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2018/10/6 22:00

坊や哲が未来に!?斎藤工×白石和彌『麻雀放浪記2020』公開決定

斎藤工主演、白石和彌監督の映画『麻雀放浪記2020』が、2019年4月5日(金) に公開されることが決定した。

原案は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説「麻雀放浪記」。映画化は、イラストレーターの和田誠が初監督した『麻雀放浪記』(1984年)から実に35年振りとなる。

 

この企画は、俳優のみならず、映画監督にも挑戦している斎藤工から始まったという。映画ファンとして知られる斎藤は、この10年間「麻雀放浪記」の映画化を熱望し、アプローチを続けていた。企画が始動し、最初に監督として白羽の矢を立てたのが白石和彌。この困難な作品に立ち向かった彼らは、設定を大胆に変えるという方法を選択する。

 

主人公・坊や哲がいるのは、2020年の“未来”。人口が減少し、労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれている。そしてそこは“東京オリンピック”が中止となった未来だった。1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る、驚愕の世界。その時、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは…。

 

<斎藤工 コメント>

個人的な意見ですが、名画をリメイクしてオリジナルを超えた作品は、はっきり言って殆ど無い。

 

それくらい名作・傑作のハードルは高く、どれだけ戦略を練ったとしても、そんな奇跡の映画をリメイクで”超える”のは至難の業である。

 

正直この企画に対しても、和田誠版『麻雀放浪記』ファンとして当初、些か不安を感じました。
(しかも坊や哲が私とは、何ともエキセントリックなキャスティング)

 

しかし頂いた佐藤佐吉さんの脚本をめくって行くと、これは本当に麻雀放浪記?と思うほどの鋭角的で奇天烈な世界観に唖然・呆然としながらも、気がつくと喉が渇き切る様に最後のページまでめくっていました。これこそ邦画がいつの日か失った、映画の持つ自由表現の行使ではないだろうか。

 

これこそ阿佐田哲也のスケールなのではないだろうか。

 

そして監督はあの白石和彌監督。

 

私は邦画ファンとして、この台本での白石和彌×麻雀放浪記が無性に観たくて仕方なくなっていました。

 

とんでもない作品が生まれる瞬間に立ち会えるのではなかろうか。

 

私はかつて『明日、泣く』と言う作品(内藤誠監督作)で阿佐田哲也さんの半生を演じさせて頂いた御縁もあり、本作に身を投じさせて頂こうと思いました。

 

『麻雀放浪記2020』は、リメイクと言うより新装開店、リニューアルに近い、白石和彌版の麻雀放浪記の凄まじい世界に酔いしれて頂きたく思います

 

<白石和彌監督 コメント>

今や映画のオピニオンである斎藤工さんが名作のうちの一つと公言している『麻雀放浪記』の新たな映画化のご指名を頂いた時、率直に無理だと思いました。どんなに努力したところで和田誠監督の名作を超えることなんて不可能だからです。あの手この手で断り方を考えているうちに、プロデューサーからポロッと出たアイデアが坊や哲が2020年に来たら…。最初は半笑いでしたが、これはもしや今誰もが感じている現代社会のひずみや、今の社会が忘れてしまったものを警鐘として描けるかな、と思い至りました。時代に生きられないアウトローたちを描いてきましたが、坊や哲はその最たるもので、彼が2020年の近未来に来たらと考えると堪らなくなり作品に邁進することにしました。

 

斎藤さんは、想像以上に昭和を感じさせてくれる大和男児でした。数々の昭和の男たちを描いてきた私の作品の中でも、一番泥臭い昭和の男になっていると思います。坊や哲と出会うことで周りの人々や社会は変わっていきますが、坊や哲は時代が変わっても、一切ぶれない芯の通った男として、演じきってくれました。

 

麻雀を好きな人が見ても当然楽しめるけど、全く知らない人が見ても、楽しめるものになっていると思います。ご期待ください。

 

『麻雀放浪記2020』
2019年4月5日(金)公開

 

企画:アスミック・エース
制作:シネバザール
配給:東映

 

原案:阿佐田哲也「麻雀放浪記」(文春文庫・刊)
キャスト:斎藤工 ほか
監督:白石和彌

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