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2018/11/29 19:00

半分以上が好印象なら買って損なし! 今秋最強スマホ「HUAWEI Mate 20 Pro」12のセールスポイント

ファーウェイが、フラッグシップスマートフォン「Mateシリーズ」の最新モデル「HUAWEI Mate 20 Pro」の日本発売を発表しました。

 

 

まず、11月30日にSIMフリー版が発売され、市場想定価格は12万円前後。さらに、12月中旬以降にソフトバンク版も発売されます。

 

↑約6.39インチの有機ELディスプレイを搭載

 

↑SIMフリー版は、トワイライト(左)とミッドナイトブルー(右)の2色

 

↑ソフトバンク版は、ブラック(写真)とミッドナイトブルーの2色

 

ここ1〜2年の間に、日本のスマホ市場において、めきめきと存在感を強めているファーウェイ。今年の夏には、ライカのトリプルレンズカメラを搭載した「HUAWEI P20 Pro」がドコモから発売されて、そのカメラ性能の高さに注目が集まりました。新たにリリースされるHUAWEI Mate 20 Proは、そのP20 Proをさらに上回るスペックと機能を備えたモンスターモデルです。

 

筆者は先んじて、特にグッときたカメラ性能についてたっぷりレビューさせて頂いております。

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【超速レビュー】もはやSIMが入る高性能カメラ…! ファーウェイ「HUAWEI Mate 20 Pro」で写真を撮りつくしてみた

 

セールスポイントが満載のモデルなので、どこがスゴイのか? 何ができるのか? を本記事では箇条書きで挙げていきます。“いいね!”と思うことが7個以上あったら、買って損なしだと思いますよ!

 

【ポイント1】最新のAIプロセッサー「Kirin 980」を搭載!

HUAWEI Mate 20 Proには、Kirin 980というファーウェイの最新チップセットが搭載されています。最大2.6GHzのオクタコアCPUに加えて、AI(人工知能)に特化した処理を行うNPU(ニューラル・ネットワーク・プロセッシング・ユニット)が2つ搭載されています。従来モデル以上にサクサクと軽快に操作できることはもちろん、AIの処理速度も大幅にアップしているので、ユーザーが意識することなく、写真がきれいに撮れたり、知りたいことを素早く調べられたりします。

 

【ポイント2】超広角で写真が撮れる!

ライカ監修のメインカメラは、約4000万画素の広角カメラ、約2000万画素の超広角カメラ、約800万画素の望遠カメラで構成されています。注目すべきは、何といっても超広角カメラ。焦点距離16mm相当というワイドな画角で撮影できるのは、いまのところHUAWEI Mate 20 Proだけのアドバンテージです。

 

↑広角カメラで撮影

 

↑超広角カメラで撮影

 

【ポイント3】約2.5cmにまで接近して撮影できる!

新搭載の超広角カメラは、接写でも活躍します。被写体にグッと近づくと「スーパーマクロ」撮影に切り替わり、約2.5cmまで近づいてもピントが合います。

 

↑被写体に近づくと、AIが「スーパーマクロ」と認識し、超広角カメラに切り替わる

 

【ポイント4】5倍ズームまでは鮮明に撮れる!

焦点距離が80mmの望遠カメラにより、光学3倍ズームで撮影できます。さらに、光学ズームとデジタルズームと超解像技術を融合した「ハイブリッドズーム」により、5倍までは画質をほとんど劣化させずに撮ることができます。

 

【ポイント5】AIによって一歩進んだ動画撮影を楽しめる!

AIによる被写体・シーン認識性能が向上し、動画撮影時にも「AIカラー」というユニークな機能を楽しめます。これは人物だけをカラーにして、背景はモノクロで撮影できる機能。動画撮影中に静止画キャプチャを撮ることもできます。

 

↑人物だけをカラーで捉えて、人物が動いても色が追随する

 

【ポイント6】「AI Vision」で様々なことをスピーディーに調べられる!

カメラに「AI Vision」という新機能が追加されました。これを起動すると、カメラをかざすだけで被写体について調べられたり、購入できるオンラインストアを検索したりできます。外国語にかざして日本語に翻訳したり、食べ物にかざしてカロリー量を調べることもできます。いわば “ファーウェイ版Googleレンズ” といえる機能ですが、Kirin 980によって、素早く結果が表示されることも魅力です。

 

↑カメラをかざすだけで食べ物の重量とカロリー量が表示される

 

 

【ポイント7】便利なインスクリーン指紋認証を搭載!

約6.39インチ(3120×1440ドット)の有機ELディスプレイには、内部に指紋センサーが組み込まれています。本体の省スペース化に寄与することはもちろん、スマホを手にした時に親指で触れやすく、アンロックの速度も従来の指紋センサーよりも速くなっているそうです。

 

↑ディスプレイの中央下部、親指で触れやすい箇所にセンサーが格納されている

 

【ポイント8】安全&スピーディーな3Dの顔認証にも対応!

ディスプレイ上部にノッチがあり、約2400万画素のインカメラに加えて、顔を立体的に認識するドットプロジェクターなどが搭載されています。これにより、安全性に優れた3Dの顔認証を実現。しかも、約0.6秒以内という速さでアンロックできます。

 

【ポイント9】簡単に3Dキャラクターを作成できる

「3Dライブメーカー」というアプリをダウンロードして、好きな人形やぬいぐるみなどをインカメラ側で3Dスキャンすることが可能。完成した3Dキャラクターは、AR空間に表示させて動かしたり、人と一緒に写真や動画を撮ったりすることもできます。

 

↑完成した3Dキャラクターはピンチイン・アウトで大きさを変更でき、歩かせたり、踊らせたりもできる

 

【ポイント10】約4200mAhの大容量バッテリーを搭載

内蔵バッテリーは、使い方によっては2〜3日の連続使用を見込める約4200mAh。しかも、約30分で約70%を充電できる「40W HUAWEI スーパーチャージ」に対応しています。就寝前に充電し忘れても、たとえば朝に身支度している間、その日に必要な電池をチャージできます。

 

【ポイント11】ワイヤレス充電に対応し、他デバイスへの給電も可能

待望のワイヤレス充電にも対応しました。国際的なワイヤレス充電の標準規格「Qi」対応の充電器でチャージできるほか、別売の「15W HUAWEI ワイヤレスチャージ」を使えば、ワイヤレスでの高速充電も可能。しかも、HUAWEI Mate 20 Proから、ほかのQi対応デバイスに給電できる機能も備えています。

 

↑15Wの急速充電ができるワイヤレスチャージャーは、ファーウェイのオンラインストアや一部量販店で購入できる

 

【ポイント12】DSDVに対応し、新しい「NMカード」も使える!

SIMフリー版は、2枚のnanoSIMをセットでき、どちらのSIMでもVoLTEで同時待受ができるデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)にも対応(au VoLTEはソフトウェアアップデートで対応予定)。なお、2枚目のSIMの代わりに、「HUAWEI NMカード」というnanoSIMサイズの新しいメモリーカードを装着することもできます。

 

↑DSDVに対応。ただし、2枚目のSIMはNMカードとの排他利用

 

ほかにもGPSの性能が向上していたり、ワイヤレスで画面をテレビなどに投影してPCライクに使えたり、便利な機能がてんこ盛り。デュアルスピーカーを搭載し、IP68の防塵・防水にも対応。ワンセグとおサイフケータイに対応していないことを除けば、“ほぼ全部入りハイエンド”といえる仕様です。12万円前後と聞くと、「うわぁ、高っ!」と思っちゃうかもしれませんが、これだけの性能を備えているのですから、妥当な価格設定かもしれませんよ。