ファッション
バッグ
2019/9/22 19:00

「最新ビジネスバッグ」の本命8モデルーー収納力・携行性で「リュックタイプ」をぜひおすすめしたい!

働き盛りの30〜40代男子が抱える“装い”にまつわる疑問にお答えするコーナー。働き方改革が叫ばれるいまこそ、お仕事バッグだって見直しが必要です!!

 

【解説してくれる人】

スタイリスト

四方章敬さん

「LEON」「MEN’S EX」ほか数々のメンズファッション誌で表紙や特集を手がける実力派。最新のビジネスファッションに精通します。

 

本誌ファッション担当

青木宏彰

PCやタブレットなど仕事道具が一式入り、ラクに持ち運べるバッグを検討中。手が空きスマホ操作しやすいリュックタイプが気になります。

 

付加価値で選んで“リュックビズ”を始めよう

青木 今月は「お仕事バッグを新調するなら?」というお題ですが。

四方 それはもう、リュックの一択ですよ! スーツに合わせてもミスマッチにならない、スリムで上質感のある商品が増えています。

青木 確かに、いかにもスポーティな見た目ではない、ビジネス用の選択肢が増えましたね。最近はリュック通勤の人を本当によく見ます。

四方 ビジネスシーンの装いが多様化しているし、スーツ自体がシワになりにくく進化しているから、安心して取り入れてOKです。

青木 ブリーフケースやトートバッグでPCを持ち歩くと、腕が疲れますしね。こうして各ブランド見てみると、いまやPCの収納スペースは定番装備みたいですね。

四方 その通り。ポケットの多彩さ、防水性能、セキュリティ面など、付加価値で選ぶのが正解です!!

 

【その1】Samsonite - デジタルギアを整理しやすく取り出しやすいのが魅力

サムソナイト

EPid 3 バックパック EXP

3万4560円

シンプルな撥水ナイロンのボディに、現代のビジネスシーンに不可欠なあらゆるガジェット類が収まる多彩なポケットを内蔵。ハンドル裏のオレンジがさりげなく個性を主張します。●サイズ:W300×H420×D150〜180mm

 

「内装ポケットがとにかく豊富かつ多様で、ビジネスツールを整理しやすい! 中がぐちゃぐちゃにならず、営業先でも使いたいモノをスムーズに取り出せます」(四方さん)

 

↑独自の収納スペース「ガジェットコンパートメンツ」。手帳やペンはもちろん、PC、マウス、タブレット、Wi-Fiルーターなどがすっきり収まります

 

↑背面にはスーツケースにセットアップできるスマートスリーブを搭載。マチが広がるエキスパンダブル機能も備え、荷物の多い出張で役立ちます

 

【その2】TUMI - レインカバー内蔵で突然の雨にも焦らない!!

トゥミ

TAHOE クレストヴュー バックパック

6万2640円

ナイロン素材のウェビングベルトと、イエローの特大プラーがアイコニックかつアクティブな印象に。底部には一体式のレインカバーが格納されているため、突然の雨にも即座に対応できます。●サイズ:W280×H455×D150mm

 

「左のショルダーベルトに搭載されたイヤホン用ポケットも、何気に便利!!イヤホンの定位置ができるため、紛失の心配がなくなります」(青木)

 

↑背面に保護パッド付きのPC用スペースを装備。スマホ用のポケットもあり、デジタル機器を安全に収納できます

 

↑バッグ全体を覆えるレインカバーを底部に内蔵しているのがユニーク。装着時のズレを防ぐベルトテープもあります

 

【その3】THE NORTH FACE - 抜群の背負い心地がアウトドアブランドならでは

ザ・ノース・フェイス

ローマーデイ

3万240円

タフな840Dナイロン(※1)と、しっとりタッチの牛革をコンビで使用したビジネス向けリュック。スーツと好相性な洗練顔に加え、名門アウトドアブランドならではの背負い心地の良さも魅力です。●サイズ:W315×H500×D195mm

※1:Dは、線密度や糸・繊維の太さの単位「デニール」の略。一般的に、数値が大きいほど密度が高く、糸・繊維が太い

 

「フロントに配されたリフレクターのおかげで、夜間の自転車移動も安心感あり。落ち着いたデザインのなかにうまく溶け込んでいてナイス」(四方さん)

 

↑PCや書類を収納しやすい専用スペースを装備。メイン室内にも小物を仕分けしやすいポケットを各種備えています

 

↑フロントとトップグラブハンドルには上質なシボ革を使用。ショルダーベルトにも牛革のロゴが付属します

 

