家電
掃除機
2018/10/4 18:30

掃除機は「吸引力だけ」ではダメなんだ! 日立の新コードレスに見た「使い続けられる機能」の意義

手元が軽く、パイプの長さが3段階で変更できるモデルも登場

また今回、足元重心で手元が軽いコードレススティッククリーナー「PV-BF700」(実売価格8万5150円)も発売。こちらの手元荷重はわずか0.8kgのため、掃除中の負担が少なく、自立するので掃除中にほかの作業もできます。パイプの長さは3段階で変更でき、縮めてハンディとして、伸ばしてスティックとして…と用途に合わせた使い分けが可能。先述の上位モデルPV-BFH900にも搭載されている「パワフルスマートヘッド」と「小型ハイパワーファンモーターX4」は、本機にも搭載しています。

↑PV-BF700は使い方もシンプル。パイプを引き抜くのではなく、パイプを縮めることでハンディに早変わりします(写真下)

 

今回の新「パワーブーストサイクロン」を見るにつけ、改めて実感したのは使い勝手の重要性です。吸引力などの基本性能が高くても、ツールが交換しにくいと多彩なツールも使いこなせなかったり、ゴミ捨てが面倒だと、ついダストケースがパンパンになるまで使ってしまったりして、せっかくの性能を十分に享受することができません。その意味で、本機に見られた「使い続けやすい性能」も、今後は大きな魅力になると感じました。

 

ロボットクリーナー「minimaru」は大型アップデート第1弾を開始

このほか、発表会では、今年2月にコネクテッド家電として発売したロボットクリーナー「minimaru(ミニマル) RV-EX20」(10万4000円)に関するアナウンスもありました。RV-EX20は9月12日より大型アップデート第1弾を開始し、これによってGoogleアシスタントを搭載したスマートスピーカー「Google Home」に対応。「OK Google、ミニマルをスタートして」といった音声操作ができるようになりました。

↑大型アップデートにより、音声での操作が可能になったminimaru RV-EX20。複数台のminimaruを同時に動かしたり、別々に停止させることもできます

 

さらに生活スタイルに合わせて使える「おこのみモード」に、「ペット運転」と「夜家事運転」を追加。ペット運転では、運転中も10分おきに、その場で「ブラシ自動おそうじ」とゴミを圧縮する「ごみプレス」を行い、「ペットの毛が取りきれない」「ブラシに毛が絡む」などの問題を軽減します。また夜家事運転では、ファンモーターや回転ブラシの回転速度を下げてゆっくり掃除することで運転音を大幅に抑えており、夜でも使いやすくなりました。コードレスと合わせて注目したいですね。

↑ペット運転で、ブラシ自動おそうじとゴミプレスを行うことで、掃除効率もアップ。夜家事運転は実演でも、標準よりかなり運転音が静かに感じました

 

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