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2021/2/14 5:45

桜井日奈子インタビュー「ちゃんと“毒キノコ”になれたと思います(笑)」Huluオリジナル『マイルノビッチ』

「マーガレット」にて2014年10月まで連載されていた大人気少女漫画『マイルノビッチ』が実写ドラマとなり、2月12日(金)よりHuluで配信(全8話)。ヒロインの木下まいるを演じた桜井日奈子さんが撮影の感想と見どころ、そして自身の意外な素顔について話してくれた。

◆木下まいるはどんな子ですか?

周りから“毒キノコ”と呼ばれているほど地味で冴えなくて、自分をブスだと思い込んでいる女子高生なんです。まいる自身も“どうせ私なんて…”と卑屈になっているんですけど、メイクをしたことで自信がついて、周囲の人たちとも関わるようになっていく。変身前と変身後の差が大きいほどインパクトがあるから、なるべくギャップを出そうと。“毒キノコ”バージョンのまいるを演じる時は、いつもの自分じゃないみたいで妙なワクワク感もありました。

 

◆どんなふうに“毒キノコ”のメイクをしたんですか?

髪形はキノコカットにして、ダサめの眼鏡をかけて、メイクでそばかすを足して…という感じです。仕上がりがどうなるのか不安でしたけど、ちゃんと“毒キノコ”感は表現できていると思います(笑)。人と関わるのが怖くて、すごい猫背にしたのがよかったのかも。やっぱり、姿勢で人の印象ってだいぶ変わると思います。

 

◆自分を変えたいという変身願望、共感するところはありますか?

ありますね。ただ私の場合、まいるとはちょっと違って。というのも私、ふわふわした子という印象を持たれがちなんです。それはそれでうれしいんですが、それは言わば“変身後”になるんですかね(笑)。もともとずっとバスケをやっていたりするので、素の私には抜けきれない部活感があるんです。やたらと勝負にこだわるし、あいさつする時も“ウィーッス!”みたいな(笑)。そんな“変身前の私”も少し活躍させてあげたいと思ったりします。

 

◆そんなまいるを変身させてくれる学校一のイケメン・熊田天佑(神尾楓珠)は、どんな男の子ですか?

天佑君はメイクがすごく上手で、まいるをキレイにしてくれるんです。特にリップを塗ってくれるシーンは必見ですよ。お仕事以外ではそんなことまずないですし、思わずキュンキュンしちゃいました(笑)。メイク以外も魅力的で、まいるの意見を受け止めた上で的確なアドバイスをして、優しく導いてくれるんです。天佑君自身のことはあまり分からない感じなんですけど、逆にそこもいいなと。

 

◆ミステリアスな男子は好きですか?

大好きです!(笑)でももう一人、成太朗君(伊藤あさひ)という子がいて、彼もカッコいいんですよ。天佑とは真逆でグイグイ引っ張ってくれる感じなんですけど、それもいいなって。どちらがいいかは、日によります(笑)。私、自分が知らない分野の趣味を持っている人だと、興味をそそられます。例えば、音楽とか。ギター弾けます、ドラムたたけます、歌がうまいですとか、何でもいいんですけど。自分があまりそういう世界に触れてこなかったので、ひかれるんですよね。

 

◆歌のお仕事に対する興味も?

やってみたいですね。音楽番組とかに出てみたいです。だから歌のお仕事をしている役者の方を見ると、うらやましく思います。見てくださる方にとって私は役の印象が強いと思うんですけど、違う一面も見せられたらいいなと思っていて。今度ミュージカル(『17 AGAIN』)をやらせていただくので、今ボイトレに通っているんです。歌はもともと苦手意識があったんですが、ボイトレのおかげで自分の出せる音や高さがつかめてきて。成長した姿をお見せしたいです。

 

◆桜井さんはドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』、映画「ういらぶ。」「ママレード・ボーイ」と、これまでも少女漫画原作の作品に出演されています。この「マイルノビッチ」ならではの魅力はどんなところにあると思いますか?

