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2017/6/15 11:50

ベジータが自分を殺したフリーザを擁護? 『ドラゴンボール超』ベジータの苦悩の日々が実に面白い!

6月11日に放送された『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)第94話「悪の帝王復活! 出迎える謎の刺客たち!?」で描かれたベジータの心の内が面白いと話題に。本来は誇り高きサイヤ人の王子であるが、いまではすっかりネタキャラになってしまっている。

出典画像:「ドラゴンボール超」公式‏Twitterより。
出典画像:「ドラゴンボール超」公式‏Twitterより

 

フリーザを擁護するベジータに同情の声

現在、同アニメでは存亡をかけた宇宙同士の戦いに備えて、孫悟空が10人のメンバー集めを行っている真っ最中。この結果、第7宇宙のメンバーは悟空、ベジータ、孫悟飯、ピッコロ、クリリン、亀仙人、天津飯、17号、18号、魔人ブウの10人に決定した。

 

ところが、戦いの数時間前にブウが寝てしまうというアクシデントが発生。ブウは一度寝るとどんなことをしてもしばらくは起きない傾向にあるので、急遽もう1人メンバーを集めなければいけなくなる。そこで悟空が提案したのが、地獄にいるフリーザ。占いババの能力で24時間だけフリーザを復活させてメンバーに加えるというのだ。この案に当然多くの人が反対したが、宇宙が消滅してしまう緊急事態なので仕方なく招集することに。

 

一方、そんな宇宙の危機が迫っていることを知らされていない、ベジータの息子・トランクスは、これからフリーザがやってくることを知ると疑問を抱き、「フリーザって死んじゃった超悪いやつだよね? そんなやつがくるのヤバくない?」と母親のブルマに尋ねる。ここでブルマが回答に困っていると、ベジータがすかさず登場。「フ、フリーザはな、いまは心を入れ替えてとってもいいやつなんだ」と嘘をついてトランクスを納得させるのだった。

 

しかしフリーザといえば、サイヤ人をこき使い、ベジータの故郷・惑星ベジータを破壊し、さらにベジータを殺したこともある、ベジータにとっては最も憎むべき相手。そのため、ベジータは心の中で、「なぜこの俺様が、フリーザの擁護なんかぁ…、くそったれがぁぁ~!」と叫ぶのだった。

 

その後、ベジータが落ちこんだ様子でイスに座る哀愁たっぷりな後ろ姿も描かれるとネット上で「ベジータがギャグ要員過ぎるwww」「さすがにフリーザは嫌だよな。ベジータも大変だなぁ(笑)」「フリーザの擁護して自己嫌悪に陥ってるベジータ笑える」「ベジータのフリーザへの憎しみは作中でも断トツトップだもんな」といった声が。

 

ベジータが送る苦悩の日々とは?

「ドラゴンボール」のキャラの中では、家族を大切にするなど意外と常識人に分類されるベジータ。そのため、新作アニメでは損な役回りをすることが多々ある。

 

例えば、破壊神ビルスが機嫌を害したときに、ご機嫌をとろうとダンスを踊ったり、鉢巻を巻いてたこ焼きを作るなどらしくないことを行っていた。

 

また、他の回でもアラレちゃんに吹っ飛ばされたり、生まれてくる娘の名前を考えたりなど、クールなベジータのイメージが壊れるシーンがいくつも見受けられる。はたして、今度はどんな手を使って視聴者を笑わせてくれるのか。ベジータの珍行動にはこれからも目が離せない。