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2019/7/2 21:30

今こそフラッグシップスマホの買い時? 5大Andoridスマホの特徴から見える最新トレンド

今回は、一挙に出揃ったAndroidスマホの主力モデルをまとめてご紹介。見ているだけでもワクワクするような、最先端技術の結晶たちです。特にソニーの起死回生を賭けた一台とGalaxyの10周年記念端末は要注目です。

 

モバイルライター
井上 晃さん
スマホや格安SIMなど、最新モバイル事情に精通するライター。雑誌やウェブメディアを中心に活躍中。

 

カメラとディスプレイに先進テクノロジーを投入

今日のスマホは、これまでにない最先端技術がいち早く投入される製品カテゴリとなっています。今夏登場する旗艦クラスのAndroid端末も、そうした新テクノロジーが盛り込まれたモデルばかりです。

 

P30 Proは10倍ズームに対応するなど、カメラ性能にアドバンテージがあります。一方、Galaxy S10、AQUOS R3、Xperia 1の3機種は、色域であったり、解像度であったりと、それぞれのアピールポイントは異なりますが、いずれ劣らぬ先進的なディスプレイ技術が用いられています。

 

日本では、5Gの本格的導入は2020年以降と、まだ少し先の話。このタイミングで、過去最高に完成度を高めたフラッグシップ端末に乗り換えるのは十分アリな選択です。

 

【TOPIC】ドコモも分離プランを本格導入!

今秋、通信料と端末価格を分ける分離プランが義務化。これを受け、ドコモは6月1日から、定額制のギガホと段階制のギガライトという、シンプルな料金プランを導入しました。ここに各種割引を駆使することも可能です。

 

【プラン名】

<ギガホ>

月額料金:6980円、容量:30GB、超過後速度:1Mbs

 

<ギガライト>

月額料金:2980~5980円、容量:1/3/5/7GB(段階制)、超過後速度:1Mbps(7GB以降)

 

 

【その1】ライカ印のクアッドカメラは10倍ハイブリッドズームに対応!

ファーウェイ

HUAWEI P30 Pro

ライカ銘を冠するクアッドカメラを搭載した6.5インチ有機ELモデル。約2000万画素の超広角カメラ、約4000万画素の広角カメラ、約800万画素の5倍光学ズームと深度測定カメラからなり、画質を落とさず10倍のハイブリッドズームが行えます。光学式手ブレ補正にも対応しました。

SPEC●OS:Android 9●プロセッサー:Kirin 980●メモリ:6GB●ストレージ:約128GB●サイズ/質量:約W73×H158×D8.6㎜/約192g

 

↑背面左上に並ぶカメラ。最下段が5倍ズームカメラで、スリムさを保つため、プリズムで光を折り曲げる屈曲光学系を採用しました

 

↑トレンド機能のディスプレイ指紋認証にも対応。ディスプレイ面下部の中央で指紋認証が可能で、必要に応じてエリアを表示します

 

↑両面ともエッジ部分が湾曲したデザイン。グラデカラーも美しいです

 

【ココに注目!】

カメラの高度な活用で高画質ズームを実現!

最大の魅力はやはりハイブリッドズーム。焦点距離27㎜と125㎜のカメラで、3倍までは前者を、5倍〜50倍では後者を、そして3倍〜5倍だと両者の画像を合成するという仕組みで、高画質ズームを実現しています。

 

【その2】パンチホールディスプレイだから超高画質有機ELをフル活用できる!

Galaxy

Galaxy S10+

実売価格12万960円

右上の穴部分にインカメラを集約した6.4インチ端末。ダイナミックAMOLED方式のディスプレイは、スマホで初めてHDR10+の認証を取得しており、色彩や階調再現に優れるほか、凹凸を認識可能な超音波式指紋センサーも内蔵します。

SPEC●OS:Android 9●プロセッサー:Snapdragon 855●メモリ:8GB●ストレージ:約128GB●サイズ/質量:約W74×H158×D7.8㎜/約175g

 

↑画面サイズやカメラなどの違いで、6.1インチのS10、5.8インチのS10eなどもラインナップ。海外では5G対応モデルも用意されます

 

↑PowerShare機能に対応し、ワイヤレス充電に対応した他端末に給電できます。S10+が搭載するバッテリーは4000mAhと大容量

 

↑望遠、広角、超広角のトリプルカメラを搭載。広角はF1.5を実現

 

【ココに注目!】

没入感の高い画面と実用的なカメラが魅力

「Infinity-O」と称するパンチホールディスプレイ仕様になったことで、大画面を生かしたビューワーとして、より活用できます。123°の広角撮影や効きの良い動画手ブレ補正にも対応し、カメラ好きも要チェックです。

 

 

【その3】10億色表示に対応し、輝度は従来比約2倍!動きにも強いPro IGZO搭載

【Androidスマホ】

シャープ

AQUOS R3

実売価格9万9360円

従来比約2倍の明るさで、10億色以上を表示可能な10bit表示に対応した6.2インチのPro IGZOを採用。明るい屋外でも画面を視認しやすい「アウトドアビュー」機能も搭載します。前機種同様、カメラは静止画用と動画用のデュアル構成。

SPEC●OS:Android 9●プロセッサー:Snapdragon 855●メモリ:6GB●ストレージ:約128GB●サイズ/質量:約W74×H156×D8.9㎜/約185g

 

↑第5世代となるIGZO液晶は、10億色表示に対応しつつ、省電力化も実現。120Hz駆動で、残像感を抑えた映像の動きを楽しめます

 

↑独自のサーモマネジメントシステムにより、放熱性がさらに進化。高負荷な動画鑑賞時やゲームプレイ時も熱くなりにくく、快適です

 

↑動画用カメラは4画素を束ねることで、4倍の光を取り込めます

 

【ココに注目!】

動画にも静止画にも独自の機能が満載!

1本の撮影動画から印象的なシーンを自動で選び、15秒のダイジェストにする「AIライブストーリー」機能など、独自のアイデアが面白い。複数カットを合成して被写体ブレを抑える静止画向け機能も魅力大です。

 

 

【その4】21:9の4K有機ELディスプレイで自由自在のマルチウィンドウに対応

ソニーモバイル

Xperia 1

実売予想価格11万2320円

スマホで初めて4K HDR対応有機ELディスプレイを搭載。21:9と縦長な6.5インチ仕様で、画面を2分割するマルチウィンドウ機能を快適に使用できます。3.25倍の光学ズームが可能なトリプルカメラを装備し、瞳AFもサポートします。

SPEC●OS:Android 9●プロセッサー:Snapdragon 855●メモリ:6GB●ストレージ:約64GB●サイズ/質量:約W72×H167×D8.2㎜/約178g

 

↑同社の一眼αシリーズで人気の瞳AF機能に、スマホで初めて対応。被写体の瞳に自動でピントが合います

 

↑映画用カメラ開発チームが監修した動画撮影アプリ「シネマプロ」を搭載。映画的色調が得られます

 

↑シリーズ初のトリプルカメラ。広角、望遠、超広角という構成です

 

【ココに注目!】

縦長画面を生かした操作性は可能性大

21:9の画面は、ビューワーとして優秀で、ゲーム用途にも◎。マルチウィンドウにより、ゲームをしつつブラウジングも可能です。ゲームプレイ中の画面を手軽に録画できる「ゲームエンハンサー」機能もユニーク。