家電
調理家電
2018/10/9 21:40

16cmの燻製器「フードスモーカー」をレビューしたらウマさと手軽さに感動!

独特の燻香と深い味わいで人気の「燻製」。ここ数年のブームを受け、すでに飲食店では定番になりつつあります。ですが、いざ家で作ろうとすると、設備や手間の問題で、なかなかハードルが高い……。そこで注目したいのが、誰でもカンタンに燻製が作れるとウワサのGREEN HOUSE(グリーンハウス)の「フードスモーカー GH-SMKA-SV」(実売価格4350円)です。実際に使ってみたら、使わない理由がないほど便利。以下で、その使用感をレビューしていきます!

 

どこでも使える高さ約16cmの驚きのコンパクトサイズ

燻製というと、大きな鍋や箱が必要なイメージですが、本機の本体はとってもコンパクト。高さ約16cmの細長いフォルムは、燻製器というよりはオシャレな家電やインテリア小物のよう。テーブルの上でも場所を取らず、アウトドアなどにも気軽に持っていけるサイズです。

↑こちらがセット一式。中央にある銀色の筒状のアイテムが本体です。チューブや掃除用ブラシ、そして燻製に欠かせないウッドチップなども入っています。本体はタテの長さが約14cmのiPhone 8と比べてみても、そこまで変わりません(iPhone 8はセットに付属しません)

 

↑電源は単3形のアルカリ乾電池2本です

 

少量のチップを燃やした煙を、チューブで送り込む仕組み

それではさっそく、燻製を作っていきましょう。まずは本体上部のポケットにウッドチップを入れます。

↑ウッドチップを上部の穴に投入。チップは1~2つまみくらいの量でOKです

 

チップは1~2つまみ程度と、少量で済むのが経済的。筆者は自宅の鉄鍋を使って燻製することがあるのですが、その量の10分の1くらいではないでしょうか。また、チップが最初から3種類(サクラ、リンゴ、ヒッコリー〔オニグルミ〕)が付属しているのも親切ですね。

 

続いて本体にチューブをセットします。基本的な仕組みは、チップを燃やして出た煙を本体内のファンが回転してチューブの先に送り込む、というもの。

↑燻煙が出てくる突起にチューブをセット

 

チューブの出口は、食材を入れた容器へ。まずはミックスナッツで試してみます。しっかりラップをして、スキマからチューブを差し込みます。セットが完了したら、スイッチオン。かすかに「ブィーン」とファンの音が聞こえてきました。

↑まずはミックスナッツで試してみました

 

↑本体脇の黒いボタンがスイッチです

 

わずか10秒程度で容器に煙が充満!

そしてチップに点火。すると、チューブの先から煙が出てきました! みるみるうちに、容器が煙で満たされていきます。点火から煙が充満するまで、時間にして10秒ちょっと。これは早い! ただし、ここでちょっとしたご注意を。いくらラップをしているとはいえ、少なからず煙は漏れてしまいます。屋内の場合は、換気扇の下でやるのがベター。多少のニオイが髪や服などに付いても、そこは燻製の醍醐味ということでご容赦を……。

↑火が付くものなら、ライターでもマッチでもなんでもOK。スイッチを入れると穴が火を吸い込むので、「熱っ!」となる危険性も少ないです

 

↑ホースから白煙が!  容器内に煙が充満していきます

 

ちなみに、食材を入れる容器は、フチに取っ手や装飾がなく、ラップが張り付きやすい素材のものが最適。個人的によかったのは、陶磁器のお椀です。プラスチックや、ツヤ消しのステンレスボウルなどはイマイチ。どれだけ密封できるかが、うまく燻すためのコツになってきます。

 

燻製ミックスナッツは手が止まらなくなるウマさ

容器内が煙で満ちたらチューブを抜き、しっかり密閉。この状態で、燻煙が食材に定着するまでしばらく待てば完成です。公式サイトによれば、ミックスナッツなら3~10分ほど置くべし、とのこと。

↑煙が充満したらしっかり密閉

 

↑「燻製ミックスナッツ」ができました!

