ファッション
2020/12/20 10:30

【東京のご当地アイテム見つけました】SNOW SHOVELINGのプリントスウェット

新ご当地アイテムを探せ。

最近のローカルショップのオリジナルグッズってめちゃくちゃカッコよくない?っていう気づきからスタートした連載「東京のご当地アイテム見つけました」。編集部が東京を歩き、ローカルなオリジナルグッズを見つけていきます。今回は駒沢の本屋さんでカッコいいスウェットを発見。

【駒沢】SNOW SHOVELING BOOKS & DIALOGUE

初めてで行きづらかったり、入りづらかったりお店ほど、一度知ってしまえば愛着が湧くお店になったりするもの。〈SNOW SHOVELING BOOKS & DIALOGUE〉もそんなお店のひとつかもしれない。同店が入るビルの1階はケーキ屋さん。その裏手にある階段は最初は少し見つけづらい。登った先にあるドアも本屋というより、マニアックなレコード屋のような雰囲気だ。

ドアを開ければ充実したオリジナルグッズがお出迎え。このコーナーだけでも見応え十分。

 

Beatlesの曲名をもじった(?)フレーズ。「お金で愛は買えないけど本なら買える」。

 

海外の本好きの人の家を訪れたような店内。リサイクルショップで買い集めたインテリアも雰囲気満点。

 

お店のコンセプトは”出会い系本屋”。見知らぬお客さんともコミュニケーションが生まれるようにソファーは向かい合って配置。

 

コーヒーなどのドリンクはセルフサービス。任意の金額を置いておくドネーション制。ちなみに持ち込みも自由。

 

同店が推す作家のひとりが村上春樹。オリジナルグッズの着想源でもあったりする。

 

今年でオープンして8年目。“雪かき”を意味する店名は村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」の一節からの命名だ。

「誰でもいいけど、誰かがやらなくてはいけないこと。ルポライターである主人公がそんな自分の仕事を“文化的雪かき”と表現しているのが僕の中ですごくフィットしたんです。自分の役割をきちんと引き受ける感じ。僕にとってはそれがこの本屋なんです」(店主・中村秀一さん)

選書の基準は「単純にいい本」と言い切る中村さん。自宅の本棚に置いていて気持ちいいと思える本、何度でも読み返せる本のみを置いているという。

「いわゆる本屋っぽくするよりも、誰かの本棚を覗いているような店にしたかったんです。ほぼ背表紙しか見えないし、ポップも作らないから、もしかしたら不親切かもしれない。でもこの中から自分で選ぶという行為を大事にしてほしい。本が好きな人は自己決定ができる人だとも思っているんです」

ご当地アイテム見つけました!

ジョン・レノンとオノ・ヨーコによる1969年の広告メッセージ「WAR IS OVER」のタイポグラフィをサンプリングしたスウェット。¥3,900(税込)

 

お店のシグネチャースウェット。中村さんが一点ずつ手摺りでプリントしている。たまにかすれやムラがあるのはご愛嬌。¥3,900(税込)

 

Tシャツはほぼ¥2,500、スウェット類は¥3,900〜。本を買うついでに気軽に手に取れるようプライスは控えめに設定。

グラフィック関係の仕事をしていた経歴を持つ中村さんがデザインからプリントまで行っているオリジナルグッズもこの店の魅力だ。

「僕が好きなローカルなアメリカの本屋ってシグネチャートートみたいなのをよく作っているんですよ。お客さんはそれを買うだけでなく、使うことでその店を応援している。『自分の好きな本屋はここ』って主張しながら街を歩いている感じがしていいんですよね」

音楽好きがバンドTを着るスタイルは定着しているのに、本好きであることをアピールできるファッションのスタイルがないのもオリジナルアイテムを作っている大きな理由だそう。

「クイーンのTシャツを着ていたら、『クイーン好きなんだ?』って聞きたくなるじゃないですか。それなら、グレート・ギャッツビーのTシャツを着ている人がいたら、そこに『スコット・フィッツジェラルド好きなんだね』というコミュニケーションが生まれてほしい。本が好きであることを胸張ってアピールできる方法をずっと探しているんです」


info
SNOW SHOVELING BOOKS & DIALOGUE
住所:東京都世田谷区深沢4-35-7 2F-C
TEL:03-6432-3468
営業時間:13:00~19:00(定休日:火曜日、水曜日)
Web Shop: http://snow-shoveling.jp/

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