ファッション
2016/10/30 13:00

日本が誇る職人技が融合――世界でも稀有な天然本藍染革「スクモレザー」を使った薄長財布が美しすぎる!

「スクモレザー」は、稀少な染料を難易度の高い技術で染め抜いた革素材。最上級素材しか扱わない欧州のメゾンブランド数社がこの美しい革に注目し、コレクションに加えたことから一躍日本でも脚光を浴びた。今回はこの天然本藍染革を使ったこだわり長財布を紹介する。

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↑今回紹介する長財布。ふぶき(左)と熨斗目色(のしめいろ・右)の2色展開

 

阿波・京都・龍野の職人が繋ぐ世にも美しい「天然本藍染革」

スクモレザーは、複数の職人が技を尽くした崇高なバトンリレーによって生み出される。徳島で阿波藍の伝統を守る藍師が育てる、約600年の歴史を持つ無形文化財の天然染料「蒅(すくも)」。これを使い、京都の藍染師が天然灰汁建本藍染で染色する。その後、兵庫県・龍野のタンナーが特殊な仕上げ加工を施し、目にも鮮やかな“ジャパン・ブルー”を纏った、しなやかな革が誕生するのだ。

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彼らが生み出す究極の藍染革は、一枚革の一点モノだ。繊細で味わい深い藍の表情は、染師が門外不出のテクニックで染めては空気に触れさせる作業を何度も繰り返すことで生まれる。強アルカリ性の藍が起こす色変化を操り、思い通りの「青み」に染めていくのだ。

 

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↑国選定無形文化財技術保持者の外山良治氏が育てる阿波藍を使用。約600年続く伝統製法から生み出される天然染料「蒅(すくも)」は、藍の葉を乾燥・発酵・熟成させることで出来上がる

 

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↑革を様々な藍色に染め上げるのは、京都「浅井ローケツ」二代目・浅井直幸氏の技術。手間のかかる伝統的な天然灰汁建本藍染にこだわる。着物の染色で培った感性を革に応用する

 

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↑藍色に染め上がった革は、最終工程を任される龍野のタンナーへ。藍の色味を定着させ、しなやかな革に仕上げる。フィニッシュまで一切の妥協なし!

 

今回紹介する長財布は、この革を使い、職人レザーブランド・クランプの人気作「Lファスナー薄長財布」の別注モデルに仕立てたもの。試作を使い込み、3ミリ単位で型紙を修正することで財布のベストを導き出した傑作だ。

 

製品に仕立てあげるのは、キャリア60年以上でなお最高の技術力をキープする革小物職人。内革にはしっとりとした質感の植物タンニンなめし牛革「ニューヨーク」を採用。通常なら外側用の革を内革に用いた贅沢な仕様だ。日本の歴史的な色と、受け継がれた匠の技を結集させ、芸術的財布が、今ここに降臨した。

 

試作を3年使い込み、考え抜いた高い機能性

縦入れカード段、ファスナー無しの小銭入れ、1万円札がぴったり入る設計で薄マチかつコンパクトに。試作の型紙を3mm単位で修正して完成させた、クランプの自信作だ。

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↑クランプの十八番とも言えるコバの本磨きを封印。革の性質を鑑みて、高い技術を要する「ヘリ返し」を採用した。キャリア60年以上のベテラン職人、村山寅夫氏の技が製品に気品を与えた

 

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↑千円札と1万円札の整理収納に役立つ追加の中仕切りは、ユーザーの声から実現。カード2枚が収納できるうえに、1万円札のハミ出しを防ぐという実用的なディテールだ

 

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↑ファスナーはYKKの最高級品「エクセラ」。レザーとのマッチングにこだわり古美調仕上げのファスナーと引き手を採用した、この別注商品だけの仕様だ

 

商品の詳細はコチラ