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2017/3/30 22:15

【ムーUMA情報】「ネッシー」の存在はもう常識なのか? 著名なフェイク「外科医の写真」を含む画像を一挙公開!

ビッグフットが陸界UMAの王であるなら、海棲UMAの王は間違いなく「ネッシー」である。いや、目撃報告や遭遇事件などの数からして、UMAというカテゴリーの中で最も著名なUMAだといえる。棲息しているとされているのは、イギリス・スコットランドに横たわる「ネス湖」だ。

 

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古い書物に記された謎の巨大水棲獣

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●生態データ
・目撃場所・棲息地=イギリス・スコットランドのネス湖
・推定体長=10~20メートル。
・外見の特徴=ヘビのように長い首。小さな頭部には2本の触角がある。背にはタテガミやコブがあるという目撃情報もある。体色は灰色、茶褐色、赤褐色など、皮膚は滑らかに光るタイプと、ゾウのようにキメの粗いタイプが確認されている。
・その他=泳ぐ速度は時速約30~60キロ。目撃は夏季、夜間が多い。ネッシーが草の茂みの間を抜けて湖に下りていった、沿岸道路上をよぎっていったなどの証言があり、水陸両生とも考えられる。

 

最古の記録は「聖コロンバの生涯」という565年に記された書物に登場する。アイルランドの聖職者であるコロンバとその一行がネス湖にやってきたとき、現地の人々から「湖を泳いで渡ろうとすると、怪物が現れて食い殺される」、という話を聞いた。そこでコロンバが従者に対岸まで渡るように命じると、泳ぐ水音を聞きつけた怪物が姿を現した。その瞬間、コロンバが手で十字架をかたどり、「止まれ! その男に近づくな、すぐに立ち去れ!」と叫んだ。すると、怪物はコロンバの声に恐れおののき、湖中に姿を消したという。

 

だが、この怪物は長期にわたって姿を現し続けていたのだろう。コロンバの遭遇事件以後も、同じような出現記録が残されている。

 

目撃が増加した1933年、ネッシーの姿が撮影された!!

しかし、ネス湖の怪物がリアルな存在となったのは1933年以降のことだ。ネス湖周辺に国道が開通。多くの人々がネス湖を訪れるようになり、目撃報告が激増したのだ。この1933年は「ネッシー元年」と呼ぶにふさわしく、数々の目撃事件が相次いだ。その第1号が「ジョン&ドナルディナ・マッケイ夫妻目撃事件」である。

 

同年3月のある日、ネス湖近くでホテルを経営するマッケイ夫妻は、開通したての国道を散歩していた。そのとき、妻のドナルディナが、湖の中央付近の水面が揺れ、その辺りの湖面だけ波がたっているのを発見した。

 

その光景は、夫ジョンが見ても不自然だった。なぜなら、波がたつ=風が吹くのに、そのときは無風だった。そもそも、風が吹けば、湖全体が波立つはずだからだ。夫妻はその場に立ち止まり、しばらく様子を見ていると、波の中心部分に黒いコブのようなものが動いていた。湖面で息づくように上下する黒いコブは、その後、波紋とともに静かに消えていったという。

 

この目撃事件は地元の新聞で報道され、「ネス湖にコブを持つ巨大海獣がいる」というニュースは、世界中に知れわたることになった。現代まで続くネッシー騒動が、ここから始まったのである。

 

また、同年11月12日の朝、会社員のヒュー・グレイがネス湖の怪物を撮影するべく、カメラを片手にネス湖に注ぐフォイヤーズの川の近くを歩いていた。すると、全長約12メートルあまり、丸みを帯びた背をもつネッシーが目の前に現れた。グレイは、ネッシーが姿を消すまでの1~2分の間に5枚のシャッターを切ることに成功した。

↑1933年11月12日、会社員ヒュー・グレイが撮影したネッシーの姿
↑1933年11月12日、会社員ヒュー・グレイが撮影したネッシーの姿

 

この写真は、フィルムメーカーの鑑定を受け、人の手による加工の跡はいっさいない、と認められている。

 

続々と撮影される水棲獣ネッシーの姿!!

