デジタル
2019/6/14 21:00

あの「傑作ボタン」がパワーアップして登場! その進化はとどまることを知らないーー「Flic 2」

スマートフォンにしてもタブレットにしても、新しいコンセプトを打ち出したプロダクトが最初から完璧なことはまずないでしょう。発売後にアーリーアダプターたちから様々なフィードバックが寄せられ、改良を重ねて、より完ぺきへと近づいていくわけです。

 

そんなふうに進化しているのが「Flic」。約4年前にIndiegogoで成功したFlicは、家のなかのスイッチをボタンひとつに割り当てることができるというものでした。何でもかんでもアプリでコントロールするというトレンドの影響でアプリが飽和状態になりつつあったなか、物理的にもシンプルな動作で、照明やステレオ、テレビなど様々な家電を操作することができるFlicは大きな注目を集めていましたね。

その後、2年ほど経って開発者たちが次に作ったのが「Flic Hub」。それまではスマートホン経由でデバイスとつながっていたFlicも、Hubを自宅に設置してHub経由で接続することで、スマホなしでもボタン操作ができるようになったのでした。

 

未来の家はもうすぐそこ! ボタン1つでスマートホームガジェットを操る「Flic Hub」で自宅はますます快適に

 

そんなFlicに第2世代バージョンが登場しました。その名も「Flic 2」。話題を呼んだ初代の基本性能はそのままに、より利便性を高めるための改良が数多く加えられています。

 

開発チームはFlicの魅力を端的にこう表現しています。「話さなくていい。スワイプしなくていい。ロック解除しなくていい。ただボタンを押すだけ!」

 

アプリで操作するタイプのプロダクトは、スマホが手元にないといけないうえ、スマホ自体のロック解除やアプリ起動など、結構面倒なんですよね。しかし、Flicの場合は壁やナイトスタンド、テーブルなどに設置したボタンをポチっと押すだけで照明が付き、コーヒーメーカーがコーヒーを作り始め、ラジオが流れ、天気予報が流れるといった具合に複数の異なるデバイスが決められたルーチン動作を始めてくれるわけです。

それでは、Flic 2は初代からどう進化したのでしょうか? たくさんある改善点のうち、重要なものを4つ紹介します。

 

①どんな表面にもくっつく

ひょっとしたらこれが一番大きな改善点かもしれません。微小な吸盤デザインを採用し、壁、デスク、天井、冷蔵庫など様々な表面にそのままくっつくようになっています。しかも粘着性ではないので、剥がした後にベタつきません。吸盤パッド部分は水洗いすることで吸着力を回復するそう。ユーザーにとって一番便利な場所にくっつけることができるのはうれしいですよね。

 

②金属クリップでカバンやキーチェーンにも装着

Flic 2自体をはめ込む金属製のクリップ/ケースを使うことで、キーチェーンやカバン、服の襟などにくっつけて携帯することができます。電話の応答や持ち歩くデバイスのスイッチなどにも使えるわけですね。

 

③ステータスを3色LEDでお知らせ

緑、黄色、赤の3色のLEDライトを使って、Flic 2自体が光るようになりました。指定したコマンドが成功すれば緑色、待機状態であれば黄色、うまく動作しなければ赤といった具合にステータスを教えてくれます。

 

④オープンプラットフォームに

Flic 2のアプリがオープンになったため、ディベロッパーたちはFlicに使えるアプリを開発し、それをほかのユーザーとシェアできるようになりました。また、Flicに対応していれば、それ経由でほかのアプリにもアクセスできるようになり、コントロールできるデバイスが一気に広がりました。

Kickstarterのページには数百のコメントが書き込まれています。「3.5mmジャックがなんであるの? スピーカーをつないだりできるのかな」というバッカ―の質問に対して、開発チームは「はい。スピーカーにつないでドアベルのように使うこともできます」と回答。「ガレージのドアを開くことはできる?」という別の質問には、「GarageioとGagogateはIFTTT経由で開くことができます」と答えています。「Apple HomeKitとの統合に取り組んでいるのは(Appleユーザーとしては)本当にうれしい」という声もあります。

本キャンペーンは6月21日で終了しますが、Flic 2は既に目標金額の10倍にもなる5400万円以上を集めています。Flic 2の価格は1個で約2700円(日本への配送は550円ほどの配送料が別途必要)、4個セットで約9200円です。1個でもあれば十分、朝晩のルーチンを効率化してくれそうですよね。発送は今年9月の予定。Flicはまだまだ進化していきそうです。