ゲーム&ホビー
2020/5/6 18:00

GWはおうちで遊ぼう! ホビーライターが選ぶ「家族で楽しめるアナログゲーム」10選

長引く自粛生活に疲れ気味のあなた、こんなときは屋内でできる娯楽の王様・ゲームと洒落込んではいかがでしょうか。今回は、ボードゲームやカードゲームなどのアナログゲームを紹介します。大人数で遊ぶイメージのあるアナログゲームですが、実は少人数で楽しめるゲームも少なくありません。そのなかで、2~3人で遊んでも確実に盛り上がる家族向けゲームを識者が厳選しています。

※こちらの記事は「GetNavi」 2020年6月号に掲載された記事を再編集したものです。
※記事中の価格はすべて2020年4月10日現在のものです。

 

●アイコンの説明

「プレイ人数」はゲームの対応人数。「プレイ時間」は遊ぶのにかかる目安の時間で、遊ぶ人数によって増える傾向にあります。「オススメの遊び方」は親子、子ども同士、大人同士の3タイプで表記しています。

 

オススメするのは

ホビーライター

河上 拓さん

ゲームマニア。2000年代のユーロゲームが好き。最近遊ぶのは「ケイラス」ばかり。2018年ボードゲーム王選手権優勝。

 

その1.世界の頂点に輝いた人気ゲームのシリーズ最新作が日本語版で登場!

ホビージャパン

アズール:サマーパビリオン

6160円

2018年ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞をダブル受賞した「アズール」のゲームシステムを受け継ぐシリーズ3作目。工房から手に入れた美しいタイルを使い、自分のサマーパビリオン(避暑地の別荘)の床を埋めていきます。

 

↑ボード上の柱や彫像などをタイルで囲むとボーナスタイル(写真中央)がもらえます。ボードをタイルで埋めるほど高得点に

 

【ココが名作!】エレガントなルールを新要素が引き立てる!

タイル選択システム部分は「アズール」と同様のため、シリーズ共通の悩ましさは健在。菱形タイルを六芒星状に配置するのが気持ちいい! 新要素でゲーム展開が派手になり、戦略の幅も広がりました。

 

その2.シビれる駆け引きを味わいながら美しい日本庭園を造ろう!

すごろくや

雅(ミヤビ)

4840円

モミジや社などの装飾物が描かれたタイルをボードに配置し、日本庭園を造るゲーム。同じ種類しか置けない行(横ライン)と、毎ラウンドひとつしか置けない列(縦ライン)の縛りがあるなか、うまに配置できると評価得点が上がります。

 

【ココが名作!】わかりやすいルールながらじっくり頭を使って遊べる!

タイルを重ねて置くことで高得点が得られますが、配置の縛りに加えて他プレイヤーとの駆け引きもあり悩ましい! じっくり楽しめる良作なので、少し難しめのゲームに挑戦してみたい人にもオススメです。

 

その3.会話を楽しみながらクリアを目指す協力ゲーム

アークライト

ito

2200円

1~100の数字が書かれたカードで遊ぶ協力系パーティゲーム。自分のカードの数字は他プレイヤーに見せず、お題に沿って自分の数字に適した答えを発表します。例えばお題が「食べ物の人気」の場合、90ならカレー、5ならピーマンなど。カードを出す順番を相談し、昇順に出せれば成功です。

 

【ココが名作!】価値観のズレに大笑い!伝わらないのも醍醐味

お題が「映画の登場人物の強さ」の場合、「私はゴジラ」「私はダース・ベイダー」「僕はトトロかな」「トトロの強さって……!?」と、意外な答えに会話が弾みます! やさしいお題なら親子でも楽しめますよ。

 

その4.質問を重ねて答えを導く対戦形式の論理パズル

幻冬舎

タギロン 新装版

1760円

0~9の数字が書かれた赤・青・黄のタイルのなかから、相手プレイヤーの持つ5枚のタイルを当てる論理ゲーム。場のカードに書かれた質問をひとつずつ出し合い、論理的に正解を導き出します。タイルの数字、色、位置を先に言い当てた人が勝ち。

 

 

【ココが名作!】2人プレイでも変わらずハードな頭脳戦を楽しめる!

