家電
2018/12/7 18:15

これは本気だしたな! 空気清浄機の世界企業ブルーエア「特異なニッポン」に向け、普及価格モデル投入

センサーを省略することで性能を下げずに低価格化を実現

とはいえ、価格は抑えたいが性能は下げたくないと考えた同社は、センサーを省くことで低価格化を実現。センサーが搭載されたフラッグシップモデル「X80i」は、使用している空間の空気環境をモニターし、センサーで検知したデータに基づいて自動で最適運転を行う「オートモード」が搭載されていましたが、「X05」はセンサー非搭載のため、オートモードがありません。

↑従来モデルのX80iとX05」の違いはセンサーの有無。X80iは操作パネルの表示は6つありますが、X05は3つのみ

 

とはいえ、X05はセンサーはないもののWi-Fi機能を搭載し、スマホアプリから空気のモニタリングはできるため、空気の状態をチェックしながら風量の調節をすることも可能。さらに別売りのエアモニター「Blueair Aware」を導入すれば、アプリ操作でオートモードも利用できます。

 

一方、空気清浄性能は従来の性能をそのまま踏襲。高性能フィルターと、粒子イオン化技術を融合した独自の「HEPASilentテクノロジー」を搭載し、静かな動作音を実現しながら、ウイルスレベル0.1μmまでの有害物質を99.97%スピーディに除去します。

↑「HEPASilentテクノロジー」のイメージ。吸引した花粉やハウスダスト、ウイルスをイオナイザーでマイナスに帯電させることで、プラスに帯電したフィルターで強力に吸着する仕組み

 

その結果、25畳タイプの「Classic 205」の価格は4万9800円(以下すべて直販価格・税抜)を実現し、日本の普及モデルの価格に近づけました。さらにセンサー付き「Classic i」シリーズも価格を見直し、25畳タイプの「Classic280i」は7万円から5万9800円に値下げしています。

↑X05だけでなく、センサー付きの従来モデル「Classic i」シリーズの価格も大幅に改定

 

カジュアルモデル「Blue Pure 231」も3万9000円と購入しやすい価格に

12月14日には、カジュアルモデルとしてラインナップする「Blue Pure 221」の後継機として、「Blue Pure 231」も登場します。こちらは空気清浄能力を抑えることで(空気清浄8畳約6分→約8分に)、価格は従来より約2万円値下げした3万9000円と、こちらも購入しやすい価格を実現しました。

↑シンプルな構造でパワフルに空気を吸引する「Blue Pure 231」。プレフィルターは北欧らしい5色を展開

 

本機は360度全方向からワイドに吸引し、天面へ空気を引き上げる力を利用することで、低電力でも効率よくパワフルに空気を吸引する構造。8畳を約8分できれいにするハイスピード清浄を実現し、粒子イオン化技術と高性能フィルターが、有害物質を99.97%除去します。

↑有害物質を99.97%除去する高性能フィルターには、生活臭を抑える「除臭カーボンシート」を新たに搭載しています

 

↑フィルターは折り畳みが可能な形状になり、保管や廃棄に便利になりました

 

世界基準の高性能を備えつつ、日本でも取り入れやすい価格に近づいたブルーエア の新モデル。今まで欲しかったけれど、手が出せなかった人には朗報ですね。冬は窓を閉め切ることが多いので、室内の空気も汚れがち。この機に導入を考えてみてもいいかもしれません。

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