デジタル
apple
2018/9/4 20:50

あなたに合ったMacBookはどれ? 現行モデルの「差」を細かにチェック!

Macのノートパソコンは、「MacBook」「MacBook Air」「MacBook Pro」の3シリーズで展開しています。そろそろ買い替えを検討しだした人も、初めてMacを購入しようという人も、いざ機種を選び出すといろいろと目移りするものです。

 

 

今夏には、Touch Bar付きのMacBook Proがアップデートされたばかり。さらに秋の新モデル発表があるかどうか期待が高まるなか、改めて物欲が刺激されている人も多いはず。ラインナップの特徴を改めてチェックし、自身にとってベストな一台を探してみましょう。

 

とにかく安く買いたいならMacBook Air

オプションなどを無視して、それぞれの最小構成で比較した場合には、発表日の古いモデルほど価格が安いという構図が成り立ちます。なお、13インチのMacBook Proについては、Touch Barの有無によって、性能やUIも異なりますので、Touch Barの有無で別モデルになると思った方がよいでしょう。つまり、現時点で選べるMacBookは下記の5種類となります。

 

1)2015年3月    MacBook Air:10万6704円~
2)2016年4月   MacBook:15万4224円~
3)2016年10月 13インチMacBook Pro(Touch Bar無し):15万4224円~
4)2018年7月   13インチMacBook Pro(Touch Bar有り):21万4704円~
5)2018年7月   15インチMacBook Pro(Touch Bar有り):27万9504円~

 

なお、これはあくまでも最低価格です。オプションの選択や、AppleCare+の加入でさらに数万円~が上乗せされることになります。

 

そのため、予算が10万円台半ばという場合には、必然的にMacBook Airが有力候補となるでしょう。また、同機はSDカードスロットや、USBポートも備えているため、追加でコネクタ類を購入するコストも抑えられます。コスパは随一です。

 

↑価格とインターフェースを重視するなら、まずMacBook Airを検討しよう

 

ただし、MacBook Airは「Retinaディスプレイ」を搭載していない唯一のモデルです。Retinaディスプレイの画面解像度が2304×1440ピクセルであるのに対し、MacBook Airの解像度は1440×900ピクセル。両者を比較すると、後者の画面は多少ざらつきを感じます。写真や動画の細やかな編集を行いたい場合には、Retinaを選択した方が無難です。

 

また、「感圧タッチトラックパッド」もMacBook Airでは搭載していないので、強めにクリックする操作は行えません。写真ファイルのプレビュー表示や、ファイル名の編集などをトラックパッドの操作で素早く行えるかどうかは、作業効率に直結しがち。

 

↑「強めにクリック」があるモデルなら、リンク先を開かずにプレビューを表示できる。画像では、記事のタイトル(黄色い部分)を強めにクリックした

 

これらのメリットを求めるなら、+5万円でMacBookを検討した方がよいでしょう。

持ち運びやすさで選ぶならMacBook

ノートパソコン選びにおいて持ち運びやすさはかなり重要。ノートパソコンの軽量さの基準となるのは1.5kgと1.0kgだと筆者は思っています。1.0kgを下回るモデルはかなり軽量で持ち運びに適していて、1.0~1.5kgのモデルはずば抜けて軽くはないが持ち運んでも負担に感じにくい。1.5kgを超えるとちょっと重くなるといった感じ。

 

この基準に当てはめると、持ち運びやすさを重視するなら0.92 kgのMacBook一択となります。そのほかの13インチモデルは1.0~1.5kgの範囲にあるため可。15インチモデルは1.83kgとなるため、持ち運ぶ前提で買うなら心して選択すべし。

 

↑主にオフィスソフトを使う人で、持ち運びやすさを想定するならスリムなMacBookが向いている

 

また、サイズについてもMacBookの方がMacBook Airよりもひと回り小さいです。とにかく快適に持ち運びたいなら、MacBookをおすすめします。

 

<MacBookのサイズ>
高さ:0.35〜1.31 cm、幅:28.05 cm、奥行き:19.65 cm/重量:0.92 kg
<MacBook Airのサイズ>
高さ:0.3~1.7 cm、幅:32.5 cm、奥行き:22.7 cm/重量:1.35 kg

 

ブラウジングとテキスト入力がメインの用途で、写真や短い動画の編集をたまにする程度、という場合にはMacBookで十分でしょう。ただし、MacBookのディスプレイは12インチ。MacBook Airの13.3インチよりも一回り小さくなります。Retinaディスプレイなので画質は充分美しいですが、縦の表示領域がやや狭くなります。微々たる差ではありますが、ブログの編集など縦スクロール画面の操作が多い場合には、やや不便に感じることもあるかもしれません。

 

↑正確ではないが、13.3インチと12インチの表示領域を大雑把に比較するとこんなイメージに。画像が13.3インチの表示で、内側の赤枠が12インチを想定した領域

 

ちなみに、FaceTimeカメラも、ほかモデルはHD画質ですが、MacBookのみ480pとなります。ビデオ通話などを頻繁に使うと想定している場合には、それでもよいか確認しておきましょう。

