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調理家電
2020/4/9 20:05

「巣ごもりの炊事パニック」は自動調理鍋で解消せよ! 家電のプロがいま伝えたい「ホットクック」活用法

新型コロナウイルス騒動で世界中がパニックに陥っており、日本でも7都府県を対象に緊急事態宣言が出されるなど、事態は深刻化しています。小中学校や高校、大学などの春休みが早くスタートしただけでなく、年度初めも大幅にずれ込むような状況。企業によっては、リモートワークを進めているところも増えているのでないでしょうか。

 

外食もままならない状況で、炊事の大きな味方になるのが「ホットクック」

父一人娘一人で生活する私も、コロナ禍で生活がガラリと変わりました。製品発表会や展示会、講演会・カンファレンスなどのイベントは一切合切なくなり、ほぼ年中無休で学業や部活にいそしんでいた娘が毎日家にいる状況。お弁当を作る必要はなくなったものの、不要不急の外出がしにくくなって外食もままならず。朝昼晩と食事を作る必要が生じたことで、毎日の献立に頭を悩ませる毎日です。同様に「ああもう、今日の夕飯、明日の昼ご飯はどうしよう!?」と右往左往するお母さん、お父さんも多いのではないかと思います。

 

そんな家族全員で“巣ごもり”せざるを得ない状況で、炊事の大きな味方になってくれるのが「調理家電」。なかでも注目したい製品の一つがシャープの水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」(以下ホットクック)です。では、なぜホットクックが今注目なのか、以下で具体的に紹介していきましょう。

↑シャープの「ヘルシオ ホットクック」シリーズ。左が最新モデルの「KN-HW10E」(1.0Lモデル・実売価格4万6210円)で、右が従来モデルの「KN-HW24C」(2.4Lモデル・実売価格7万1280円)

 

放っておいても調理ができるのが大きなメリット

多くの人が鍋やフライパンを使って料理を作っていることと思います。これらは腕次第で高いパフォーマンスを発揮してくれますが、鍋やフライパンは基本的に付きっきりで使う必要があります。これに対し、ホットクックは付きっきりで見ている必要がなく、「ほったらかし調理」ができるのが便利。

 

内鍋の中の食材をかき混ぜる「まぜ技ユニット」を搭載しているため、カレーやシチューなど粘度の高いメニューもこげ付かせずにかき混ぜながら調理できるほか、最長15時間後までの予約調理が可能なのが特徴です。

↑内鍋の中の食材を自動的にかき混ぜる「まぜ技ユニット」。ホットクックの大きな特徴の1つです

 

食事作りに気を取られることがないので、仕事に集中できる

リモートワークをしながら子どもと一緒に自宅待機をしている方は、夕方ごろに「今日の夕飯作らなきゃ」とそわそわしてしまい、仕事への集中力が削がれてしまうこともあるでしょう。

 

でも、例えばホットクックでカレーライスを作る場合なら、食材さえ用意しておけば準備はほぼOK。野菜や肉、水を入れ、一番上にカレールウを置いてからメニューを選んでスタートボタンを押すだけ。あとは40分ほど待つだけでカレーができあがります。途中で具材を追加する、いったん火を止めてカレールウを入れてから弱火にして付きっきりでかき混ぜる……といったプロセスは全く必要ありません。

 

ですから、「仕事がちょうど佳境に入ってきた」というときに、夕飯作りでモチベーションを途切れさせずに済むわけです。献立に悩む時間を節約するなら、「金曜日はカレー」といった形で、曜日を決めてローテーションで作るのも良いですね。

↑食材や調味料などをセットしてスタートボタンを押すだけで……

 

↑カレーなどを手軽に作れるのが魅力

 

↑カレーがカンタンに完成!

 

「予約調理」をうまく活用すれば仕事の“瞬断”すらなし!