4人まで遊べるゲームは2人プレイだと物足りなさを感じることが多いのですが、このゲームは2人でも面白さは変わらず、答えを見破ったときのスッキリ感が病みつきに! サクッと遊ぶのにちょうどよいです。

 

その5.カードを重ねて絵柄を作るスピード勝負の絵合わせゲーム

アークライト

レイヤーズ 完全日本語版

3850円

カラフルでところどころ図形がくり抜かれた「レイヤーカード」を重ね、お題カードと同じ図柄を素早く作り上げるアクションゲーム。回転させたり裏返したり順番を入れ替えたりしながら、1番早く正解を目指します。

 

 

【ココが名作!】ビジュアルがキレイ!年齢問わず遊べる良作

完璧にできたと思っても、答え合わせで「ちょっとだけ違う!」となりがち。ルールが簡単で見た目も良いので女性ウケも狙えるはず。親子でも遊べますし、むしろ子どものほうが得意かもしれません。

 

その6.磁石を使って操作する新感覚アクションゲーム

カワダ

KLASK(クラスク)

6600円

2013年にデンマークの大工、ミッケル・バーテルセン氏が自身の工房で生み出した、エアホッケーのような対戦ゲーム。プレイヤーは台の下にある磁石でスティックを操作。得点方法は4パターンあり、6点先取したプレイヤーが勝利となります。

 

↑1.相手のゴールにボールを入れる、2.相手のスティックに白マグネットが2つ付く、3.相手のスティックが制御不能になる、4.相手がスティックをゴールに落とす、のいずれかで得点が入ります

 

【ココが名作!】磁石を使った操作が思いがけないドラマを生む!

センターに置かれた3つの白いマグネットがアクセントになり、シンプルだけど奥が深い。何度も遊んでスティック操作に慣れてからが本番。世界大会が開かれるほど、熱中する人が多いのも納得です。

 

その7.宝箱のロックを外すため3つの謎解きにチャレンジ!

HABA

暗証番号を探せ!ファンタジーランド編

2860円

出題者が正解の暗証番号3桁をセットし、宝箱に鍵をかけゲーム開始。他プレイヤーはヒントカードを見ながら、ボード上に隠された情報を頼りに謎を解き明かします。導き出した3つの番号を錠前にセットし、正解なら宝箱がオープンします。

 

↑子どもの大切なおもちゃを入れると真剣度アップ。ロックナンバーの設定があるため、初めて遊ぶ際は大人が出題することを推奨

 

【ココが名作!】宝箱にご褒美を入れると子どもも真剣に謎を解く

全12問の問題は子どもには少し難しめですが、出題者の大人がヒントを出してあげれば難易度の調整が可能。子どもの好きなお菓子やおもちゃを入れた「秘密のお宝」を用意すると最高に盛り上がります。

 

その8.頭の回転で決まるスピード勝負! 問題を解いてピースをゲット

ドリームブロッサム

コーテックス1 ブレインチャレンジ

2178円

めくったカードに描かれた「指定された指で顔のパーツを触る」「いちばん多い柄を探す」といった8種類の早解き問題に全員一斉に挑戦。わかったらカードをタッチして回答します。ご褒美の4つのブレインピースを早く集めた人が勝利。

 

 

【ココが名作!】得意分野で得点が獲得できみんな平等に楽しめる

記憶力や反射神経など問題ごとに必要な能力が異なり、遊ぶうちに得意なジャンルに気づきます。続編の「2」を混ぜるのもオススメです。

 

その9.お菓子の家の屋根を取るキュートなバランスゲーム

すごろくや

お菓子の魔女

1870円

お菓子の家の屋根を崩さないよう、カードを順番に引き抜いていくゲーム。手番ではカードを1枚抜き、1周前に引いたカードと被らなければそのままもらえます。屋根が崩れた時点でカードの枚数が1番多かった人が、キャンディコマを獲得します。

 

 

↑カードの裏に描かれたお菓子の絵柄が1周前のお菓子と同じなら、いま引いたカードをその場で屋根に戻さなければなりません

 

【ココが名作!】カードを戻すルールでも屋根のバランスが変化する!

抜いたカードを戻す際、他プレイヤーに絵柄がバレているため、取られないように奥へ差し込んだりすることで屋根のバランスが崩れていくのが面白い。お菓子のイラストがかわいく、子どもでも楽しめます!

 

その10.歴史に残る発明品を年代順に正しく並べよう!

ホビージャパン

タイムライン:発明編

1650円

「ブルージーンズ」「歯ブラシ」などの発明品が描かれたカードを、誕生した年代順に正しく並べていくのがゲームの目的。すでに場に出ているカードの年代の前後いずれかに置き、カード裏の年代をチェック。正解ならその場に置けます。

 

 

【ココが名作!】何度も遊んでいるうちに雑学が身につく

「砂時計より黒鉛筆はあと」「鉛筆よりテディベアはあと」「コーンフレークは……どこに入るんだ?」と選択肢が増えて難しくなっていきます。何度も遊んでいると年代を覚えられ、自然と学べちゃいます!

 

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