エンタメ
2017/5/18 11:10

「世界に誇れる日本のキャラクター」1位のドラえもん、実際の海外での人気はどのくらい?

2017年5月18日より、日本航空(JAL)が中国線で「ドラえもん」の特別塗装機の運航を開始した。このタイアップは昨年から引き続いており、「ドラえもん」ファンは「ディズニーには及ばないけど、純日本産で世界でも人気のあるコンテンツとして、ドラえもんにはもっともっと活躍してほしいな」「ドラえもんは、日本アニメの一流ブランドの1つ。世界にもっと羽ばたいて」と、海外人気上昇の期待の声をあげている。

出典画像:日本航空 – DORAEMON CAMPAIGNより

 

日本人が期待を寄せるのは海外でのドラえもん人気?

実は「ドラえもん」は「世界に誇れる日本のキャラクター」で断トツの1位。2016年9月20日に、J-WAVEが3446名のリスナー会員に「世界に誇れる日本のキャラクターといえば?」というアンケート調査をおこなったところ、「ドラえもん」が37%で1位。2位の「キティちゃん」(15%)にダブルスコア以上の差をつけている。その後、3位に14%で「ピカチュウ」、4位に13%で「マリオ」、5位に10%で「ゴジラ」、6位に6%で「キャプテン翼」、7位に5%で「孫悟空(ドラゴンボール)」と続いた。

 

これに対してはさまざまな声が続出し、「中国ではドラえもんとキティの人気が圧倒的だからな」「ドラえもんはほとんどアジア人気だけじゃない?」「欧米ならマリオ、ポケモン、ドラゴンボール、ナルトあたりが知名度高いだろ」と、世界とひと括りにいっても場所によって人気が違うとの見解が寄せられた。

 

この意見は正しいようで、2016年のリオデジャネイロ・オリンピック閉会式に、東京オリンピックのプレゼンテーション映像が流れた際、そこで登場したマリオとドラえもんに対し世界中で異なる反応が起こっていた。「ドラえもんって有名かな? 名前を知ってる程度でマリオと同等とは思えない」「ベトナムやスペインでは有名だし、アメリカでもいつも放送やってるし知名度は高いと思うよ」「バンクーバー生まれの俺の意見ではドラえもんはかなり有名だ」といわれていたという。

 

海外でのドラえもんの知名度は?

2017年2月には、新聞通信調査会がアメリカ、イギリス、フランス、中国、韓国、タイの6か国で「知っている日本人」について世論調査をしていた。ここで漫画&アニメ関係者の名前が挙がったのは、アメリカで8位に宮崎 駿、イギリスはなし、フランスで3位にナルト、4位に宮崎駿、8位に同率で鳥山 明とピカチュウ、中国で3位に宮崎 駿、韓国はなし、タイで2位にドラえもん、9位に野比のび太だった。確かにアジア……、というかタイでドラえもんの強さは圧倒的だ。

 

だが、ドラえもんはアジアだけの人気ではないそうで、スペインでは実際の猫に青い服を着せてタケコプターを付けたCMが放映されたり、イタリアではドラえもんの影響でどら焼きが子どもたちの憧れになっていたりするそう。はたして、2020年の東京オリンピックではどんなキャラクターが採用されるのだろうか。