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2016/12/17 15:00

ファンキー加藤、主演映画のイベントで自虐ぎみコメント&夢が叶った瞬間を語る

本作は、加藤演じる春雄が“サブイボマスク”として、“街おこし”ならぬ“人おこし”で、住民の心を動かしていくというハートフル“自虐”コメディ。映画初主演ということで「はじめは荷が重くて、お断りする方向でした。ビビリましたね」と本作ストーリー同様自虐ぎみの加藤。それに対し、監督は「3日間寝込みました」とショックを表現し、それでも出演を決めたという加藤に対して「途中から加藤さんに合わせて、春雄を直していきました。春雄は加藤さんの150パーセント増し」と役柄のキャラクターを加藤に寄せたことを明かす。いっぽう加藤は「演じるにあたっての技術はわかんないですけど、キャラクターには入りやすかった。なんせ自分のキャラクターの1.5倍が春雄なので(笑)」と監督と目を合わせ、本作に自信をのぞかせた。

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ただ、監督から「初日は力入ってんな、この人って感じた。せりふを喋るぞみたいな」と言われると「あのとき、監督がしばらくうつろな表情をしていたのを覚えています。“まんまでいいんだよ”と言われても、“まんま”が1番難しいんですよ」とテレながら反論する加藤。

 

好きなシーンについては「最後の方の自転車のシーンとか…まぁ田んぼとかも好きだよ」という監督の答えに、加藤は「田んぼとかもって(笑)田んぼの格闘シーンですよね」とイベント中盤でやっと緊張もほぐれ、ツッコミを入れる元気も出てきた様子。自身は「武藤さんのプロレスシーンです。あれは過去の回想なので、僕がいるとおかしいことになるんですが、赤いマスクを被ってセコンド役として出演しています。プロレスラーになりたいという夢が叶ったシーンで、永遠に続けばいいと思いました」と熱く語るも、監督は「声がよく通るので、全部消すのが大変でした。あと“武藤ー!”って叫ぶんですけど、“初代サブイボマスク”ですからね」と苦笑いする場面も。

 

続いて本作のメイキングを上映しながら行う“オーディオコメンタリー”企画へ。共演者である小池徹平や平愛梨などの姿が映る中、平については「面白くてすごいいい子」「なちゃらる」と大絶賛しつつ、かつらをかぶった温水洋一が現れると「この姿がしっくりきて、逆にとるとびっくりしたよね~」としみじみする2人。さらに加藤は「海沿いの居酒屋さんには、ほぼ毎晩のように、徹平ちゃんと泉谷しげるさんとかと一緒に行かせてもらっていた」と大分ロケを振り返る。これには監督が「俺、1回も行ってない。みんなの写真が飾られているところで、1人で食べてたよ」とぼそっとひと言つぶやき、「現場では、加藤さんがみんなをまとめてくれて、泉谷(しげる)さんが後ろから背中を押すというすごくいいチームワークが見られた」と語った。

 

最後に加藤から「一度はお断りしたものの、最終的にはお受けしてよかったなと思える現場でのたくさんの思い出が詰まった痛快なエンターテイメント作品です。個性豊かなキャラクターたちが画面の中を暴れまわっている。1人でも多くの方に観てもらいたいと思っています」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。

 

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