ファッション
2019/8/7 21:00

GORE-TEXの活躍は梅雨の時期だけじゃない! 2019AWはファッション性と機能性の高いプロダクトが揃う

GORE-TEX(ゴアテックス)ファブリクスは、防水でありながら湿気を逃す「透湿防水」素材のなかでも、高い機能を持つ素材です。多くの人が「名前は聞いたことはある」と思いますが、近年、その特性からライディングギアやライフスタイルアイテムにも採用されています。

 

さらに2018年秋に新たに登場した新ブランド【GORE-TEX INFINIUM  TM(ゴアテックス インフィニアム) プロダクト】により、その展開は広がっています。

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今回、2019展示会兼イベントが行われ、ホヤホヤの新作が多数登場しました。本記事前半ではGORE-TEX ファブリクスを搭載したブランドのトークイベントの内容を、後半はプロダクト関連を紹介&解説してきます。

 

まず、トークショーには、ウールリッチジャパン取締役社長の川田慎二さんと、リーガルコーポレーション商品企画の森田幸之介さんが登壇。

 

ウールリッチジャパン取締役社長の川田さんは「アウトドアウェアの役割は、さまざまな外的要因によるマイナス要素やストレスを減らし、いかにプラスの要素をつくっていくか、ということが原点。その点において『GORE-TEX』のテクノロジーは有用性が高い。家族でのキャンプや野外フェス、そして日常生活でもプラスに転じるファブリックだと思います」と話していました。ウールリッチの2019年秋冬の商品ラインナップには、GORE-TEX INFINIUM TM プロダクトのファブリックを採用したニューアイテムも登場します。

↑ウールリッチジャパン取締役社長の川田慎二さん。ウールリッチは1830年アメリカで生まれたアウトドアブランド。約190年の歴史を持つブランドです

 

↑ウールリッチの「RICH’S JASPER DOWN PARKA」。価格は7万9000円(税別)

 

レザーシューズがビジネスマンに人気のリーガルコーポレーションの商品企画・森田さんによると、「機能性が求められるフットウェアにおいて、『GORE-TEX』の防水性があって蒸れにくいというメリットは、ビジネスユースのレザーシューズと相性がいい」。GORE-TEXのフットウェアはビジネスマンから高い人気を得ているそうです。

↑リーガルコーポレーション商品企画の森田幸之介さん。紳士・婦人・そのほか各種靴の製造・販売・修理を行っています。自社ブランド、リーガルを販売し、約20年前からGORE-TEXテクノロジーを採用したレザーシューズを販売

 

↑REGAL Shoe&Co.(リーガルシューアンドカンパニー)の「New GTX Round Straight Tip 819S」。価格は4万6000円(税別)

 

この他にも、ダウンやコート、ライダースなどさまざまなタイプのアウター、レザーシューズやスニーカーなどのフットウェアが展示されていました。いずれも機能性、ファッション性が高いアイテムばかりです。

 

ここで改めておさらいです。現在、GORE-TEXブランドのフレームワークは2つの軸に分けられます。

まず黒ロゴの【GORE-TEX プロダクト】は、防水耐久性、透湿性、防風性が特徴。その防水透湿機能の要が、フッ素樹脂の薄い膜でできたGORE-TEX メンブレンです。主としては、アウトドア向きなど防水性を軸としたプロダクトが揃っています。

 

そして、2018年秋に展開がローンチした白ロゴの「GORE-TEX INFINIUM TM プロダクト」。アクティビティ、環境条件に応じて必要なテクノロジーで快適性を提供し、防風性、透湿性、ストレッチ性、保湿性などの機能があります。防水性を必ずしも必要としないアクティビティ向けの商品や、ライフスタイル向けの商品に採用されていきます。

 

GORE-TEX 2019AW 展示会では、GORE-TEX プロダクト、GORE-TEX INFINIUM TM プロダクトが並びました。アウトドアブランドをはじめ、ドメスティックファッションブランド、シューズブランドなどGORE-TEXファブリクスを採用した新作アウター、シューズが展示されていました。その一部を紹介します。

↑写真左からARC’TERIX 24ブランド「Therme Parka Men’s」5万5000円(税別)、White Mountaineeringブランド「GORE-TEX SHAKEDRY PRINTED RAGLAN JACKET」9万円(税別)、nanamicaブランド「GORE-TEX Soutien Collar Coat」6万5000円(税別)。どれも黒ロゴのGORE-TEX プロダクトより採用

 

↑黒ロゴのGORE-TEX プロダクトより、THE NORTH FACE「Gadget Hanger Coat NP」。6万2000円(税別)

 

↑写真左からmont-bellブランドの「Viento Cross Jacket」2万6000円(税別)、nonnativeブランドの「PORTER COAT」8万9800円(税別)。白ロゴのGORE-TEX INFINIUM TM プロダクトより

 

↑リーガルコーポレーションの「New GTX Round Straight Tip 819S」。価格は4万6000円(税別)

 

↑GORE-TEX ファブリクスを搭載したCONVERSEやecco、THE NORTH FACEブランドなどのシューズを展示

 

↑レザーシューズを試着して、水溜まりの中を何歩か歩きましたが、全く水は浸透してきませんでした

 

編集部野田が注目したのは、ARC’TERYX 24の「Koda Jacket Men’s」(価格8万3000円(税別))です。「街中の冬用上着として理想的で、かさばりは最小限に抑えています。重ね着に適したフィット感で、動きやすいスリーブに、保温性がありそうなフードもグッド。内部に仕込まれたジッパー付きポケットは財布やスマートフォンを入れるのに最適そうでした。ビジネス、プライベート両方のシーンで重宝しそうです。」(野田)

 

編集部小林が注目したのは、ウールリッチの「RICH’S JASPER DOWN PARKA」でした。「まず第一印象は、持ってみるとダウンパーカが非常に軽い。そして、着用してみると暖かいです。僕はカメラの写真撮影で外に出かけたりするのですが、都心部だとビル風などが冷たいので、秋冬の外ロケでも活躍してくれそう。この淡い色合いの生地もグッドです」(小林)

 

GORE-TEX素材を採用したウェアの活躍は梅雨の時期だけではありません。防風性も備えているとあって、秋冬や夜間の冷たい空気を防ぐことが可能で、シティ派ファッションアウターとしても活躍してくれそうです。こりゃ貯金して、GORE-TEX素材を採用した秋冬ウェア購入に備えなければいけませんね。

【フォトギャラリー】GetNavi web本サイトにてご覧になれます。