キュンや笑いの要素があるという点では少女漫画らしいラブコメなんですけど、この作品はかなりコメディ要素が強くて。しかも、ドラマは原作よりさらにコミカルになっていると思います。監督の演出に乗っかっていたら、どんどんエスカレートして(笑)。印象的だったのは、落とし穴に落ちたこと。撮影なので、穴があることを知らされてはいるんですけど。失敗しても復旧できないから、本番一発勝負で。“普通の道だ”って自分に言い聞かせて歩いたら、うまく落ちることができました。「ビヒャア!」みたいな、自分でも思いも寄らない声が出て(笑)。結構本格的で、バラエティで見るような深い落とし穴だったのでうれしかったです。私はドッキリが好きで、泥まみれになったりしてみたくて。“桜井日奈子は落としていいんだ”って、バラエティの方に認知していただけたらいいなと思います(笑)。

 

◆現場の雰囲気はどうでしたか?

同世代の役者の方が多くて、みんなのびのび、和気あいあいとしていて。“『M‐1グランプリ』でこのコンビが優勝しそう”とか、そんな話で盛り上がってましたね(笑)。あと何か主演らしいことをしなきゃと思って、勝手に音楽係を始めました。撮影の合間、お昼ごはんを食べている時とかに、みんなが好きな曲を流すっていう。私の好きなback numberさんや小田和正さんの曲を流すこともありました。小田さんは両親がよく聴いていて、その影響で私も好きになって。朝、口ずさみながら現場に来ることもあります。

 

◆撮影を振り返って思うことは?

実はこの作品、新型コロナウイルスの影響で撮影が中断したんです。ようやく撮り終えた時は、クランクインから10か月もたっていて。楽しい作品だったので、明るく終わろうと思っていたんですけど。オールアップを迎えた時は感情があふれ出ちゃいました。何かもう、私の中ではすごい大作なので。こうして皆さんの元にお届けできることが本当にうれしいです。配信ですから、好きなタイミングで、何度も繰り返し見ていただけたらと思います。

 

◆桜井さん自身、“おうち時間”はどんなふうに過ごすことが多いですか?

ドラマや映画などを見ることが多いですが、最近だと掃除が好きです。今まではあまり好きではなかったんですけど、家で過ごすことが増えて“キレイにしなきゃ”という思いが強くなって。掃除をしていると無心になれるし、気持ちが落ち着くのがいいなって。やり始めると徹底的にやりたくなって、お掃除グッズも買っちゃいました。お風呂掃除用のブラシなんですが、自動で回転してくれるからすごく楽で。次はスチームモップがほしいですね。私、実は家電好きだったりもします(笑)。

 

PROFILE

●さくらい・ひなこ…1997年4月2日生まれ。岡山県出身。O型。CM・広告モデルの活動を経て、2016年に舞台「それいゆ」で女優デビュー。最近の出演作にドラマ『ふろがーる!』『年下彼氏』『ヤヌスの鏡』、映画「任侠学園」「殺さない彼と死なない彼女」など。ミュージカル「17 AGAIN」が5月16日(日)より東京建物Brillia HALLで上演。

 

番組情報

「マイルノビッチ」

Huluオリジナル「マイルノビッチ」

2021年2月12日(金)よりHuluで独占配信

 

原作:佐藤ざくり

 

脚本:持地佑季子

 

演出:二宮崇

 

プロデューサー:大野哲哉、石原仁美、中沢晋

 

出演:桜井日奈子、神尾楓珠、大友花恋、伊藤あさひ、阿久津仁愛、永岡佑、三浦涼介

 

<ストーリー>

女子高生の木下まいる(桜井)は、その冴えない容姿から“毒キノコ”とあだ名されてしまう。だが学校創立以来のイケメン・天佑(神尾)にメイク術を教わると、驚くほどきれいに変身。初めて挑んだ合コンで、笑顔のすてきな成太朗(伊藤)とも知り合うことができた。そんな中、華やかで超気の強い綾乃(大友)も成太朗のことを狙っていて…。

 

公式サイト:https://www.hulu.jp/static/mairunovich/

 

●photo/関根和弘 text/小山智久

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