今年1月にTVアニメ化され大ブレイクした人気コンテンツ「けものフレンズ」が、日本中央競馬会(JRA)とコラボ。6月30日にコラボサイトが正式オープンし、「かなり頑張ってるな!」と話題を呼んでいる。

コラボサイト「ウマのフレンズ」がオープン

「けものフレンズ」は世界のどこかにある「ジャパリパーク」を舞台に、サーバルキャットやアライグマなどの動物が擬人化されて登場する作品。今回のコラボでは、初となる“サラブレッド”の擬人化キャラクターとして、「サラブレッド くりげ」「サラブレッド あおかげ」「サラブレッド しろげ」の3人が追加された。コラボサイトには3人のプロフィールページが設けられ、「けものフレンズ」のコンセプトデザインを手掛けた吉崎観音による描き下ろしイラストも公開中だ。
また、「けものフレンズ」では各話のアイキャッチで、さまざまな動物園の飼育員が動物の生態について解説することでお馴染み。今回のコラボでは、東京競馬場の獣医師「ましたおにいさん」がサラブレッドの特徴を説明する動画が登場した。しかもアニメ版監督・たつきのTwitterでは、この動画をたつきが直々に手掛けたことも明かされていて、「久々に動物紹介の雰囲気を味わえて良かった…」と原作ファンも大満足のようす。
JRAコラボ始まりましたね!動物紹介動画作らせていただきましたー。サラブレッド格好良可愛いかったですよ…#けものフレンズ #JRA
https://t.co/uk1CoEshxE pic.twitter.com/ErGGJgYfpq— たつき/irodori (@irodori7) June 30, 2017
完成度の高すぎるコラボサイトに、ネット上では「ここまで全力投球したコラボサイトって中々ない」「ウマのフレンズたちが可愛すぎる!」「おにいさんのどうぶつかいせつもあるとか、クオリティすごいな!」と絶賛の声が上がっている。

ほかにも「ウマのトリビア」ページでは、馬の生態に関わる28項目にも及ぶ雑学を掲載。顔の柄によって馬を見分ける方法や、「耳を後ろに伏せる」のは怒っていて攻撃的なとき、「鼻を伸ばす」のはかゆい部分をかいてもらってうっとりしているときなど、馬の表情と気持ちを察する方法も解説されている。これには「ウマのトリビアがメチャクチャ読み応えあって面白かった!」「ウマのトリビアだけでも、コラボの価値があると思う」「充実しすぎててトリビアってレベルじゃない!」といった声が上がり、思わず読みふけってしまう人が続出しているようだ。
常に本気のJRAコラボ

JRAではこれまでにもアニメ作品とのコラボを度々行い、その“本気っぷり”が話題を呼んできた。2016年10月には女性層に大ヒットしたアニメ「おそ松さん」とのコラボとして、「走れ! おう松さん」という企画をスタート。アニメ版の声優が集まったオリジナル動画や描き下ろしイラストの限定グッズを販売したほか、TVアニメ特番が放送されるという展開も。
また、2012年には映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』とコラボした「JRA補完計画」という企画も展開された。同コラボでは作品に出てくる人型兵器「エヴァンゲリオン初号機」にそっくりな、“馬型最終決戦兵器”「ヱヴァインパクト」が登場。実在する騎手・武豊がアニメ化されて登場するCMも放送され、「シュールだけどカッコいい」「JRAはどこに行こうとしてるんだ!?」と話題を呼んでいた。