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2017/4/10 15:00

「エヴァンゲリオン」公開延期の歴史ーー2008年に完結予定が延期を重ね2017年現在も未定の状態に

4月5日、「エヴァンゲリオン」シリーズなどを手がけるカラーが、公式Twitterで「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を制作中だと明かした。半ばあきらめ状態だったファンに舞い込んだ突然の朗報に、SNSなどネット上では歓喜の雄たけびが上がっているが、一体ファンはどれほど新作を待っているのだろうか。これまでの経緯を振り返ってみたい。

 

2008年完結の予定が……

「エヴァンゲリオン」シリーズの新作劇場版の制作が発表されたのは、アニメ雑誌「ニュータイプ」の2006年10月号。前編、中編、後編、完結編(全て仮題)の全4部作で、公開日はそれぞれ前編は2007年初夏、中編は2008年陽春、後編と完結編は同時上映で2008年初夏とアナウンスされていた。

 

そして2007年9月1日に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(1.0)が公開され、予定通りの快調なスタートを切った。全国84スクリーンの公開にも関わらず興収ランキングでは1位となり、100スクリーン以下の公開規模で1位を記録した例は本作が初めてという快挙も達成。最終興行収入は20億円を記録した。

 

発表から2年後、早速の延期が決定!

ところが「序」の公開前にさっそくトラブルが起こっていた。アニメ情報誌「月刊ニュータイプ」の2007年6月号では、2作目に当たる「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」が2008年公開予定、3作目4作目に当たる「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:急」+「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:?」が公開日未定と掲載されたのだ。

 

だが、これもまた変更され、2008年10月に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の公式サイトがオープンし、「2009年初夏公開」と発表して堂々延期が決定。結果的に2009年6月27日に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(2.0)が公開された。そして、この頃に次作のタイトルが「急」から「Q Quickning」になると告げられた。

 

それからさらに月日は流れ、2011年8月に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が2012年秋公開予定と発表され、2012年1月1日には「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:?」が2013年に公開予定と発表。その後、2012年11月17日に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(3.0)が公開された。ここで次作のタイトルが「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」と発表されたが、公開時期についての記述は削除されていた。

 

声優も愚痴を漏らす事態に? 庵野監督の言葉は……

そして、またもや大分月日は流れ、2014年6月には同シリーズで主人公・碇シンジの声を務める声優の緒方恵美が「オレ(中の人)が次に乗る(収録する)のは、いったいいつになるのか…(遠い目)←」なんてツイートをする事態に発展。

 

さらに、2015年4月に同シリーズで監督を務める庵野秀明が「ゴジラ」シリーズ新作映画(後の「シン・ゴジラ」)の総監督・プロデューサーに就任したと発表される。このとき、庵野監督はエヴァについて「なんとか進められている」「今しばらくの時間をいただければ」とコメント。2016年7月には「シン・ゴジラ」の完成報告会で、再び庵野監督が「長らくお待たせしてしまってファンの皆さんには深くお詫びします。申し訳ないです」と話していた。

 

そうして2017年4月5日、カラーが新作を制作中だと発表したのだった。こういった経緯があったので「東京オリンピックまでには頼みます」「監督逃げちゃだめだよ」「待つことにはもう慣れた」といった声が上がっているが、はたして公開はいつになるのだろうか。楽しみは膨らむばかりだが、何はともあれ続報に期待したい。