快適さを重視するなら 13インチMacBook Pro

軽さや、ストレージ容量を追求しないのであれば、MacBookと同じ価格帯で購入できる13インチMacBook Pro(Touch Bar無し)の128GBモデルを選択した方が、最小構成でのプロセッサの性能は高くなります。

 

↑用途が多岐に渡るならオールラウンダーのMacBook Proに注目

 

例えば、Adobe系のアプリケーションを動かすなら、最低でもCore i5以上(できればCore i7以上)を選ぶのが大まかな目安。MacBookのオプションを追加するか、MacBook Proを選択するのをおすすめします。さらに、MacBook ProはThunderbolt 3(USB-C)ポートを2基備えるので、拡張性の面でもメリットがあります。

 

↑シンプルにプロセッサーの選択肢と価格を比較した。正確にはさらにGPUやRAMの差があるので、そちらも考慮する必要がある

 

MacBook ProがアリならTouch Bar搭載モデルも検討せよ

 

価格差は約6万円~ありますが、予算に余裕があれば、Touch Bar搭載モデルを選択すると、CPUがデュアルコアからクアッドコアになり、GPUの性能もさらに上がります。例えば、普段から頻繁の動画を編集していて、エンコードを快適に行いたい場合などには検討の価値があるでしょう。

 

また、Touch Barの操作で作業時短に繋がることも多々あります。例えば、メールなら「新規作成」などの操作をタッチ1回で実行可能。トラックパッドで小さなボタンをクリックするのに比べると、作業は相当楽になります。

 

↑「Touch Bar」の表示は使用しているAppで変化する。上から順に「マップ」「メール」「App Store」「iTunes」の場合の例

 

ほかにもTouch Barに備わっている「Touch ID」を使えばサインインやアプリ購入の際のパスワード入力を省けます。そして、「Siriボタン」や「Hey Siri」での音声コマンドにも対応。「Hey Siri、~を起動して」と言えば、アプリやフォルダが起動できるようになります。

 

Touch Bar付きモデルは、Thunderbolt 3(USB-C)ポートが左右に2基ずつの計4基を備えます。拡張性が強化されるのはもちろん、充電やディスプレイ出力、アダプタを介してLANケーブルをセットする際などに、ケーブル接続の左右を問いません。出張先のビジネスホテルなど、どこでも快適に運用できるのは、見落としがちですが大きなメリットとなります。

 

コスパを維持したまま、MacBookよりも高いマシンスペックを望むならMacBook Pro(Touch Bar無し)で十分です。ただし、「仕事の効率が上がれば6万円はすぐに元が取れる」という人なら、Touch Bar有りモデルも選択肢に入れてみてはどうでしょうか。

 

動画やゲーム、音楽は15インチMacBook Pro

さらに本格的な創作活動に利用したい場合には、最上位の15インチモデルがおすすめです。CPUは6コアになります。例えば、4K動画をガンガン編集したり、アプリ開発などでエミュレータソフトを稼働させたりする上で、処理速度が速くなる恩恵があります。

 

13インチMacBook Pro(Touch Bar有り)と共通するメリットは多いですが、本体ディスプレイだけでも複数ウィンドウを見やすく表示できるのは、15インチならではのメリット。具体的には、13インチモデルでは、縦長のウィンドウを2つ横に並べると画面が埋まりますが、15インチモデルでは3ウィンドウまで視認しやすいサイズで表示できます。ブラウザを閲覧しつつ、テキストエディターや表計算ソフトを操作し、さらにTwitterなどを開いておくような使い方が可能です。

 

また、内蔵スピーカーは低音が良く響きます。映画を視聴したり、営業先で動画を見せたりする際にも、大画面と併せて一味違うクオリティを体感させてくれます。

 

↑動画編集やプログラミングにも挑戦する場合、15インチのMacBook Pro(写真右)だとサクサクで、しかも見やすい

 

ただし、価格はTouch Bar有りの13インチMacBook Proからさらに+6万円~。オプションの幅も広く、例えばCPUならCore i9まで選択することができますが、それこそ価格は青天井です。最小構成でも一般使用には十分すぎるスペックなので、オプションは予算が潤沢にあるか、どうしても必要な場合にのみ追加すればよいでしょう。

 

↑13インチモデルまではApple Watchのバンドがパームレストに乗らない

 

ちなみに、ひとつ注意してほしいのは、15インチモデルだとパームレストが広いということ。Apple Watchや腕時計を装着している場合、バンド部分がパームレストに当たってしまいます。メタル素材のバンドで使用している人は、操作の度に腕時計を外したり、保護シートをつけるなど、マシンを傷つけないような配慮が必要になります。

 

最後に・・・

それぞれ特徴が分かれるMacBookシリーズですが、みなさんはどれが気になりますか。最後に各機の特徴をまとめたので参考にしてみてください。

 

↑各モデルのSPECを比較した表組み

 

余談ですが、筆者はPCを持ち運ぶ頻度が高く、ライティングや画像・動画編集をメインに活用することもあり、バランス感のよい13インチのMacBook Proを購入しました。いまのところ、とても快適に使えています。

TAG
SHARE ON