、“勇者”感のあるデザインなどは継承しつつ、さらに人が乗り込める4メートルものサイズに進化させたのが「J-deite RIDE」というわけです。プロジェクトの中心人物であるBRAVE ROBOTICS 石田さんの作りたいモノ、コンセプトのブレなさはまさに称賛に値するレベル。

 

またBRAVE ROBOTICSでは、「ロボットといえば人が乗って変形・合体・飛行をするもの。自動車から人型への変形を土台に、今後は合体と飛行を模索します」とさらなる目標も掲げており、彼らの夢とロマンはとどまることを知りません。

 

 

 

 

アミューズメントパークでの事業化に向け開発が進行中!

ロボ好きの夢とロマンの塊である「J-deite RIDE」。しかし当面はもちろん一般ユーザーの手に渡るようなシロモノではないので、このコンセプトをどう実用化するのかについても語られました。

 

プロジェクトに参加しているもうひとつの企業・三精テクノロジーズは、遊園地の乗り物、劇場などの動く舞台などを手がけている会社。同社では「J-deite RIDE」の開発で培ったロボット変形テクノロジーを活用し、「今後はアミューズメントパーク向けに変形ロボット型遊戯機械の事業化に向けた開発を進めていく」という構想を明らかにしています。

 

↑三精テクノロジーズ 代表取締役副社長の大志万公博さん

 

↑アミューズメントパーク向けの量産展開イメージ(変形するゴーカート)

 

↑アミューズメントパーク向けの量産展開イメージ(パレードでの変形デモンストレーション)

 

「J-deite RIDE」は、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で現在開催中のイベント「ゴールデンウィーク ドキドキフェスタ ~働くクルマ大集合~」にて、5月5日(土・祝)に世界初の一般公開を予定(デモンストレーションは11:00~/13:00~の2回)。ひと目見てみたい!という方はぜひこの機会をチェックしてみてください。

 

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