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2017/8/30 21:00

たった1日で興収予想が25億円も下がった映画「打ち上げ花火」ーー「君の名は。」との違いは?

8月18日に公開された、広瀬すずと菅田将暉らが声優を務めるアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の興行収入の動きがすさまじいと話題になっている。初日の記録的動員数が、直後の土日に急ブレーキがかかる異様な事態だったのだ。

出典画像:映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」公式サイトより。
出典画像:映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」公式サイトより

 

40億見込みから15億に大幅下方修正!

金曜日に公開された同作は、初日に13万3000人を動員、興収1億7000万円を記録するロケットスタートを成功させ、「興収40億円が視野に入る」と騒がれていた。この40億という数字は、7月28日の金曜日に公開され、既に興収21億円を突破している「君の膵臓をたべたい」の初日興収と比べて188%だったことから見込まれた数値とのこと。

 

これには「予想以上のヒットだな!」「大爆死するって騒いでいたやつ息してるか?」「まあ一般向けのアニメだからこれくらいはいきますな」とファンからよろこびの声があがり、口コミ次第では50億、60億と積み上げる可能性もあるという希望的観測もあった。

 

しかし、直後の土日2日間の累計は22万人動員、興収2億9500万円と失速し、3日間の合計は4億6000万円超え。これを受け、「映画.com」の予想では「興収15億円以上が見込める」と大幅な下方修正をされてしまった。平日の金曜日よりも、休日の土日の客足が伸びないことに驚く人は多いようで、「金曜日から土曜日の推移が右肩下がりってどういうことだよ」「あれ、40億って数字はどこに?」「ここまでの急ブレーキは珍しいな」といった動揺の声があがっている。

 

60億から250億見込みになった「君の名は。」との違い

失速の理由のひとつには口コミが関係しているようで、「Yahoo! 映画」のレビューは8月30日現在2.69点(5点満点)という評価になっている。一方「君の膵臓をたべたい」の評価は4.11点と高評価で、ここが初日からの伸びを大きく左右していると考えられる。

 

最終興収約250億円の大ヒット映画「君の名は。」も、初動の金・土・日曜日の3日間で記録したのは興収約12億。これもすさまじい記録であるが、それでも最初は「興収60億円を見込める」といわれたスタートのため250億という数字は予想外で、鑑賞者からの評判の高さがその後の伸びに影響したことは明白。「君の名は。」もまた、「Yahoo! 映画」のレビューで4.07点と大絶賛を受けている。

 

「宣伝すればヒットする」「お金かけて広告打てばヒットは作れる」といった声もあるが、やはり最終的には作品の出来が映画の記録を左右している模様。ネットで人の意見を簡単に聞けるようになった現代は、質がものをいう真っ当な競争を生み出しているのかもしれない。