【その4】PORTER -独自の生地パーツで軽量性と自立を実現

ポーター

PORTER STAGE デイパック

3万5100円

既存の人気デイパックを2層仕様にアレンジした新型。胴版と天マチ部分を1枚の生地パーツで構成する独自構造を採用し、軽量で自立するというビジネスシーンに最適な機能を実現しました。●サイズ:W330×H420×D110mm

 

「フラットかつ薄マチのスクエアフォルムが通勤で有利。混み合った電車内で背負ったままでも、まわりの迷惑になりにくいです」(青木)

 

↑メイン素材には軍装品などにも使われる「Airtec1680」を使用。1680Dという高強度ながら、軽量性にも優れます

 

↑メイン室の内装はササマチ仕様(※2)で仕切りポケットなどを機能的に配置。背面側にはPC用スペースもあります ※2:上部が広く、下部にいくほど狭くなる扇のようなマチ形状

 

【その5】ace. - 背負ったままでもスリやスキミングを予防

エース

バリパック(リュック大)

1万8360円

簡易ロック付きファスナー、スキミング防止ポケット、切り裂きに耐える高強度の素材「X-PAC」という3つの防犯スペックを搭載。海外出張や人混みなどの防犯面が気になるシーンでも安心して背負えます。●サイズ:W300×H420×D120mm

 

「一部のポケットにメッキコーティングの生地を使用。最近増えている非接触式スキミングによるカードデータの読み取りも防げます」(青木)

 

↑前ポケットに簡易ロック機能付きファスナーを採用。より安全性を高めたいときは、付属のカギをかけるのがオススメです

 

↑メイン室内には背面側にパッド入りPC用スペースを搭載。さらにフロント側にも4つのポケットを備えています

 

【その6】BRIEFING - 肩がけや手提げに対応する汎用性の高さが魅力

ブリーフィング

CLOUD A4 3WAY

7万3440円

たっぷりとマチを設けた「CLOUDポケット」をフロントに搭載する、人気シリーズの新作。強度や耐磨耗性に優れたバリスティックナイロンを採用し、長く使ってもヘタリにくい。●サイズ:W290×H420×D110mm

 

「今月のラインナップでは唯一の3Way仕様。取引先の前など、リュックはちょっと砕けすぎというシーンで、横型ブリーフになるのが心強い」(四方さん)

 

↑取り外し可能なショルダーストラップが付属。シーンや装いに合わせて肩がけできます。滑り止め付きで移動時も快適です

 

↑PC用スペースには、飛び出しを防ぐファスナーを搭載。 逆側に設けられたファスナーポケットは書類整理に好適です

 

【その7】master-piece - 最新のオリジナル素材で高い耐久性と耐水性を実現

マスターピース

RISE

3万8880円

耐久性・耐水性・撥水性を備えたオリジナル素材「MASTERTEX-08」を採用。さらに底面には一般的なナイロンの約5倍の強度を誇るコーデュラバリスティックナイロンを使い、タフネスを極めました。●サイズ:W300×H450×D160mm

 

「革パーツは防水剤を浸透させ、底面内側はPVC加工を施すなど防水性能がハイレベル。突然の雨に降られても気になりません」(青木)

 

↑ショルダーベルトには温度調節機能を備えた素材「アウトラスト」を採用。表面温度が熱くなりすぎず快適です

 

↑厚めのパッドが付いたPC用スペースを背面に搭載。メイン室には大型のファスナーとメッシュポケットを備えています

 

【その8】HERGOPOCH - 質感たっぷりの国産牛革で大人らしさを演出

エルゴポック

ER-BP バックパック

4万6440円

装飾を排したミニマルなフォルムと、国産シボ革による品のある色味・質感がポイント。見た目以上に軽いうえ、背面やベルトはクッション性に優れ、長時間背負っても快適です。●サイズ:W300×H400×D100mm

 

「日本の職人による手仕事と国産シボ革ならではの高級感が見事。ナイロン製はカジュアルすぎるという人にオススメです」(四方さん)

 

↑メインファスナーが大きく開いて中身が見やすい。ファスナーポケットと2つのミニポケットを備えたシンプルな作りです

 

↑薄マチながら、PC用スペースも実装しています。さらに背負い心地を考慮し、背面はメッシュ仕様を採用しました

 

文/井上泰佑 撮影/島本一男(BAARL) スタイリング/四方章敬 モデル/酒井 義(HEADS) イラスト/勝間田しげる