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2020/9/7 6:30

上白石萌歌「栗山さんの言葉を信じて、皆さんと一緒に駆け抜けていきたい」舞台『ゲルニカ』

演出・栗山民也×脚本・長田育恵が初タッグを組んだPARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」の公開フォトコールと初日前会見が行われ、上白石萌歌、中山優馬、勝地涼、早霧せいな、キムラ緑子が登壇した。

本作は、演出の栗山がスペイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いた画家パブロ・ピカソの「ゲルニカ」と出会って以来、20年以上温めてきた構想を基に、脚本の長田がゲルニカに生きる人々の人間ドラマにフォーカスして物語を紡ぎ出す。歴史劇ではなく、私たちと変わらない普通の人々の生活が突然脅かされ消えてしまった悲劇、そしてそれを乗り超えるべく生きていく人々を描いた希望の物語。

 

上白石萌歌

栗山作品に初参加となった上白石は「栗山さんとご一緒するのが長年の夢で、大学のレポートの題材を栗山さんにしたことがあるくらい憧れがあった方。いつかはご一緒したいと思っていて、それはもう少し先だろうなと思っていた中、お声がけいただいたことを大変うれしく感じています。栗山さんは思っていた以上に柔らかい方。すごく柔らかい人柄の中に、鋭い視線があったり。まだまだ至らないところがあるんですけど、栗山さんの言葉を信じて、必死にしがみついていれば、大丈夫だろうなと思いながら稽古をしていました。明日初日を迎えますが、栗山さんの言葉を信じて、皆さんと一緒に駆け抜けていきたい」と目を輝かせながら語った。

 

中山優馬

ドイツ軍のスパイという役どころでありながらも、上白石演じるサラに惹かれるという複雑な役を演じる中山は「この台本と稽古に向き合うに当たって、すごく人間性のあふれる青年の役だなと。稽古をしていく中で、若さが大事だなと思った。サラちゃんとの関係性とか、心動く恋愛を自分の中で意識をしています」と語った。

 

勝地涼

「この作品を通してどんなことを感じた?」かと問われた勝地は「ゲルニカといえば、ピカソが書いたとぐらいの知識しかない中で、この作品をやらせてもらうことになった。ただ、台本を読ませてもらった時に、そこに描かれているのは、戦時中、内戦中でも、日常がある。裏側を知っていたらより楽しめると思いますが、僕と同じように背景を知らなくても観に来た時に伝わるものは何かあると思う」と。

 

早霧せいな

「どんなことを感じながら演じられていますか?」という問いに早霧は「事実を正確に伝えるべきだという強い正義感と、理論で固められたわりと固い、どこか不器用な女性。それをクリフは最初から見抜いていて、お互い記者だからこそぶつかり合うという仲。稽古場からクリフ役の涼君とはコミュニケーションを重ねて、レイチェルとクリフ以上の信頼関係を重ねていると思う。明日の初日からさらに深めて、1回1回を大切に生きていきたいと思っています」と語った。

 

キムラ緑子

サラの母親役を演じるキムラは「栗山さんが演出中に何回もおっしゃっていたのは、イプセンの人形の家のノラのような存在だと。スペインの人たち出し、1930年だし、戦争だし、カトリック教会だしで、想像することが多すぎて、めまいがしそう(苦笑)」と。

 

また、新しくなったPARCO劇場の感想を求められると「前の劇場がどんな劇場だったか思い出せないぐらい変わっていた。楽屋の窓から渋谷の街や空が見えて、すごいところでやらせてもらっていると感じた」と語った。

 

最後に中山は「本当に素晴らしい作品だと思っております。希望とか運命とか科学的に証明できないものを目撃できる舞台だと思っていますし、その概念を爆撃という科学的な兵器で壊される。そこにどういう人たちが生きてきたのか、ぜひ目撃していただきたい」と。

 

上白石は「80年前に実際にあったゲルニカ爆撃と、今のコロナ禍の現状は、目に見えない敵とか、不安と戦っていくという意味では、どこか通じるものがあるなと稽古をしながら感じていました。この作品は苦しいことにあらがっていこうっていう強い気持ちとか、その中に希望を見いだそうとしている人たちのまなざしとかがすごく丁寧に描かれているので、気難しいこととか考えずに、新しいPARCO劇場に足を運んでいただけたらうれしい」と締めくくった。

 

公演情報

PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」

2020年9月4日(金)~27日(日)

 

作:長田育恵

 

演出:栗山民也

 

出演:上白石萌歌、中山優馬、勝地涼、早霧せいな、玉置玲央、松島庄汰、林田一高、後藤剛範、谷川昭一朗、石村みか、谷田歩、キムラ緑子

 

京都・京都劇場

2020年10月9日(金)~11日(日)

 

新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場

2020年10月17日(土)~18日(日)

 

愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

2020年10月23日(金)~25日(日)

 

福岡・北九州芸術劇場 大ホール

2020年10月31日(土) ~11月1日(日)

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