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2019/11/15 18:30

「スペシャルティ」が魔性のウマさ! 13万円の全自動コーヒーメーカー「デロンギ ディナミカ」はやっぱり違う

これまでに数々のコーヒーマシンをリリースしてきたデロンギ。同社の全自動コーヒーマシンに共通しているのは、簡単操作で挽きたての香り豊かなコーヒーが楽しめること。そして、10万円オーバーの高級機をリリースしていることにも注目です。こうした高級機は、ほかのコーヒーメーカーといったいどう違うのか、そんなに味や機能が違うものなのか……みなさんは知りたいとは思いませんか?

 

10万円を超える高級コーヒーメーカーの使用感をレポート!

というわけで今回は、10月に発売されたハイスペックな新作「デロンギ ディナミカ コンパクト全自動コーヒーマシン ECAM35035W」(実売価格13万7280円・以下、ディナミカ)を実際に使って、その使用感をレポートします!

↑こちらが「デロンギ ディナミカ コンパクト全自動コーヒーマシン ECAM35035W」

 

アイボリーのカラーとスタイリッシュなフォルムは、さすがデロンギ。キッチンやリビングに置いておくだけで、その場が華やかになりそうです。一方、機能面でのディナミカの大きなポイントとなるのは、スペシャルティコーヒーの豆を抜群においしく飲む「スペシャルティ」という新メニューを搭載していること。ほかにも、抽出方法によって様々なコーヒーメニューを1台で楽しめます。

↑コーヒー豆をすくうスプーン、お手入れ用の棒、徐石灰剤などが付属

 

ワンタッチで淹れられるようにするには、まず初期設定が必要です。直感的に操作できるタッチパネルを操作していきます。

↑多言語対応の本機。まずは日本語にセット

 

豆の種類やメニューを設定する前に、もうひとつ。水の硬度を選択します。ふだん飲んでいる水の硬度を調べられるキットが付いています。

↑水に試験紙を浸けて、変わった色によって硬度がわかる仕組みです

 

↑タッチパネルで水の硬度を設定すればOK。おいしいコーヒーのためには、水からこだわる必要があるということですね

 

これで設定完了。バリスタ並みの本格コーヒーを楽しむための準備が整いました。あとはお好みのメニューや濃度を入力して、実際にコーヒーを淹れていきます。

 

「カフェ・ジャポーネ」はクドさが皆無で心地よい味わい

今回は2種類の豆を用意して、抽出体験をしてみます。

 

エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、さらにエスプレッソLARGEやロングコーヒーなど、多彩なメニューがあるなかから、まずは「日本人好みの深蒸しレギュラーコーヒー」だという「カフェ・ジャポーネ」というメニューを試してみました。

 

豆は、この次にエスプレッソも試したいので深煎りタイプを用意。おなじみのドトールコーヒーショップから発売されている「イタリアンエスプレッソコーヒー」です。違いをわかりやすくするため、こちらはあえてスペシャルティコーヒー的な超高品質ではありませんが、その味はさすがドトールといえる安定感です。

↑ドトールの「イタリアンエスプレッソコーヒー」。軽やかな苦味と重厚さを感じさせる、力強いブレンドです

 

さっそく豆をマシンの豆ホッパーに入れていきます。適量の豆で抽出するために、気持ち多めかな? くらいがベター。あとはカフェ・ジャポーネのモードにして抽出量や濃さを設定すれば、抽出スタートです。

↑豆ホッパーに豆の状態のまま入れます

 

↑濃度はスタンダードにしました

 

ボタンを押すとすぐにカップにコーヒーが注がれていきます。マシンの音はしますが、それほどうるさくはありません。

↑始動音や豆を挽く音が鳴ったと思ったら、さっそく出てきます。美しいカスケード(抽出中に生じる微細な泡が波打つ様子)も楽しめます

 

ほどなくして抽出完了。これくらいの早さなら、朝の忙しいときでも気になりません。挽きたてだけあって豊かな香りが漂います。淹れたての一杯をさっそく飲んでみると、こっくりした味わいが印象的。深煎りの豆なのでビターな印象はありますが、クドさは皆無で心地よいおいしさでした。

↑挽きたてならではの芳醇な香りを楽しめます

 

エスプレッソはアロマティックでガツンとくる味わい

続いでは先ほどと同じ豆でエスプレッソを淹れてみます。

 

デロンギといえばエスプレッソの国・イタリアのメーカー。つまり、デロンギにとってエスプレッソは得意中の得意メニューです。同社のエスプレッソマシンを持っているという人も多いことでしょう。それだけに期待は高まります。エスプレッソモードにしてスイッチオン!  今回は濃さを「ストロング」に設定しました。

 

やはりカフェ・ジャポーネに比べて、こちらのほうが抽出されるコーヒーにも濃縮感があります。味わってみると、雑味のないアロマティックなエスプレッソで、ガツンとした味わいが楽しめました。

↑エスプレッソは少量の抽出。カフェ・ジャポーネと同じコップだと少なく感じますね

 

↑エスプレッソにはミックスナッツを合わせて、昼下がりのイタリアンバールでのひとときをイメージ

 

カプチーノはルクの泡感が専門店レベル! 

