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2017/5/31 14:00

劇場版「名探偵コナン」大ヒットの理由とは? 4年で興収約30億円アップの驚異的な記録の秘訣に迫る

現在公開中の映画「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」が、公開44日間で動員数が約494万8400人、興行収入が63億5000万円を突破した。ここ最近の映画「名探偵コナン」シリーズの快進撃には、各方面で驚きと称賛の声が続出している。

出典画像:劇場版「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」公式サイトより。
出典画像:劇場版「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」公式サイトより

 

4年で興収約30億円アップの大躍進!

映画「名探偵コナン」シリーズは、2013年に公開されたシリーズ第17作目「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」から5年連続で最高記録を更新中。過去5年の興収は下記のようになっている。

 

●第17作目「絶海の探偵(プライベート・アイ)」36.3億円

●第18作目「異次元の狙撃手(スナイパー)」41.1億円

●第19作目「業火の向日葵(ひまわり)」44.8億円

●第20作目「純黒の悪夢(ナイトメア)」63.3億円

●第21作目「から紅の恋歌(ラブレター)」63.5億円(現在も更新中)

 

毎年記録を更新していることが凄いのはもちろん、その更新額もこの4年で約30億円アップととてつもない数字だ。しかし、いままでの勢いが凄まじかったとはいえ、今年も例年通り記録を更新するとはファンですら予測できなかったらしい。

 

というのも前作の「純黒の悪夢(ナイトメア)」は、シリーズの根幹に関わる「黒の組織」が登場するストーリー。アニメをあまり見ない原作派のファンでも「純黒の悪夢(ナイトメア)」は必見の作品だったようで、これまでになく大ヒットしたと推測されていたのだ。

 

実際のところ、第17作目「絶海の探偵(プライベート・アイ)」が記録を更新するまで、映画「名探偵コナン」シリーズで最高記録を誇っていたのは、黒の組織が登場した第13作目の「漆黒の追跡者(チェイサー)」(35.0億円)だった。この「漆黒の追跡者(チェイサー)」が公開されたときも、前作にあたる第12作目「戦慄の楽譜(フルスコア)」の24.2億円から急上昇している。

 

そのため、今回の記録に「まさか『純黒』を抜くなんて……」「正直去年の大ヒットでコナンは打ち止めだと思っていた」と驚きの声が上がっている。

 

映画「名探偵コナン」人気の理由とは?

5月12日に放送された朝の情報番組「ZIP!」では、なぜ映画「名探偵コナン」が人気なのかを聞き込み調査などでひも解いていた。それによると、3つに理由が関係しているようだ。

 

1つ目は、「劇場版ではサブキャラにスポットライトが当たる」こと。確かに「から紅の恋歌(ラブレター)」では服部平次が、「業火の向日葵(ひまわり)」では怪盗キッドが大活躍するなど、主人公のコナン以外にも見せ場が設けられている。

 

2つ目は、「相棒」「科捜研の女」などを手がける推理作家を起用したことで、「本格推理ドラマになっている」こと。これにより子どもから大人まで幅広い支持が得られているそうだ。

 

3つ目は、「女性人気が急上昇している」こと。同番組の調べでは、映画鑑賞者の女性率はおよそ7割で、なかでも10代~20代の女性ファンが増えているという。「から紅の恋歌(ラブレター)」は服部と遠山和葉のラブストーリーということもあって、「キュンキュンする!」と女性は心を掴まれていたようだ。

 

約20年もの歴史を持つ映画「名探偵コナン」シリーズが、ここにきて人気が大爆発するとは一体誰が予想できただろう。そして、この大躍進をどこまで伸ばしていくのか、今後の動向が楽しみだ。