ファッション
メガネ
2018/10/10 17:00

我々がテクノロジーをコンロトールする、という将来像を掲げる不思議なサングラス「IRL Glasses」

現代人の最大の友であり最大の敵とも言える、テレビやコンピューターのスクリーン。仕事や休日に欠かせなくなったと同時に、自分がスクリーンを見たくないときであっても逃れることができないものですよね。カフェやレストラン、街中、家など、どこにいてもコンピューターやテレビの液晶スクリーンが視界に入ってくるからです。

 

電車のなかや店頭に並べられたテレビスクリーンが心穏やかになる映像を流していることなんて、ほとんどありません。自分のコンプレックスを刺激するような広告だったり、動きの激しいスポーツ中継だったり、画面の近くにいて無視するのは難しい映像ばかりです。

でも、もしもそんなスクリーンをすべてシャットアウトすることができたらと想像してみると、ちょっと不思議な世界が広がります。そして実際、「通勤途中に視界に飛び込んでくるスクリーンが全部真っ黒になった」という世界を作ってくれるプロダクトが開発されているんです。その名も「IRL Glasses」。いまKickstarterで注目を集めているんです。

 

本製品は、偏光レンズを90度回転させた状態になっているサングラス。このレンズを通すと液晶スクリーンからの光がブロックされるという仕組みなんです。例えばアメリカでよく見られるバーカウンターのうえにズラリと並ぶテレビ画面も見事に消えます(下の動画をご覧ください)。

テレビコーナーを使って本製品を体験した方は、サングラスを外したあとに「サングラスを外したら画像が過剰に感じられる」と感想を語っています。確かにこれは試してみたくなりますね。

 

本製品のクリエイターは現代社会にあふれているスクリーンやそこから垂れ流される刺激を懸念しており、「見たくない人は見ない」というオプションがあるべきだという発想から今回のプロダクト開発につながったとのことです。

 

IRL Glassesは1つ約5600円。発送は来年4月の予定です(日本への配送は2200円の別途料金が必要)。Kickstarterのコメント欄には「これは素晴らしい!」といった称賛の声が集まっていますが、なかでも複数の人が「街中のスクリーンのせいで偏頭痛を起こす」といった悩みを語っています。最近のiOSアップデートでもスクリーン時間を測る機能が追加されていますが、スクリーンから発せられるブルーライトは睡眠妨害といった人体への様々な影響が語られています。これで余計なスクリーンからの刺激を減らすことができるのでしょうか?

 

コメント欄の返信では「このプロダクトは医療目的で作られているわけではないことを承知ください」と書かれています。目に入るスクリーンが減ることでもしかしたら頭痛といった症状も緩和されるかもしれませんが、そういった症状の治療を約束しているわけではないことは注意しておくべきでしょう。それでも本製品のアイデアは日常にちょっとした平穏を生んでくれるように思います。

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