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2021/2/27 5:45

田中奏生インタビュー「スクールポリスと生徒たちの関係性の変化に注目してください」『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』出演

『BG~身辺警護人~』シリーズ(テレビ朝日系)で主演の木村拓哉さんの息子役を演じ、注目を集めた若手俳優・田中奏生さん。放送中の『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』(フジテレビ系 毎週(火)後9・00)ではスクールポリス・嶋田隆平(藤原竜也)の配属先の中学校の生徒役を演じ、第7話(2月23日放送)でフォーカスが当たっている。今クールは『君と世界が終わる日に』(日本テレビ系 毎週(日)後10・30)にもレギュラー出演し、「演技をしている時が一番楽しい」と目を輝かせる15歳の素顔に迫る。

◆同クールに連ドラのレギュラー出演が2本ですね。

撮影自体は『青のSP~』が終わってから『君と世界が終わる日に』が始まったので、重なってはいないのですが、それでも忙しくなるだろうな、大変だろうなと思いました。でも、連続して異なる役柄を演じられることなんてなかなかないでしょうし、いい経験になるなと。実際どちらの役もすごく熱中して楽しかったですし、大変だろうなというより、面白いなという気持ちの方が強くなりました。

 

◆『青のSP~』で演じられている深山敏春は、祖母のヤングケアラーや家庭の貧困という根深い問題を一人で抱えた中学生です。

深山は周りに頼れる大人がいないから、何もかも一人で背負って、一人で何とかしようとしていて。心の底では「何で俺が」と思いながらも、家族のために自分を犠牲にしているんです。でも、学校ではそういう姿を見せないようにいつも空元気で、明るいお調子者として振る舞っている。そういう状況が積み重なって、「病む」という精神状態にあるのかなと思います。僕なりに深山のつらさをしっかりと考えて、監督とも話し合いながら演じました。

 

◆深山を演じるのは、つらくはなかったですか?

そうですね…。だけど、俳優として演じ甲斐のある役だなと思いました。実際に今の世の中でそういう状況に置かれてつらい思いをしている人がいるかもしれない。作品を通して、テレビの前の視聴者の方々にそれを伝えられるのが、俳優という仕事の強みだと思うので。

 

◆スクールポリス・嶋田役の藤原竜也さんの印象は?

スクールポリスって、海外では導入されている国もあるそうですけど、日本ではまだあまりなじみがない。だから、演じるのが難しいところもあったと思うのですが、しっかりと役柄を理解して、嶋田として現場に立っていらっしゃった藤原さんはすごいなと。アクションシーンもカッコ良くて、本当に尊敬します。

 

◆同じ生徒役で同世代のキャストも多いですが、クラスの雰囲気はいかがでしたか?

空き時間はみんな、よくおしゃべりをしていました。僕はもともと自分から積極的に会話に参加するタイプではないので、現場でもほぼ聞き役でしたけど(笑)。話題は、好きな曲とかですね。「みんな、こういう曲を聞いてるんだ」と知れました。僕は菅田将暉さんの「さよならエレジー」が好きで、よく聞いています。そういうのを教え合うのも楽しかったです。カメラが回ればみんなすぐにスイッチが切り替わりますし、メリハリのある現場でしたね。

 

◆物語は嶋田の恋人だった教師の死に関する謎が少しずつ明らかになり、最終回に向けてさらに盛り上がっていきそうですね。

1話と比べて大きく変わったのが、スクールポリスと生徒たちの関係性。最初は嶋田に対して生徒たちが戸惑っていましたけど、回が進むにつれて、信頼し始めていますよね。今後もその関係性の変化が、解き明かされていく謎とともに見どころとなっていますので、ぜひ注目していただいたいです。

 

◆実生活でも学業があって忙しいと思いますが、息抜きの趣味はありますか?

「パスドラ」をもう何年もプレーしていて。実はゲーム内のランキングでも上位ランクに入っています。一度始めると時間を忘れて熱中して、気づいた時には2時間くらいたってしまうんですよね(笑)。でも、やっぱり一番好きなのは、俳優のお仕事です。演技をしている時が一番楽しいです。最近は朝5時に起きて、登校する前に台本を読んでいます。

 

◆将来はどんな俳優になりたいですか?

どんな役にでも成り切れる“カメレオン俳優”を目指しています。いろいろなキャラクターを演じ分けることができれば、俳優という仕事がもっと面白くなると思っています。

 

PROFILE

●たなか・かなう…2006年1月25日生まれ。千葉県出身。B型。子役としてデビューし、最近だけでも『BG~身辺警護人~』シリーズのほか、『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』『病室で念仏を唱えないでください』など出演作多数。『君と世界が終わる日に』では、主人公の間宮響(竹内涼真)の恋人の小笠原来美(中条あやみ)が出会った兄弟の兄・橘勝利を演じている。

 

作品情報

青のSP-学校内警察・嶋田隆平-

フジテレビ系

毎週(火)後9・00~9・54

 

出演:藤原竜也、真木よう子、山田裕貴、山口紗弥加、高橋克実ほか

 

原案:佐々木充郭「スクールポリス」

 

脚本:大石哲也、山岡潤平、小島聡一郎

 

演出:国本雅広、白川士、高橋貴司

 

<第7話(2月23日放送)あらすじ>

何者かの告発により、香里(明日海りお)と涼子(真木よう子)が美月(米倉れいあ)の暴行事件をめぐって口論していた事実をつかんだ隆平(藤原竜也)。当時、臨時教員だった涼子が香里の死と同時に本採用になったことや、以前に勤めていた学校での不可解な行動が気になる隆平は、自ら調査に乗り出す。一方、三枝(山田裕貴)はそんな隆平をサポートするために、スクールポリスに就任する。

 

その涼子は、近ごろ欠席や遅刻が増え、体が痩せてきた深山敏春(田中奏生)のことが気になっていた。ネグレクトを疑う涼子に対し、深山は笑って言葉を濁すが、クラブで働く母親と祖母と3人で暮らす深山の生活状況は、思った以上に深刻だった。とある事情で深山の過去を知る三枝もまた、涼子と同じく深山を気にかけていたことから、2人は何とか深山を助けようと立ち上がるが、その矢先、金に困った深山が思わぬ行動に出て…!?

 

一方、涼子の過去を調べていた隆平は、涼子が前の学校を退職した衝撃の理由を知る。香里を死に追いやった犯人は涼子なのか!? 明かされる新事実から隆平が導き出した答えは!?

 

●photo/映美 text/佐久間裕子

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