↑ホットクックの液晶は見やすく、操作もカンタン

 

先述の通り、ホットクックはほったらかし調理ができるのが魅力ですが、このほか、巣ごもりリモートワーク時に活用したいのが「予約調理」機能です。

 

予約調理といっても、炊飯器の予約炊飯のように指定した時刻の約1時間前に調理を開始するといった単純な機能ではありません。食材が腐敗しないよう、温度を自動でコントロールしてくれるのです。ホットクックは予約調理機能をスタートすると、食材が腐敗しやすい40〜60℃程度の温度帯を素早く抜けて70℃前後の温度帯をキープしつつ、最大15時間後までにできあがるように、ちょうどいいタイミングで調理をスタートしてくれます。

 

この予約調理をうまく使えば、一定の時間でまとめて調理することも可能。例えば、朝に「勝間流具だくさんみそ汁」をセット・調理して、食べ終わったら昼食用の「おでん」や「筑前煮」などの食材をセットし、予約調理をスタートすれば、朝のうちに昼ご飯の用意まで済んでしまいます。

↑勝間流具だくさんみそ汁

 

さらに、もし夕飯までの準備を済ませたいのであれば、朝食後すぐに昼食の調理をスタートし、できあがったら粗熱を取って冷蔵庫にしまいます(こちらは昼食時に温めて食べます)。その間に食材を用意しておき、ホットクックが空いた直後から「ビーフシチュー」などの予約調理をスタートすれば、朝のうちに夕飯までの準備を済ませることも可能。以降は調理に煩わされることがなくなるので、仕事の“瞬断”すらもなくなるというわけです。

↑ビーフシチュー(写真)や筑前煮なども予約調理が可能です

 

ホームフリージング用の作り置き料理が量産できる!

また、多くの人が巣ごもり生活を強いられる状況下では、「欲しいときに必要な食材が手に入らない」ということがあります。過剰な買いだめは控えたいものですが、こういう状況下でおすすめしたい方法の1つが、食材を多めに買ってホットクックで一気に調理し、ホームフリージングして長期保存するというもの。

 

肉や魚などの生鮮食品は数日程度しか持たないので、冷蔵やチルドでは備蓄できません。かといって調理前の肉や魚を冷凍しても、解凍に時間がかかる上に味が落ちてしまいます。そこで、時間があるときに生鮮食品を一気に調理し、チルドルームや冷凍室などを活用して保存しよう、というわけです。ホットクックはこうした作り置き料理の調理に便利。休日や空いた時間にホットクックを稼働させ、「きんぴら」や「豚の角煮」など保存に適した料理を作り置きすれば、常備菜として活躍するでしょう。

↑きんぴら

 

↑豚の角煮

 

外食もままならない状況で、ちょっとおしゃれな料理が作れるのはありがたい!

料理にかかる時間を短縮できる「時短」や、調理をおまかせして時間が作れる「時産」などに便利なホットクックですが、魅力はそれだけではありません。

 

レシピに従って食材をセットするだけで「アクアパッツァ」や、キャベツを丸ごと使って調理する「キャベツの丸ごとスープ煮」などといった、ちょっとおしゃれな料理を作ることも可能です。外食がままならない状況で、手間をかけずにこうした料理が楽しめるのはありがたいこと。食卓が華やかになって、沈みがちな気分も晴れそうですね。

↑アクアパッツァ

 

↑キャベツの丸ごとスープ煮

 

献立に悩んだときサポートしてくれる機能も

また、リモートワークで食事を作る機会が増えることで、毎回「何を作ろうか?」と悩むことも増えるはず。そんなときは、Wi-Fi通信機能を内蔵するAIoT(AI+IoT)モデル(現行モデルではKN-HW24E、KN-HW16E、KN-HW10E)の「メニュー占い」や「調理ランキング」といった機能を活用しましょう。

↑「メニュー占い」や「調理ランキング」などが献立を考える手助けになります

 

メニュー占いは味付けの気分(あっさり、さっぱり、こってり)や健康状態(健康、普通、食欲がないなど)、体調で気になること(血圧高め、体重増加など)を選ぶことでおすすめのメニューを表示してくれるというもの。調理ランキングは、Wi-Fi搭載モデルでよく作られているメニューをランキングにしたもので、人気のメニューが一目でわかります。これらを活用して、献立に悩む時間を時短できるのがいいですね。

 

このように、ホットクックはおまかせ調理や予約調理で効率よく調理できますし、作り置きにも活用できます。献立を考えるサポートもしてくれるとあって、特にリモートワークと食事作りを両立する方には大きな味方となるはずです。現在は何かと不自由な状況ですが、この機会に調理家電に目を向ければ、より快適な生活スタイルが見つかるかも。うまく活用して、困難を乗り切っていきましょう!

↑占いの結果は「ふろふき大根」に。味付けの気分や健康状態などで毎日のメニュー決定を支援してくれるのは魅力です

 

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