家電
2019/6/13 21:00

「マイクログリーン」を土なしで自宅栽培! 自給自足にもなる北米で話題の家庭菜園アイテム

近年、北米のレストランでは、サラダやサンドイッチなどで、かいわれ大根からほうれん草の幼葉まで小さな野菜がメニューに頻繁に使われるようになりました。「マイクログリーン」と呼ばれるこのような野菜は食感や見た目だけでなく、栽培期間が短く、栄養価が比較的に高いことから、健康面でも多くの注目を集めています。栽培には場所も取らず手間もかからないため、多くのレストランが敷地内で栽培をする一方、家庭菜園としても徐々に人気を集めているんですね。

 

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そんななか、現在注目を集めているのが、お手軽家庭菜園プロダクトの「MicroFarm」。先日、Kickstarterで800人近い支援者たちから1200万円ほどの開発資金を集めました。本製品はマイクログリーンの家庭栽培に特化することで、「家でちゃんと食べられる野菜を育てたいけど、そんな時間も余裕もない!」という忙しい消費者たちの声に応えているんです。

 

MicroFarmは、フルスペクトラムのLED光(演色評価数〔CRI〕 95+と自然光に近い)を室内でマイクログリーンの芽に当てることで、収穫を調整。直射日光を使わないため、土も乾かないというのが特徴のひとつです。

本製品が提供する種はアルグラ、パセリ、レッド・ビート、大根、マスタード、ブロッコリーなど。発芽してから7~10日間、育てた状態の幼葉を収穫していただきます。もちろん種は遺伝子組換えなしのオーガニックとのこと。

 

MicroFarmは土を使わずに屋内で光で発芽させる設計なので、消耗するパーツはLEDライトのみ。こちらも性能を落とさずに8年は使えるそうです。ライト部分は1000円ほどで購入できるうえ、交換も簡単なので、長い間、使うことができるプロダクトとなっています。また、本製品にはプラスチック製のトレイも2つセットで付属されています(サイズは38×20×2cm)。

 

毎週マイクログリーンをいっぱい刈り取って食べられるMicroFarmは、確かに手間もかからず食生活の改善にもつながりそうです。しかし、開発チームのMotherの目的はそれだけでありません。これを通して自給自足の生活を広めることも目指しているようです。

Kickstarterのキャンペーンが終了した現在では、Motherの公式サイトで予約を受け付けています。1年分の種が付いているセットが約1万7000円で予約可能(日本への発送は3400円が別途必要)。種がなくなれば1年分を2300円で追加購入することもできます。開発チームによると、1年分のマイクログリーンは重さにして12.5キロほどになるそう。この量のマイクログリーンをヨーロッパで購入しようとすると6万4000円ほどかかるそうですから、お得なのがよく分かりますね。

 

MicroFarmには、自宅でマイクログリーン栽培を行っている人たちから歓迎の声が集まっています。その一人は「マイクログリーンは水のコントロールで失敗してしまうことがあるけれど、その点はどう?」という質問を書き込んでおり、Motherは「実はいま、実験的に自動的な水やり機能を開発中で、将来のバージョンではそれを実装できたらいいなと思っている」と返信しています。現バージョンでは、種をまいて、水を適宜補給するという作業が必要ですので、そこまで実現すれば、自動マイクログリーン家庭栽培ができそうですね。

Kickstarterでの予約購入者への発送は今年10月を予定しているとのこと。今後の展開から目が離せません。