千葉県・九十九里沿いにあるH海岸といえば、心霊スポット好きにはおなじみだろう。
1982年に不可解な連続焼死事件が起き、その死者に「44歳」という、これまた理由のない共通点があったことで知られている。
事件か祟りか?
以来、この浜辺は「地図から消された」ともいわれ、幽霊を目撃したという噂も絶えない。
これらエピソードのディテールについてはともかく、近隣がサーフィンや海水浴ができるエリアであるのに対し、このH海岸が遊泳禁止となっていることは事実だ。
ただし立ち入り禁止にはなっておらず、自由に入ることができるため、前述のような心霊スポットマニアの訪問が続いているというわけだ。
現場に行ってみれば、人気のない、かといって商業的、工業的にも利用されているわけでもなさそうな浜辺が広がっている光景は確かに、静かな無気味さを漂わせている。
そんな心霊スポットで撮影されてしまった、奇妙な写真を紹介しよう。

下半分が90度回転しており、写真右側の外国人男性の体が胸と膝のあたりでバラバラにされている。
パノラマ撮影などで顕著だが、撮影時にカメラが動いてしまうとこのような現象もありうる。
しかし撮影者いわく、この日は何枚も撮っており、パノラマ設定にはしていなかったという。それに明るい場所で静止画を撮影中であり、スローシャッターでもない。シャッターを切る間にカメラの向きがカクカクと3段階に傾けるような動作は逆に難しい。
そもそも場所が心霊スポットであり、撮影前には、浜に埋められていた謎の小型動物の死骸を発見してしまっていた。
犬などの死体を袋に詰めて勝手に埋めた人がいたのだろう。波風で自然に掘り返される可能性が高い浜辺、しかも心霊現象の噂がある場所に埋めなくてもいいと思うのだが……。見た印象では、全身の骨が揃っていなかったことも気がかりだ。
無気味な写真で「犠牲」となったこの外国人男性は、かつて「田原坂の心霊写真」を見せてくれた音楽プロデューサーのリッキー・ウィルソンさん。
暗黒系アイドルユニット「NECRONOMIDOL」のプロデューサーであり、楽曲のプロモーション映像の撮影現場やイベントの会場に、あえて心霊スポットを選んでいる、ある種の怪人である。
この浜辺に来たのも、NECRONOMIDOLのイベントでのことだった。
イベントに参加したファンも含めて、心霊スポットに集団でワイワイ探訪すること自体、本来は避けるべきなのだが……。
イベント後、リッキー・ウィルソンさんに変調はないようなので、「ムー」としては、次なる怪奇現象の報告を期待してしまっている。
関連リンク
NECRONOMIDOL公式twitter
「ムーPLUS」の超常現象ファイルはコチラ