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2020/1/4 17:30

2019年、100本以上のスニーカー記事を書いたライターが1年を振り返り、2020年に注目すべきスニーカーを大胆予想

2019年はダッドスニーカー!さらにその影響から90年代モデルにも熱視線が!

令和元年となった2019年は、2018年から続くスニーカー人気もあって様々なモデルが登場しました! 中でもやはり、ダッドスニーカーの動きが目立ちましたね。

↑「ナイキ M2K テクノ」

ボッテリとしたボリューム感が魅力的な“ダッドスニーカー”。もともとは2017年頃に「バレンシアガ」といった高級アパレルブランドのスニーカーが、欧米を中心にアジアなど世界中で人気を集めました。そこから、様々なシューズブランドでもリリースを開始し、さらに人気の輪が広がりました。2018年に始まった人気は2019年でも継続して、多くのモデルが登場。

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↑キャタピラー「INTRUDER」

ナイキやプーマといったシューズブランドのモデルが人気を集めたのはもちろんですが、中には90年代のワークウエアブームの時に日本で大人気だったブランド「キャタピラー」のシューズがダッドフィーバーに乗って再び登場! まさか2019年という現代でまたお目にかかれるとは、当時を知る筆者としては結構感動しましたね。

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90年代名作をアップデートしたフュージョン&ハイブリッドモデルも大量捕獲!

↑「ナイキ エア ヴェイパーマックス プラス

ダッドスニーカーの多くは、90年代ならではのエッジの効いたモデルが人気となりました。その理由は、ハイテクスニーカーブームで沸いた90年代に登場した名作の復刻モデルが多かったこともあったからです。中でも「ナイキ エア マックス プラス」は、発売当時アメリカの大手スニーカーショップ「フットロッカー」での販路限定ということもあって日本ではかなりマイナーな存在でしたが、2019年にはヒットしました。

 

そのヒットもあったせいか、さらに“ナイキ エア マックス”シリーズの集大成とも言える新型エアソール「ヴェイパーソール」にチェンジした“フュージョンモデル”も登場し、今のスニーカーファンだけではなく、オリジナルを知る当時からのスニーカーファンの心もガッツリと鷲掴みしました!

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↑「INSTAPUMP FURY BOOST™ OG MEETS OG」

そして2019年の10月に最大の事件は起こりました。それが「INSTAPUMP FURY BOOST™ OG MEETS OG」の発売です! 普通だと新旧のフュージョンは同じブランド同士の掛け合わせですが、今作においては「リーボック インスタ ポンプフューリー」のアッパーに「アディダス ウルトラブースト」のソールをフュージョンさせるという、ブランドの垣根を越えたコラボレーションまで実現してしまったのです!

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いや~、ダッドスニーカーにフュージョンスニーカーと、2019年はとにかく90年代がキーとなった年でしたね! そして2020年にはどんなスニーカーが来るのか!? 早速検証してみたいと思います。

 

東京オリ/パライヤーの2020年は、スニーカーの原点とも言えるランニングに回帰!

↑「ナイキ ムーン レーサー QS」

2020年のスニーカーシーンに向け、スニーカーブランド各社が特に力を入れていると、筆者が個人的に感じているのが、ズバリ“厚底ランニングシューズ”! 2019年に行われた、TOKYO2020のマラソン日本代表の選考レース「MGC」では、代表権を獲得した男女4人のうち、3人が「ナイキズームXヴェイパーフライネクスト%」を着用。

 

そして、それを見た多くの人が感じました「今の本格派ランニングシューズは厚底なんだ」と! 本気系の厚底パフォーマンスモデルは歩きやすいこともあり、本格ランナーだけでなく、ファッションアイテムとしても人気を獲得して行くことは確実です。

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↑「HOKA ONE ONE」の「TOR ULTRA」

そして、他にも厚底シューズで注目すべきなブランドが「HOKA ONEONE(ホカ オネオネ)」。2020年はランニングシューズを多数リリースしながら、ゴアテックスをアッパーに搭載したトレイルランニングシューズも発売予定となっていて、オンロード×オフロードのハイブリッドモデルに火が付く可能性も高いと予想されます。

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名作復刻の動きも活発化!

↑ニューバランス「U220 FF」

そして、ランニングシューズの注目度の上昇はパフォーマンスモデルだけにとどまりません。2019年秋冬から各ブランドから過去の名モデルの復刻ラッシュが起こっていて、スポーツミックススタイルではもはや定番となっているモデルも多数誕生しています。

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↑オニツカタイガー「CALIFORNIA 78 EX」

名作復刻の動きはナイキやニューバランスと言った海外ブランドだけじゃなく、「オニツカタイガー」や「パンサー」といった老舗のドメスティックブランドからも登場していて、2020年に人気の拍車がかかると思われます。

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↑パンサー「ジョギング」

特に注目したいのが「パンサー」。こちらは東京オリンピックと同じくして1964年に誕生した日本のスポーツシューズブランドです。そんなパンサーが1979年~80年代にかけて発売されていたモデルのアップデート版「Panther JOGGING(パンサー ジョギング)」も登場したりと、56年ぶりに東京で開催されるオリンピック効果で、より一層注目が高まって行くことが予想されます。

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そして名作の復刻モデルの特徴として、リーズナブルな価格も魅力のひとつでしょう。もちろんオリンピック初の競技として話題のスケートボード、八村塁選手やアメリカドリームチームといった目玉が豊富なバスケットボールなど、スケートボードシューズ&バスケットボールシューズも盛上がることは間違いないかと! 2020年のスニーカーシーンでは、ランニングシューズのパフォーマンスカテゴリー&名作復刻モデルがますます多く登場。「東京オリンピック・パラリンピック2020」の盛り上がりと共に熱い注目を浴びることは必至ですね!

 

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