家電
2019/5/30 21:00

これが「乾燥機」だとっ!? 性能もハイレベルな「小型衣類乾燥機」は新風を巻き起こすか?

日本では洗濯物をベランダに干すことが一般的ですが、アメリカやカナダの都市を始め、欧米ではベランダに洗濯物を干すことが禁止されている地域が多く存在します。そのため一般家庭にもかなり大きな衣類乾燥機が置かれていることも珍しくありません。そんなアメリカで開発された、ちょっと新しい衣類乾燥機がいまKickstarterで人気を集めています。その名も「Morus Zero」。

本製品の第一のポイントは小型であること。日本でも小型乾燥機は各種メーカーが開発していますが、2~3kgの衣類乾燥に対応した小型乾燥機でもサイズは40×50×60cm程度、もしくはそれ以上が一般的です。しかし、カウンタートップ型のMorus Zeroはそれよりも小さく38×46×51cm。とてもコンパクトでどこにでも置けそうですよね。

 

そして、何よりも最も重要なセールスポイントは乾燥の早さ。Morus Zeroはたった15分で通常衣類の乾燥が完了してしまうそうです。なぜそんなに早いのかと言うと、本製品は熱を使っているだけでなく、乾燥機内の気圧を低くすることで水の沸点を下げているから。その結果、より早く、より低い温度で水を蒸発させることができるわけです。

 

容量は約1.5キロなのでそれほど多くの衣類を乾燥させることはできません。説明によると6枚の半袖シャツ、もしくは4枚の長袖シャツが一度に乾燥させられる目安とのこと。しかし1日や2日単位で同じ制服やユニフォームを繰り返し着る必要がある方にはピッタリではないでしょうか。また「アレを洗うの忘れてた! 今晩必要なのに!!」という状況でも、サッと乾かすことができるのはありがたいですよね。

セールスポイントは小型で早いだけではありません。紫外線による殺菌機能もついているので乾燥するだけでなく、99%のバクテリアを殺菌してくれるそう。また、早くて低い温度で乾燥ができるので、より安全なうえ、電気使用量も抑えられます(開発チームによると、Morus Zeroの1ポンド〔約0.45kg〕あたりの電気使用量は0.24kwhに対して、従来品は1ポンドあたり0.4kwhとのこと)。

 

さらに、湿度検知センサーが内蔵されており、機内の衣服が乾燥していることが分かれば、乾燥は自動で終了するそうです。衣服の回転も自動で逆回転が行われるので絡まりやシワも抑えられるとのこと。

 

取り付けに特別な工事は必要ありません。衣服から取り出された水分は水タンクに貯められ、簡単に取り外して捨てることが可能。生温かくて湿気のある空気がMorus Zeroの後ろから部屋に送り出されるわけではないのです。デザインやディスプレイもモダンで家に設置しても気にならないのがいいですよね。

CES 2019にも出品されたMorus Zeroは、Kickstarterで現在1台約3万3000円で予約受付中。配送は今年12月を予定しているようです。市場に出ている小型乾燥機とそれほど価格が変わらないのは素晴らしいですが、残念なことに日本への配送は別途約2万2000円がかかるようです。

「衣類乾燥機を刷新する!」と宣言するMorus Zero。従来品よりも早く、省エネで、安全な本製品が成功すれば、ほかメーカーからも類似プロダクトが出てきそうな予感がします。