エンタメ
2016/11/25 19:00

「アニメの感想を見ようとしたら、エロい絵が……」ネット上で議論が勃発する「検索避け」「棲み分け」のマナー

ネット文化は日々進化しており、TwitterやInstagramなど、誰もが簡単に情報を発信したり創作物を公開できる場が誕生した。だが、これによって新たなマナーをユーザーが知る必要がでてきたようだ。「検索避け(よけ)」「棲み分け」といった言葉をご存じだろうか? 現在、個人の2次元創作物の公開について、この言葉を用いた議論がネット上で行われている。

出典画像:Microsoft Sweden / PC (from Flickr, CC BY 2.0)
出典画像:Microsoft Sweden / PC (from Flickr, CC BY 2.0)

 

18禁作品、同姓愛作品が強制的に見せられてしまう?

SNSでは一般ユーザーからこんな苦情があがっている。「アニメの感想をTwitterで見ようとしたら、好きなキャラクターのエロい絵が現れた……吐き気……」「子ども向けアニメを検索して、男の子同士がイチャイチャしてる画像がでるのってヤバいと思うの」

 

どうやら漫画やアニメのタイトルで画像検索をすると、子どもが見るのにふさわしくなかったり、その作品のファンが不快に感じたりするような個人の描いたイラストなどがひっかかるようだ。

 

ここで創作した側のユーザーに求められるているのが「検索避け」。これは万人が見るに相応しくないイラストをネットで公開する際に、例えば「ドラゴンボール」ならば「ド/ラ?ゴ、ン・ボ!ー・ル」といった感じでタイトルをつけて、「ドラゴンボール」という単語での検索に引っかからないようにするというものだ。

 

そして、もう一ひとつが「棲み分け」。例えば、女性から大人気のアニメ「おそ松さん」。この作品は表面上はギャグアニメなのだが、腐女子から絶大な人気があり、男性キャラクター同士をカップリングさせることが流行っている。そこで一般アニメファンに配慮し、「BL松」という言葉を作り出してこの言葉で検索すると、「おそ松さん」の同性愛作品が見られるようになっている。

 

同作で言うと、さらにBLという枠から「どのキャラ同士か?」といったことまで「棲み分け」されており、「『おそ松×チョロ松』はいいけど、『おそ松×一松』はダメ」といったファンへの配慮もされている。

 

「検索避け」「棲み分け」で議論が勃発

しかし、これらの「検索避け」「棲み分け」でトラブルが発生している。Twitter上で、2次元創作作品を公開しているあるユーザーに、別のユーザーが「棲み分けして」と頼んだらブロックされたらしい。作品を公開しているユーザーの言い分としては、いちいち文句を言うのではなく、見る側がスルーかブロックをすればいいとのことだ。

 

これによって、多くの人を巻き込んで議論が勃発、「嫌なら見るなっていうけど、嫌かどうかは見ないとわからない。その可能性のあるものは不特定多数の目にふれさせるべきではない」という「検索避け」「棲み分け」は“マスト”と捉える派と、「二次創作の棲み分け強要はよくない。文化を壊すことになる」「18禁ならともかく、ちょっと嫌な思いのするイラストくらい我慢しろよ」という自由派がいる。ルールとマナーについての議論は今後も止みそうにない。