スマートフォンとリンクするアナログウオッチがシチズンから発表されました。最大の特徴は、グッドデザイン賞を受賞した近未来的なデザインと光発電「エコ・ドライブ」で駆動する点。11月9日に正式発表されるようですが、現状では12月より世界限定3000本、8万円(税抜)で発売予定です。
時計の美しさとスマホ連動の利便性を融合
シチズンが光発電時計の発売してから今年で40周年。新作「エコ・ドライブ Bluetooth」は、大きな節目の最後を飾るに相応しい一本です。
製品名にもある通り、スマホとのリンクはBluetoothで行なわれます。すでに様々なアイテムがBluetoothで繋がり、省電力化も進んではいますが、やはり連携中のバッテリー持続時間は気になるところ。
「エコ・ドライブ Bluetooth」では、太陽光や部屋のわずかな光で充電し、時計を動かす光発電「エコ・ドライブ」で駆動可能。ケーブルを使った定期的な充電は必要なく、一度フル充電できれば最大約4年間(パワーセーブ作動時)、動き続けるそう。
機能を最大限に活用するには、公式アプリのインストールが必須です。本機とスマホを同期させることで、腕時計がスマホとからの時刻情報を受信し、表示。自動時刻受信のほか、世界316年の時刻にも設定できます。
電話やメール、LINEなどの主要SNSの着信を「針の動き」「音」「振動」で知らせる機能も内蔵。選択した人からの電話だけを通知するなどの「フィルタリング機能」もついています。スマホを見失ったときに遠隔操作で鳴らせる「スマートフォンサーチ」ももちろん付いています。
勘の良い時計好きの方なら気付いたかもしれませんが、「エコ・ドライブ Bluetooth」のデザインやグリーンのカラーリングに見覚えはないでしょうか。
展示会で聞いた話ですが、実はこの時計は2011年にシチズンが発表した、世界初の「サテライトシステム」搭載アナログ式エコ・ドライブ電波時計と同じデザイナーさんが担当しているそうです。
ガラスから文字盤まで立体感をもたせた設計とグリーンの配色は、アナログ時計でありながら近未来的な雰囲気を備えています。このように機能と外装の均整がとれたデザインは、さすがマニュファクチュール。グッドデザイン賞の受賞も納得です。
世界限定3000本ということですが、きっと2011年のモデルと同じく、あっという間に完売してしまいそうですね。
シチズン
エコ・ドライブ Bluetooth
Ref.BZ1025-02E
8万円(税抜)
【SPEC】
ムーブメント:エコ・ドライブ
素材:ステンレスケース、ウレタンストラップ
サイズ(設計値):直径48mm、厚さ15.5mm
防水性:10気圧
※商品のデザイン及び価格、限定数、発売月、スペックなどは一部変更になる場合があります。詳細は11月9日に正式発表予定。
【URL】
シチズン http://citizen.jp