家電
2019/3/1 21:00

「ここまで違うか・・・」とライター絶句! ツインバードのコーヒーメーカーは「諦めていたプロの味」だった

自宅でも、喫茶店のような美味しいコーヒーが飲みたい――。そう思って、喫茶店のコーヒー豆をよく買って帰りますが、コーヒーメーカーではお店レベルの味が再現できず、「プロが淹れるって、そういうことなんだ」と諦めていました。ところが昨年秋、ツインバードから“世界一おいしい”と謳う「全自動コーヒーメーカー CM-D457B」(実売価格4万1950円)が登場。しかも監修したのが、名店「カフェ・バッハ」(東京・南千住)の店主、田口 護(まもる)氏とのこと。コーヒー好きの筆者としては、これはぜひ使ってみたい! と思い、さっそく自宅で使ってみることに。

↑ツインバード「全自動コーヒーメーカー CM-D457B」。サイズ/質量は幅約160×奥行き335×高さ360mm/約4.1kg

 

ツインバード

全自動コーヒーメーカー CM-D457B

 

レジェンドがこだわる「均一な豆の粒度」と「湯温83℃」をいかにして実現するか?

田口氏といえば、“コーヒー界のレジェンド”と称され、日本国内はもちろんのこと、海外にも多くの弟子を輩出する、まさにカリスマ的存在。「田口護の珈琲大全」など、コーヒーについての本も多数執筆しています。そんな田口氏がコーヒーを淹れる際にこだわっている2大ポイントが、「豆の粒度(粒の大きさ)を揃える」ことと「湯温83℃で淹れること」。そのこだわりを、どのように落とし込んだのか……実際に使って確かめていきましょう。

↑「最初は、ハンドドリップの味をコーヒーメーカーで再現できるわけがないと思っていた」と話す田口氏。それが、まさか実現するとは……とご本人も驚きを隠せない様子でした(新製品発表会にて)

 

じっくり低速で挽く臼式のミルで豆の粒度を揃える

本機を見て、まず気に入ったのがデザインです。スクエア感のあるスッキリしたフォルム、光沢のないマットな質感がオシャレで、インテリアにもなじみそう。操作パネルも英語と図柄表示のみとシンプル。最初は何を表しているか分かりませんが、数回使えば覚えられます。

↑メニューダイヤル(写真一番左のダイヤル)は、左から「豆から(淹れる)」「粉から(淹れる)」「ミル(だけ使う)」「メンテナンス」。そういわれていれば、図柄もそう見えます

 

田口氏がこだわる「豆の粒度を揃える」を実現するのが、ミル(粉砕機)です。ミルがコーヒー豆を粉砕する方式は、高速回転するプロペラ式と低速の臼式の大きく分けて2種類ありますが、本機では臼式を採用。ゆっくり時間をかけて挽くことで、雑味の原因となる挽きムラを抑え、粒度がそろいやすくなるほか、摩擦熱によってコーヒーの香りが飛んでしまうのを抑えられるそう。

↑ミルのステンレス刃には、ツインバードの本拠地であり、金属加工技術を誇る新潟・燕三条製を使用

 

さらに、コーヒー豆の挽き加減が「細挽き」「中挽き」「粗挽き」と3種類から選べるほか、湯温も田口氏が推奨する83℃と、熱めの90℃から選べます。

 

  1. 1
  2. 2
  3. 3
全文表示