家電
2019/3/12 20:45

【2019年版】空気清浄機「ダイキン・シャープ・パナ・ブルーエア」おすすめモデルとその違い

いよいよ花粉の飛散が本格化してきました! 鼻水、目のかゆみに悩まされている方も多いはず。屋外は仕方ないとしても、せめて自宅では花粉症から解放されたいですよね。そのためには、高性能な空気清浄機を導入するのが一番…というわけで今回は、ダイキン、シャープ、パナソニック、ブルーエアの各メーカーから3つの価格帯でオススメモデルを選び、その違いを比較する記事をまとめてみました。各モデルは表組みで徹底比較しているので、必要な機能があるか否か、ひと目でチェックすることが可能です。ぜひ参考にしてみてください!

 

教えてくれるのはこの人!

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

【ダイキンの空気清浄機の特徴とは?】

独自技術の「ストリーマ」で本体内部も清潔!

「ダイキンの空気清浄機は、高速で電子を放出し、有毒ガスを分解する独自の『ストリーマ』技術が特徴です。本体内部にストリーマを放出し、脱臭フィルターに付着したニオイを除去するほか、加湿フィルターや給水トレイの水にもストリーマを照射して細菌を抑制するなど、その効果は非常に大きいですね。ただ、ストリーマを搭載したぶん、他社の空気清浄機よりもパーツがひとつ多くなっています。

 

全体のラインナップとしては、加湿機能付きの3モデルと加湿なしの単機能タイプ2モデル。そのほかに、除加湿機能つきの複合タイプが1モデル用意されています」(戸井田さん)

 

【ダイキンのオススメその1 ハイエンドモデル】

ツインストリーマ搭載で空気の汚れ&ニオイに2倍効く!

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70V

実売価格5万9800円

従来比で2倍のストリーマユニットを搭載した「ツインストリーマ」を備えたハイグレードモデル。有害ガスの分解スピード、脱臭性能などが従来機の2倍になっています。加湿機能は加湿量650mL/時とパワフルで、お部屋を高めの湿度に自動でキープする「のど・はだ運転」モードや、「高め」「標準」「ひかえめ」から選べる3段階の加湿モードが搭載されています。「Amazon Alexa」に対応し、声で操作することも可能です。

MCK70V 戸井田さんのレコメンド

「TAFUフィルター」は10年後でも性能が落ちにくい

「『ツインストリーマ』を搭載した最上位モデルです。0.3μmの微小な粒子を99.9%除去できる『TAFUフィルター』は、10年交換不要タイプ。撥水・撥油効果の高い素材で、汚れが広がりにくく静電力も落ちにくいため、10年後でも集じん効率72%を維持してくれます。その点、50%まで落ちていた従来機よりも、ぐっと進化していますね。

 

空気清浄と加湿を併用する際にも空気清浄能力が低下しないのも強み。そのほか、スマホと連携し、「PM2.5」「ホコリ」「ニオイ」といった部屋の空気の状態を可視化したり、遠隔操作でON/OFFできたりと便利に使えます。エアコンと併用して冷暖房効率をアップできる『サーキュレーターモード』もうれしい機能ですね」(戸井田さん)

↑ツインストリーマユニットとTAFUフィルターを搭載するのは本機のみ(画像出典:ダイキン公式サイト)

 

【ダイキンのオススメその2 中位モデル】

場所をとらないスリムタワータイプでお部屋スッキリ

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55V

実売価格4万9800円

横幅27cmのスリムタワータイプで、壁際や家具のスキマに置いても邪魔にならず収まります。加湿量は500mL/時で、加湿フィルターと水にストリーマを照射するため清潔。フィルターは、静電気の力でPM2.5などの微粒子も吸着する「静電HEPAフィルター」で0.3μmの微小な粒子を99.9%除去できます。静電HEPAフィルター・加湿フィルターともに10年間交換不要となっています。

MCK55V 戸井田さんのレコメンド

静音性などタワー型のメリットが大きい!

「加湿空気清浄機の第2グレード。スリムなタワー型でデザイン性の高さが人気です。3色展開で、インテリアイメージに合わせて選べるのもポイント。

 

基本的な性能は一緒ですが、集じんフィルターが『TAFU』から『HEPA』になり、ストリーマも『ツインストリーマ』ではないのが上位モデルとの差ですね。また、本体下から、吸込口・ファン・集じんフィルター(静電HEPAフィルター)・脱臭フィルター・加湿メカ・吹出口という独自構造のため、ファンの音が外に漏れにくく静音性が高いのが特徴。また、加湿の給水タンクが上方にあるので着脱しやすく、給水がラクです。このあたりはタワー型の大きなメリットですね」(戸井田さん)

↑ソライロ(左)、ディープブラウン(中央)、ホワイト(右)の3色を用意し、部屋に応じて選べます(画像出典:ダイキン公式サイト)

 

【ダイキンのオススメその3 普及モデル】

高い集じん・脱臭機能を備えたコンパクトタイプ

ストリーマ空気清浄機 MC55U

実売価格3万3560円

加湿機能を省いて高さわずか50cmに抑え、ローチェストの上にも置けるコンパクトモデル。静電HEPAフィルターを搭載し、0.3μmの微小な粒子を99.97%除去します。ニオイをフィルターに吸着させて、ストリーマで分解。しかも、吸着能力が再生するので長期にわたって脱臭能力が持続します。

↑高さはわずか50cm。ローチェストの上に置いても違和感がありません(画像出典:ダイキン公式サイト)

 

 

MC55U 戸井田さんのレコメンド

個室や書斎用の2台目として最適

「空気清浄機のみの単機能タイプです。集じんフィルター・脱臭フィルターなどの性能は、中位モデルの『MCK55V』と同等。内部の構造は『MCK55V』と同様、下に吸込口とファンがあるので、ファンの吹き出し音が外に出にくく、静かなのがメリットです。価格が手ごろなので、個室や書斎に置くための2台目・3台目に最適です」(戸井田さん)

 

<総括>

「MCK70V」はリビングに、「MCK55V」は寝室、「MC55U」は子ども部屋・和室にオススメ

「上位モデルの『MCK70V』は、シャープなディティールですっきりした印象のデザイン。ツインストリーマ搭載で集じん・脱臭の能力は非常に高く、サイズ面でもリビング向きです。

 

一方、『MCK55V』は、スリムタワータイプで設置面積も27cm角と小さいため、寝室などスペースが限られる部屋にオススメ。静音性が高い点でも、寝室にピッタリです。

 

『MC55U』は、加湿機のパーツがないぶん、高さ50cmと圧迫感が少ないので、床に直接座る子ども部屋や和室などにマッチします。加湿機能がいらないという場合はコレが有力な候補ですね」(戸井田さん)

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