デジタル
2018/12/24 10:00

【2018年年末版】「プロジェクター」か「VR」か? 気軽な映像体験を実現する4機種をプロが辛口評価

<PCやゲーム機との接続なしでVRを気軽に楽しめる>

スタンドアローンVR

【その3】6軸の動きに対応する「6DoF」でVR空間を堪能できる

レノボ

Lenovo Mirage Solo with Daydream

5万30円

空間内の動きを把握する新技術「WorldSense」を採用。これにより自由度の高い動きに対応する「6DoF」のサポートを実現しました。Googleのプラットフォーム「Daydream」は、250以上のコンテンツを楽しめます。

SPEC●OS:Daydream2.0●解像度:2560×1440●バッテリー駆動時間:約3時間●質量:645g●トラッキング:6DoF●プロセッサー: APQ8098●メモリ:4GB●ストレージ:64GB●インターフェイス:USB Type-C●サイズ:W204.01×H179.86×D269.5㎜

 

【画質:A】

動きの速い映像も快適に視聴できる

高解像度ディスプレイは隅々まで明るく、歪みのないクッキリとした映像。動きの激しい映像でも残像はありません。

 

【音&臨場感】

多方面の動きに対応しリアルな映像を楽しめる

本体にヘッドホンを接続して使用。顔の向きや、前後・左右上下の動きにも対応するため、リアリティは◎。

 

【使い勝手】

コントローラーは少々慣れが必要

コントローラーはポインターの動きがブレがちで、操作にコツがいります。操作に対するレスポンス自体は速かったです。

 

【携帯性:C】

重さは気にならないがサイズの大きさが△

頭を固定するバンドがプラスチックなので折りたためず、持ち運びにくいです。ただし重さ自体は気になりませんでした。

 

【その4】軽量バンド&スピーカー内蔵の手軽なヘッドセット

Oculus

Oculus Go

2万3800円(32GB)〜

視野角が広く、透明度の高いレンズでクリアな映像を楽しめます。本体は通気性に優れた素材で、長時間でも快適に使用可能。タッチセンサーを搭載するコントローラーおよび眼鏡スペーサーが付属します。

SPEC●OS:Android●解像度:2560×1440●バッテリー駆動時間:約1.5~2時間●質量:468g●トラッキング3DoF●プロセッサー: Snapdragon 821●ストレージ:32GB/64GB●インターフェイス:MicroUSB ●サイズ:W190×H105×D115㎜

 

【画質:A】

明るくクッキリした映像を見られる

輪郭がクッキリ。画面は明るく、色合いも濃い。プロジェクターのように、辺縁部の映像が暗くなることもありません。

 

【音&臨場感:A】

スピーカー内蔵でリアルな音を体感できる

内蔵スピーカーの音質がよく、まさに現場で聴いているようなリアルさ。VR映像は頭の向きと同期してくれます。

 

【使い勝手:A】

アプリの追加などはスマホからも可能

コントローラーは意図した場所を確実に指せました。アプリの検索やインストールをスマホからできるのも便利。

 

【携帯性:B】

バンドが柔らかい素材でかさばらない点が◎

小さくはありませんが、スピーカー内蔵なので本体とコントローラーだけ持ち運べば済みます。バンドがゴム製で収納しやすいです。

 

【結論!】

2Dの映像を楽しむならプロジェクターが快適

モバイルプロジェクター陣営はいずれも携帯性が高く、画質も映画などを手軽に楽しむ目的なら十分な結果。一方のVR機器での視聴は、個人差はあるが30分ほどで疲労してしまいます。長時間の視聴ならプロジェクターが快適でしょう。

【イチオシはコレ!】

Anker

Nebula Capsule Pro

色が濃く、100インチでもクッキリ見える精細性もあり、大画面を高画質で楽しめました。スピーカーの内蔵や、スマホやPCの画面をワイヤレスで投映可能な点など、機能的にも魅力大。今後の対応動画サービス増加にも期待したいです。

 

【VRコンテンツを堪能したいならコレもアリ!】

Oculus

Oculus Go

VR対応の動画やゲームを楽しむならコレ。比較的低価格で本体も軽め、さらに臨場感も高いです。スピーカー内蔵なので使うたびにイヤホンを接続する手間がない点も便利。無料のVRコンテンツも増えているので、買ってすぐに楽しめます。

  1. 1
  2. 2