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2018/12/24 17:00

【2018年年末版】「タブレット」か「2in1PC」か? 「持ち歩き端末」で選ぶべき機種を専門家が判定

2018年冬、モバイル向けOSを搭載するタブレットとWindows搭載の小型PC、持ち歩く端末はどちらを選ぶべき? ここでは、エンタメと仕事という2つの側面からその実力をA/B/Cの3段階で評価しました。

 

【テスト概要】

1.エンタメ性

写真表示時や動画再生時の画質や精細さ、色の再現性などをチェック。また、スピーカーの音質も確認しました。テスト写真は、ディスプレイに表示した画像を撮影したものを掲載しています。

2.拡張性

外部接続端子の種類や数、カードスロットの有無や数、使いやすさなど、外部機器との接続のしやすさをチェック。ワイヤレスでの外部機器接続機能についてもチェックしました。

3.入力性

各端末の専用ペンを使い、手書き入力対応アプリで文字を書いたときの精度や書きやすさをチェック。PCについてはキーボードの入力性やトラックパッドの使い勝手も確認しました。

4.携帯性

テストでは、本体とペンをあわせた重さを実際に計測。付属品を含めて持ち歩く場合の携帯しやすさをチェックしました。外出時の利用で重要となるバッテリーもちについても確認。

 

【テストした人】

テクニカルライター 湯浅顕人さん

PC&AVのライター。常に持ち歩けて文章にコメントを入れられるペン対応の2 in 1 PCを愛用しています。

 

着脱式キーボードとペン入力は定番の仕様に

外出先でも使いやすいモバイル端末の選択肢は、iOSやAndroidなどのモバイル向けOSを搭載したタブレットと、Windowsを搭載した小型軽量なモバイルPCに大別できます。

 

iOS/Androidは、文書作成やファイル管理のアプリが充実したことでPC的な使い方ができるように進化を遂げており、Windowsはタッチ操作に最適化された「タブレットモード」を利用することで、タブレット的な使い方が可能になっています。これらの進化によって、タブレットとモバイルPCの境界は薄くなっていますが、それでもファイル管理のしやすさの点から、仕事に使うならPCがまだ有利といえます。一方で、エンタメ用途での利用では両陣営に大きな差はなく、使いやすさではむしろiOS/Android陣営に分があるでしょう。

 

今回テストした機種では、ファーウェイ以外が着脱可能なキーボードを用意しており、近年人気のペン入力はすべての機種が対応。ただし、キーボードやペンが本体に付属するか別売りになるかについては、各社の違いが表れました。

 

これらの違いを踏まえながら、エンタメおよび仕事での利用を想定した使いやすさを比較しました。

 

<アクセサリーも豊富に揃うiOS&Android搭載端末編>

【その1】お手頃価格で定番化したApple Pencil対応iPad

Apple

iPad

4万824円(32GB)、5万2704円(128GB)

Retinaディスプレイ搭載の9.7インチタブレット。プロセッサーはiPhone 7と同等のA10 Fusionを採用。3.5㎜ヘッドホンジャックを備え、ロック解除はTouch IDを使用。別売りのApple Pencil(1万1664円)に対応しています。

SPEC●OS:iOS 12●バッテリー駆動:最大10時間●質量:469g●プロセッサー:A10 Fusion●ディスプレイ:9.7インチ(2045×1536ドット)●ストレージ:32GB/128GB●サイズW240×H7.5×D169.5㎜

 

【エンタメ性:B】

高精細な画質で映像を楽しめる

画質は高精細ですが、緑色系の濃さがもう少し欲しいところ。横方向だと2つのスピーカーが左右どちらかに偏ってしまうのが残念。

 

【拡張性:C】

外部接続端子は少ないがワイヤレス接続が可能

現在主流のUSB Type-C端子やmicroSDカードスロットがありません。「AirPlay」を使えば、ワイヤレスで対応機器での音楽・動画再生が可能。

 

【入力性:A】

まるで紙とペンのようなスムーズな描画ができる

描画は遅延もなく精密に認識され、紙とペンのような感覚。手の平の接触を無視する機能により、描くときの姿勢が楽な点も◎。

 

【携帯性:A】

最大10時間使用可能で持ち歩きにも安心

本体+ペンの計測値は495gと軽いうえ、本体が薄い。Wi-Fiをオンにしていても、最大10時間使用可能なので長時間の持ち歩きも安心です。

 

【その2】4つのスピーカーで高品質のサウンドを楽しめる

ファーウェイ

HUAWEI MediaPad M5 Pro

実売価格5万8150円

約10.8インチの2Kディスプレイを搭載したAndroidタブレット。専用タッチペン「HUAWEI M-Pen」が付属し、対応アプリでは筆圧・傾きを認識したペン入力が可能。4基のスピーカーを搭載し、幅広い音域を再現可能です。

SPEC●OS:Android8.0●バッテリー駆動:非公開●質量:約500g●プロセッサー:HUAWEI Kirin 960●ディスプレイ:約10.8インチ(2560×1600ドット)●ストレージ:64GB●サイズ:約W258.7×H171.8×D7.3㎜

 

【エンタメ性:A】

高精細な大画面と重厚なサウンドが魅力

大画面ながら高精細さを保っています。黒も引き締まっており、発色も濃いです。音には広がりがあり、重厚なサウンドを楽しめます。

 

【拡張性:B】

ヘッドホンはUSB-Cから変換プラグ経由で接続

USB Type-C端子とmicroSDスロット、キーボード接続用端子を装備。ヘッドフォン端子はなく、変換プラグ経由でType-C端子に接続します。

 

【入力性:B】

わずかな遅れはあるが文字認識は正確

ペンは描画操作に対して実際の描画がわずかに遅れます。内蔵メモアプリ「Nebo for Huawei」での文字認識は正確で早く、快適でした。

 

【携帯性:A】

3時間弱でフル充電できる急速充電対応がうれしい

本体+ペンの計測値は526g。画面サイズを考えれば、ペンを含めても軽いといえます。約2.9時間でフル充電可能な急速充電も便利です。

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