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ムー
2016/9/25 19:00

頭部の撮影で論争再燃!! やはりネッシーは首長竜か!?

スーパーミステリーマガジン、「月刊ムー」が寄稿するコーナー。今回は、とある女子学生がおさめた写真をきっかけに再燃している、ネッシーの存在にまつわるお話です。

 

湖面から伸びた長い首

つい最近、ネッシーの存在、そしてそれに対してこれから行われるだろう検証の方向性を考える上で、きわめて重要な写真が公表された。問題の写真を撮影したのは、これまで「ネッシーなんて信じない」と公言していた女子学生だ。

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ジョリーン・リンが写真に収めたのは、蛇のような形状の頭部を水面に出した生物だ。イギリスの新聞『サンデー・ポスト』紙の取材に対し、彼女は次のように語る。

 

「私がネス湖に行った日は天気が悪かったんです。霧雨が降る中、遊覧ボートのデッキにずっと立っていました。船が出てしばらく経って、進行方向の右側をふと見たら、かなり遠くではありますが、水面に蛇の頭のようなものが突き出ているのが見えました。しばらくそのままの状態で、再び水の中に消える前に少しだけ動きました。見つけてすぐにカメラを取りだし、連写モードで、何とかとらえることができました」

 

その写真を見ていただきたい。本国イギリスでは、すでにリサーチャーの間で大きな話題になっている。少し前にコブ状の物体が並んで動いている様子をとらえたビデオも公表されたが、今回の写真は、ネッシーが首長竜である可能性を再浮上させるインパクトがある。

 

ネッシーといえば、有名な〝外科医の写真〟以来80年以上にわたって存在に関する検証が重ねられてきた。世界的に有名になったあの写真は残念ながらフェイクであったことが確認されているが、検証の対象となってきたのはネッシーだけではない。

 

ネス湖と近隣の湖が地下でつながっているとか、ネス湖と北海をつなぐ地下水路があるという説も取りざたされてきた。さらには、ネス湖のどこかに時空間連続体のポータルがあって、そこからネッシーが出入りしているという説が持ち上がったこともある。

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水中のネッシーをとらえたとされる映像や画像にも再検証が加えられ、頭部から胴体、そしてヒレの部分にまで至る詳細なイラストも新しく描き起こされた。このように、膨大な資料に埋もれてきた目撃例が見直されている。

 

それと並行するように、新しい目撃例が続々と報告されている。『オフィシャル・ロッホネス・モンスター・サイティング・レジストリー』という目撃例報告サイトには、今年だけでも5件の目撃例がアップされている。ちなみに、冒頭で紹介したジョリーン・リンの目撃例は、2016年度で2番目に新しいケースだ。

 

古代の脊椎動物の生き残りか?

さらには、今年の3月、60年以上前に発見されていた〝タリー・モンスター〟と呼ばれる古代軟体生物の化石に対する再検証が行われた結果、実は脊椎動物だったという事実が科学誌『ネイチャー』で発表された。タリー・モンスターは70年代からネッシーの正体として指摘されてきた生物だが、化石の全長が15センチほどしかないため疑問視されてきた。だが、脊椎動物であれば中生代の大型爬虫類の祖先ということになる。『ネイチャー』誌の検証により、外洋において大型化したタリー・モンスターの子孫がネス湖で生き延びていたという見方が強まったのだ。

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ネッシーの正体は、軟体生物の巨大化固体であるとか、アザラシなどの海洋性哺乳類の突然変異種ではないかなど、多様な説が盛んに交わされてきた。だが、ごく最近の情報を総合すると、プレシオサウルス、またはそれに似た古代種の生き残りという説が再燃してきたことがわかる。

 

オフィシャル・ロッホネスモンスター・ファンクラブの会長を務めるゲイリー・キャンベル氏はこう語る。

 

「2016年は、目撃例の当たり年です。今年の特徴は、画像や映像によって目撃事例が裏づけられていることです」

 

2016年は、決定的な画像や映像が残される年になる。そういう期待を抱いている人は、キャンベル氏をはじめたくさんいるに違いない。(文=宇佐和通)

 

ムー2016年10月号より抜粋

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