ヒュー・グレイが撮影したネッシーの写真は、新聞各紙で公開され、一大センセーションを巻き起こした。同時に、写真が不鮮明だったことが「もっとはっきりした姿を撮ってやる」という人々の気持ちを駆り立て、怪物を撮影しようとする人がネス湖に押し寄せた。以来、さまざまなネッシーの写真が世間に流布するようになる。

 

とりわけ有名なのが、1934年4月に外科医ロバート・ケネス・ウィルソンが撮影した通称「外科医の写真」である。

↑1934年4月にロバート・ケネス・ウィルソンが撮影したネッシー。通称「外科医の写真」といわれ、後にフェイク写真であることを関係者が暴露した
↑1934年4月にロバート・ケネス・ウィルソンが撮影したネッシー。通称「外科医の写真」といわれ、後にフェイク写真であることを関係者が暴露した

 

湖面に突き出たネッシーを捉えた衝撃的な写真だが、「波の大きさに対してネッシーが小さい」と、本物かどうか真贋論争が巻き起こった。が、その答えは、1993年に判明。ロバートの関係者が、「潜水艦の模型だった」と暴露したのである。なんでも、当時、大騒ぎになってしまったため、真実を伝えることができなかったらしい。

 

では、姿をはっきりと捉えた写真で「本物」とされるものがないのか? いや、しっかりと存在する。特に信憑性が高いといわれるのが、1955年7月29日にフランク・A・マグナブが撮影した「背の写真」である。

↑1955年7月29日にフランク・A・マグナブが撮影したネッシーの背の写真
↑1955年7月29日にフランク・A・マグナブが撮影したネッシーの背の写真

 

この写真は、ネス湖にある「アーカート城跡」というネッシーの最多目撃地点から撮影されたもので、写っている城と比較すると全長15メートルと推定される。

 

また、1960年5月27日には博物学者ピーター・オコンナーがネッシーを至近距離から撮影することに成功した。

↑1960年5月27日に博物学者ピーター・オコンナーが至近距離から撮影したネッシー。全体像がわかる写真はめったにないため、貴重な一枚だといえる
↑1960年5月27日に博物学者ピーター・オコンナーが至近距離から撮影したネッシー。全体像がわかる写真はめったにないため、貴重な一枚だといえる

 

学術調査で解き明かされたネッシーの正体

これまでにあげられた目撃報告や写真が存在が、学者の目に止まり、1972年に、ロバート・ラインズ博士を団長に「ボストン応用化学アカデミー調査団」が結成され、ネッシーの学術的調査が行われた。

 

博士らは、最も目撃が多い8月に、水中撮影カメラと水中音波探知機を用いて調査を開始した。すると、音波探知機を操作していた団員が、探知機に写った巨大な「何か」に気付いた。このとき、その地点で撮影された水中カメラの写真には、50センチ以上のヒレ状の物体が写っていた。

↑1933年11月12日、会社員ヒュー・グレイが撮影したネッシーの姿

さらに1975年6月、ラインズ博士らが再び調査を再開。この調査では、ネッシーの存在を示す決定的な写真が撮影された。それがこれだ。

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長い首に小さな頭、丸みを帯びた巨大な体とヒレを持つ怪物。まさしくネッシーの姿である。

 

こうした成果によって、ネッシーの正体は中生代ジュラ紀(約2億~1億4500万年前)の海棲爬虫類プレシオサウルスの生き残りではないかと考えられるようになった。

 

それを裏づけるかのように、2003年3月には、イギリスの海岸でプレシオサウルスの背骨の化石が発見されている。また、2004年9月には、イギリスの海岸でネッシーのような小さな生物の死骸が漂着。ネッシーの幼体ではないかと考えられている。

 

今現在も、ネス湖ではネッシーの目撃報告は絶えない。ネッシーは本当にプレシオサウルスの生き残りなのか!? 正体は不明だが、スコットランドの巨大なネス湖に、未知の巨大生物がいることはまちがいないだろう。

 

文=並木伸一郎

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