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2018/9/26 20:00

大杉漣の最後の主演作「教誨師」が10月6日に公開!

教誨師(きょうかいし)とは、刑務所や少年院などの矯正施設で、被収容者の宗教上の希望に応じて、所属する宗教や宗派の教義に基づいた宗教教誨活動 (宗教行事、礼拝、面接、講話など)を行う民間による篤志の宗教家です。

 

平成29年末現在の矯正施設における教誨師の数は約2,000人。そのうち仏教系が約66%、キリスト教系が約14 %、神道系が約11%、諸教が約8%となっています。

 

そんな教誨師をテーマにした映画「教誨師」が10月6日(土)から公開されます。本作品は俳優の大杉漣さんによる最初のプロデュース作にして最後の主演作。

 

©「教誨師」members

 

世界から見ると極めて特異な我が国の死刑制度の下で、ひたすら対話を繰り返す死刑囚とひとりの男。全編にわたり、ほぼ教誨室という限られた空間での会話劇ながら息つく暇もなく、時にユーモアを交えて展開される魂のぶつかり合い。次第に明らかとなるそれぞれの人生と、人間の本質が浮き彫りとなります。生きるとは何か。罪とは何か。 底の知れない淵を覗き見てしまったような骨太な人間ドラマが誕生しました。

 

なぜ、生きるのか──。“死”の側からとらえた強烈な“生”の物語です。牧師の佐伯は半年前に着任したばかりの教誨師で、彼が面会するのは年齢や境遇、性格の異なる6人の死刑囚。皆、我々と変わらない人間でありながら、どこかで道を誤り、ちょっとしたボタンの掛け違いから取り返しのつかない過ちを犯しました。

 

他の受刑者と顔を合わせることなく、家族にも縁を切られ、独房で孤独な生活を送る彼らにとって、教誨師はよき理解者であり格好の話し相手です。真剣に思いを吐露する者もいれば、くだらない話に終始し自らの罪を全く顧みない者もいます。

 

一方の佐伯は彼らに寄り添いながらも、自分の言葉が本当に届いているのか、死刑囚たちが心安らかに死ねるよう導くのは正しいことなのかを苦悩します。 葛藤を通して佐伯もまた、はじめて忘れたい過去と対峙し、やがて自らの人生と向き合うことになっていきます。

 

主演の佐伯役には、1980年以来の出演作が400本を超え、今や日本映画界を代表する顔となった大杉漣さん。その長いフィルモグラフィーの中でも際立ってユニークな内容とともに膨大なセリフ量から「役者にケンカを売っているのかと思った」と自ら評したオリジナル脚本を、まさに全身全霊を捧げて体現し、圧巻の存在感を見せます。本作は大杉さんにとって最後の主演作であり、また唯一のプロデュース作となりました。

 

芸術の秋、「生と死」について描かれた骨太の人間ドラマを体感してみてはいかがでしょう。

 

 

■「教誨師」

10月6日(土)より、有楽町スバル座、池袋シネマ・ロサ他にて全国順次公開

 

出演:大杉漣、玉置玲央、烏丸せつこ、五頭岳夫、小川 登/古舘寛治 ・ 光石 研

エグゼクティブプロデューサー:大杉漣、狩野洋平、押田興将
プロデューサー:松田広子

撮影:山田達也
照明:玉川直人
録音:山本タカアキ
美術:安藤真人

監督・脚本:佐向大

 

製作:TOEKICK★12 ライブラリーガーデン オフィス・シロウズ

2018年/日本/カラー/ 114分/スタンダード(一部、ヴィスタ)/ステレオ

配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム 宣伝: VALERIA、マーメイドフィルム

 

公式サイト: kyoukaishi-movie.com

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