 

では、できたての燻製ナッツを味見してみましょう。おぉっ、スモーキーな香りと、心地よい苦み、これはまさしく燻製そのもの!  ウマイ! 手が止まらない! これだけしっかりとした燻香があると、ついついお酒が欲しくなりますね。ナッツには、同じくスモーキーでピート香豊かなアイラ・モルト・ウイスキーが合いそう。ビールなら、燻製ビアスタイルの「ラオホ」。またはIPAなどホップの苦みが効いたビールがよく合うでしょう。

↑燻製ナッツと合わせたのは、長野県のクラフトビールメーカー「オラホビール」(ラオホとオラホは似ていますが別物です)のエクストラペールエール「キャプテン・クロウ」

 

サーモンやうずらの卵も試してみた

あまりの完成度の高さに感動さめやらぬなか、ほかの食材も試してみました。刺身用のサーモンとうずらの卵の水煮を使い、燻製にしてみます。

↑刺身用のサーモンで、自家製スモークサーモンを。濡れている食材は、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を取るのが重要です

 

↑あとは同じ。煙で香りを付けます

 

スモークしたサーモンは、しっとりとしたサーモンの食感にほどよい塩味、スモークの風味がしっかりついていて美味。みずみずしさがあってより「刺身感」が強く感じられ、市販のものとは違った魅力がありました。うずらの卵は下味をつけていなかったため、スモークの風味がよりストレートに感じられる淡白な味わい。事前に塩コショウで味付けしておけば、より美味しく食べられそうです。

↑完成した燻製を埼玉「コエドビール」のセッションIPA「毬花-Marihana-」を合わせてみました。柑橘系ホップの華やかな香りと苦みが燻製にぴったり! ※セッションIPA…ホップを多用し、苦味や香りが主張するIPA(インディア・ペールエール)の特徴は残しつつ、アルコール度数を下げ、飲み続けやすくしたクラフトビールのこと

 

チーズをスモークしたら、できたてのようなフレッシュな風味に!

続いて、従来の燻製の方法ではなかなか難しかったチーズ。これはどうでしょうか。

↑事前にカットしておくと、中まで煙が入りやすくなります

 

チーズも溶けたりせず、いとも簡単に完成してしまいました。こちらは、市販のスモークチーズと違ってドライな印象がなく、しっとりとしています。まさに「フレッシュなスモークチーズ」といった印象で、まるでできたてを食べているような風味が楽しめて、好感が持てました。これはもう、ワインと合わせたら間違いなしですね。赤ワイン全般はもちろん、白の場合なら、スパイシーなニュアンスが特徴のゲヴュルツトラミネール(ぶどう品種の一種)などが合いそうです。

↑完成した燻製チーズ。国内外で高評価の安旨ワイン「エコ・バランス」のピノ・ノワールとの相性も抜群でした

 

ライトな燻製好きに、本機はベストな選択

ちなみに、燻製は調理中の温度帯によって、「冷燻」「温燻」「熱燻」などに分類され、このフードスモーカーは「簡易冷燻」に該当します。本格的な機材を使いたいこだわり派にはオススメできませんが、大多数を占めるであろうライトな燻製好きならこれで十分。しっかり香りが付いて時間もかからないし、むしろベストな選択といえるでしょう。

実際に使ってみると、想像以上にカンタンで、燻製経験者の筆者からすると「今までの時間と手間は何だったの?」と思ってしまうレベルです。これなら肉も魚介も野菜も、どんな食材でもおいしく燻せそう。流行りの燻製醤油など、調味料も作れますね。

 

とにかく本機はコンパクトで扱いやすいのも高ポイント。さらに、一般的なコンロと鍋でやろうとすると、鍋用のフタでは煙が逃げがちですが、本機は容器をラップで密閉できるのが便利です。また、チーズなど熱で変性しやすい食材は燻製が難しいのですが、本機ならその心配もなく、食材を問わず使えます。

 

しいて惜しい点を挙げるなら、点火直後に煙が外に漏れるのをもう少し減らせたらな……ということと、使用したあとに内部にすすと油がつき、掃除が必要という点でしょうか。その点を除けば、おつまみに、パーティ料理に、アウトドアに大活躍するのは間違いナシ。大変そう……という理由で燻製を諦めていた人は、ぜひ本機でチャレンジしてみてください!

 

協力:楽天市場

TAG
SHARE ON