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2019/4/21 20:15

出雲大社に向かう八百万の神々の姿をカメラが捉えた!! 秋元隆良の奇跡の写真

10月を「神無月」と呼ぶことは読者もご存じだろう。その理由は全国の神々が1年に一度、神事を司る出雲国(島根県)の大国主神のもとに集うからだとされている。から出雲では逆にこの月を「神在月」と呼ぶ。

2018年11月17日の深夜2時ごろに、秋元さんが島根県の稲佐の浜で撮影した写真。中央にある弁天島のあたりに激しい粒子状の光が見える。

 

旧暦10 月10 日になると、全国の神々は、出雲大社の西にある稲佐の浜から続々とやってくるという。その神々をうやうやしく出迎えるのが、出雲大社の「神迎神事」だ。

 

2018年の旧暦10月10日は、11月17日にあたった。この日も例年のように、日没後に神迎神事が行われ、夜の9時前にはすべてが終了している。

 

これまでに龍や鳳凰、キジムナーなど数々の「奇跡の写真」を撮影し、人々に幸福を与える写真で有名な写真家の秋元隆良さんが稲佐の浜を訪れたのは、その日の深夜のことだった。

 

「この日、出雲には全国の神様が集まると聞きました。だから、そこに行けば何かが撮れるのではないかと思ったのです」

 

すでにだれもいなくなった真っ暗な海岸には、一筋の明かりもない。まさに漆黒の闇が広がるだけだ。ここで秋元さんは秘密兵器を持ちだした。「闇夜のカラスでも写せる」という最新の超高感度カメラだ。

 

「時間は深夜の2時ごろです。まったく光がないので、浜にある弁天島の輪郭くらいしかわかりません。でもこのカメラなら、私たちの目に見えないものもとらえてくれるかもしれません」

 

秋元さんは砂浜に三脚をセットし、海に超高感度カメラのレンズを向けて設置。弁天島を中心に、ひたすらシャッターを切りつづけた。

 

読者もご存じのようにデジタルカメラは、モニターによりすぐその場で写真を確認できる。

 

「ふと見ると、真っ暗ななかに白い光、粒子のような光が写っていたのです」

 

漆黒の闇で撮影された不思議な光の粒子  稲佐の浜を離れ、明るい場所に移動後、パソコンのモニターで写真を確認した秋元さんは愕然とした。

 

撮影したほぼすべての写真に、浜辺で気づいたあの白い光が写りこんでいたのだ。それも同じ形はひとつとしてない。すべての写真で大きさも形も違う。

 

この写真は深夜2時にフラッシュも焚かずに撮影されたものだ。だから、よく空を見ると星が写っていることがわかる。

 

超高感度カメラの性能のすさまじさに、筆者のようなカメラの素人はまず驚かされてしまうのだが、それよりも問題は、ここに写った光だ。

 

よく見ると一体化した光ではなく、非常に細かな光の粒の集合体であることがわかる。その光の粒が、ときにはうねるように、ときには流れるように動いているように感じられるのだ。しかも、よく見るとなかには色がついている粒子まである。

 

「これって、いったい何なのでしょう?」

 

筆者は思わず疑問をそのまま口にしてしまったのだが、写真の専門家である秋元さんにもわからないという。

 

「基本は何らかの発光体だと思います。そうでなければ、こういうふうには写りませんから。でも、現場ではそのような光はまったく見えませんでしたし、正体となると皆目不明です。ただ、もしかすると神様の光なのではないかと……」

別の写真では、なぜか弁天島の社やしろ周辺だけが明るく光っていた。この写真も深夜2時ごろに撮影されたものである。

 

確かにこれらの光は、どれもがそういいたくなるだけの神々しさを感じさせる。

 

しかも――。

 

ほかにもまだ、不思議なことがあると秋元さんはいった。

 

「不思議なのは背後に写った雲がみんな、出雲大社の方角に向かって流れていたことです」

 

これらの雲がいっせいに出雲大社へ向かっているのは、まさにこの地に神々が集合していることを示しているのではないか――そういうのである。

 

もちろん、だれにも真実はわからない。秋元さんも、「自分が神様のお姿を撮影したと主張するつもりはない」という。

 

ただ、時間軸に沿って整理すると、「神在月の神様をお迎えする儀式が行われた浜で、深夜、超高感度カメラのシャッターを切った。するとそこに、人間の目では見えない神々しい光が無数に写っていた」――この事実が歴然と残るのである。

 

はたしてそれは、本当に出雲大社を目指した神々の姿なのか。それとも未知なる自然現象の一端なのか。

 

その判断は読者にお任せすることにしたい。

稲佐の浜で撮影された不思議な写真を前に、撮影時の様子を語る秋元さん。

 

(ムー2019年5月号より抜粋)

 

文=中村友紀

 

写真=秋元隆良

 

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