スチームで牛乳を温めて泡立てるフォームドミルクも、デロンギのお家芸といえる機能です。次はそれを試すために、エスプレッソにフォームドミルクを加えて、カプチーノを作ってみました。

↑スチームのメニューを選択します

 

まずはフォームドミルクを作ります。ミルクジャグに入れた牛乳に、本機左側にあるスチームの噴出口を差し込んでスタートボタンを押せばOK。勢いよくスチームが出て、ミルクを泡立てます。ほどなくしてクリーミーな泡が完成! 洗浄する機能がしっかりしているので、汚れにくいのもうれしいポイントです。

↑牛乳をスチームで泡立てます

 

↑できあがったフォームドミルクを、エスプレッソに注げば完成です

 

エスプレッソにフォームドミルクを注いで口にすると、その味わいは実にハイクオリティ。店で飲むようなレベルのなめらかなカプチーノの味を、しっかりと再現できていました。筆者は不器用なので、泡でオシャレにお絵かきできないのが残念ですが……。

↑泡の層と液体の層のコントラストが見事です

 

↑カプチーノにはパン(フォカッチャ)を合わせて、朝食っぽいイメージに

「スペシャルティ」はフルーティでやめられなくなる魔性の味

ついに目玉機能「スペシャルティ」を試すときがやってきました。用意したのは、国内サードウェーブコーヒーの先駆けといえる「オニバスコーヒー」のシングルオリジン、エチオピア。フルーティでフローラルな甘い香りと優しい酸味、ハーバルな清々しい風味が特徴です。

 

ちなみにスペシャルティコーヒーというのは、飲み方の種類ではありません。豆の生産から流通、焙煎、抽出に至るまでのすべての流れで、徹底した品質管理が行われたコーヒーのことを指します。第三者機関による厳しい品質基準をクリアした、ハイレベルなコーヒーなんです。

↑こちらが「オニバスコーヒー」のエチオピア。ブレンドではないシングルオリジンの豆で、ドトールよりも粒が小さいところも特徴です

 

マシンの使用方法は、カフェ・ジャポーネとほぼ同じ。メニューや濃度などを設定してスタートボタンを押すだけです。今回は、濃さを「マイルド」に設定。豆自体も明るい色味でしたが、抽出されるコーヒーも赤みを帯びた液色。まるで紅茶のようです。

↑抽出されたコーヒーは赤みがかった色に

 

ひと口飲んだだけで、違いは明らか。香りは上品でありながらもボリューミーで、果実のようなフルーティ感がたまりません。味は酸味の効いていてコクも十分。重さがないので飲みやすく、それでいて飽きがこない。その魅力にどんどん引き込まれ、飲むそばからもっと飲みたい!……と思うような、やめられなくなる味わいでした。

↑スペシャルティコーヒーにはクッキーを合わせて、極上のブレイクタイムに

 

味わい、バリーエーションの豊富さ、手軽さ、どれをとってもハイレベル

このおいしさは、マシンの力による部分も大きいでしょう。本機の「スペシャルティ」メニューは、豆の産地の特徴を最大限に表現するため、フルーティな中~浅煎りのコーヒー豆に特化した抽出方法。繊細な味わいを表現するにはピッタリなメニューです。「自分のヘタなドリップテクでは、豆のポテンシャルを引き出せないかも…」「せっかく高品質な豆を買っても、淹れ方で損しているのでは…」なんて思う方もいるでしょうが、このマシンさえあれば安心ですね。

 

ちなみに、片付けが全自動で簡単なのも本機の素晴らしいところ。ひととおりメニューを試したあとは、豆のカスをまとめてポイッと捨てるだけでOKです。この「至れり尽くせり感」は高級機ならではですね。

↑使用後の豆のカスは、こんな感じでカタマリになってたまります

 

本機を使った結論として、味わいとバリーエーションの豊富さ、手軽さ、どれをとってもハイレベル。決して安くはないですが、お値段以上の価値を感じました。特にスペシャルティ&サードウェーブコーヒー好きの人、または苦みのあるエスプレッソも酸味の効いたコーヒーも好きな人、もしくは家族の嗜好がそれぞれバラバラという一家がいたら、これは絶対にオススメです。

 

 

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