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2019/4/1 21:32

シロカ「おりょうりケトル ちょいなべ」は「自動調理器」として使え! 一人暮らしの「鍋おじさん」がヘビロテして掴んだ真実

コーヒーカップサイズのお湯が約3分で沸いた

では、いよいよ使ってみましょう。ケトルだけに、お湯を沸かす能力からチェック。水からフタなしでお湯を沸かしてみると、コーヒーカップサイズの150mlが約3分、500mlが約5分で沸騰しました。なお、ガスコンロで沸かした場合は150ml が1分40秒で沸騰。「すぐに沸く」で知られるティファールの電気ケトルはコーヒー1杯分140mlを50秒で沸かす機種もあるので、お湯を沸かす能力は、そんなに速くはないというところ。

 

基本的に具材をすべて入れてから調理する

さあ、お野菜を用意して、調理していきますよ! 記念すべき1品目は、低価格かつヘルシーこのうえない「野菜と豆腐の寄せ鍋」です。作り方はカンタン、ポーションタイプの鍋の素を使い、野菜や豆腐が煮えたらポン酢でいただくだけ。じゃあ、まずはスープを温めようか…と思ったら、説明書の「使用上のお願い」に気になることが。

 

「本体にケトルを載せたまま、水や材料を入れない」

「調理中に水や材料を追加しない」

「調理中や調理の直後は移動させない」

 

どうやらこれを見ると、基本的にすべての材料を入れた状態で加熱しなければならないようです。公式サイトに載っているレシピを見てもそのような感じ。硬いものと柔らかいものを時間差で入れられないのか……。肉や豆腐も硬くならないようにあとで入れたいんだけどな……。調理中に自由に食材が追加できると思っていたので、少々残念です。とはいえ、具材の追加ができないとあまりにも不便なので、今後は自己責任で電源レバーをOFFにしてから適宜具材を追加することにしました。

 

やや時間はかかったが、食材にはしっかり火が通っていた

気を取り直して、鍋に豆腐を除くすべての具材を入れ、100℃にレバーを設定。水位は1Lの目盛りを指しています。電源を入れてから約7分30秒が経過。ピーという音が鳴って完成! 鍋の様子を見ると、グラグラ沸いているという感じではなく、ポコっ、ポコっと泡が出てくる印象で、じっくり煮えている印象。シロカさんによると、ふきこぼれを防止するため、また具材が煮える前に水分がなくなるのを防ぐために、100℃に設定しても95℃程度で保温に切り替わるそうです。

 

なお、再加熱するには、いちどレバーをOFFにしてから再度設定すればいいのですが、すぐに保温に切り替わってしまいます。ですから、ビビッドにグラグラ沸かしたい、一気に加熱したい、というときには少々ストレスを感じるかも。

とはいえ、出来上がった鍋を食べてみると、具材はしっかり中まで火が通っていてまったく問題なし。あれ、温度低いのかな? と心配になりますが、けっこうしっかり加熱されているのでご心配なく。とはいえ、7分30秒はまあまあ時間がかかるな……そう思ったとき、あるひらめきが生まれました。…あれ、吹きこぼれがないように加熱・保温してくれるなら、そうか、放っておけばいいんじゃない? …と。

 

お風呂の前にセット→風呂上りに食べるサイクルを確立

その点に気づいてからは、お風呂に入る前に鍋料理をセットし、お風呂から上がったら食べるというスタイルにしました。これだと、ちょうど風呂上りにいい具合に鍋ができあがるわけなんです。つまり、本機を放っておくだけで出来上がる自動調理器のように使うことにしたわけですね。というわけで、豚バラ肉ともやしの寄せ鍋を基本とし、とある日はキムチ鍋、とある日は粉末の鶏ガラスープとトマト缶でトマト鍋、とある日は鶏つくね鍋といった形で、手を変え品を変え、ほぼ毎日鍋料理を作り続けました。

↑豚バラ肉ともやしでキムチ鍋

 

↑湯通しした鶏もも肉で水炊き風に。日本酒を合わせて

 

軽く作りたいなーというときはもやしと豆腐の鍋。今日は作りたくない! という日は、レトルトのおでんを買ってきて温めるだけの日も。たとえレトルトのおでんでも、やはり目の前で温めると気分が違うものですね。あ、あとはいつもの野菜鍋に、コンビニのレジ脇で売っている焼き鳥(つくねやももなど)を串から外して鍋に入れると、いい脂とおいしいおだしが出ておいしいですよ!

↑焼き鳥を入れた鍋。焼き鳥の香ばしさと塩味、脂が絶妙なアクセントに。ブロッコリーは冷凍を使用

 

↑日本酒の湯せんも可能です
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