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2020/6/8 20:40

ホントだ、うるおいが違う! スキンケアが同時にできる「世界初のシェーバー」の効果が凄かった

プライベートはもちろんビジネスシーンでも、吹き出物やシミなどの肌トラブルがない若々しい肌は第一印象が良いもの。このため、最近はドラッグストアなどでもメンズスキンケア専用コーナーが作られるなど、男性のスキンケアにも注目が集まっています。そんななか、パナソニックは「シェービングとスキンケア」を同時にできる世界初のスキンケアシェーバー「ラムダッシュ ES-MT21」(税抜実売予想価格2万6000円前後・以下、ES-MT21)を発表しました。発売は7月1日ですが、いち早く入手できたので実際に試した様子を紹介します。

↑本体サイズは高さ17.8×幅6.5×奥行き5.5cm、質量約210g。つや消しのグレーで高級感がありながらもシンプルなデザイン

 

イオンプレートを活用した「電気浸透流」で保湿成分を肌の奥まで届ける

ES-MT21は一見すると一般的な電気シェーバーです。ただし、本体正面にゴールド系の色のイオンプレートが配置されており、シェービング時にこのパーツを肌に触れさせることで、ヒゲのケアをしながら同時に化粧水の浸透を促すことが可能です。

↑赤線で囲んだ鈍いゴールド系の色をしている部分がイオンプレート。シェービング時はこの部分を肌にあててケアします

 

使い方も簡単で、基本的には化粧水をたっぷりつけた肌につけ、その上からイオンプレートが肌に触れるような角度でシェービングするだけ。ちなみに、化粧水にはいつも使っている製品を利用できます。美顔器などによっては「専用化粧水」を必要とするものもありますが、手持ちの化粧水が利用できるのは手軽でうれしいポイントです。

↑いつものシェービング前に化粧水を塗るだけの簡単ケア。写真の化粧水はES-MT21とコラボレーションしているELCジャパンのアラミス ラボ シリーズ「ウオーター ローション RE」

 

↑ケアの強さを2段階から選択可能。しかも温感機能もあり、肌を温めながらケアできます

 

ES-MT21でスキンケアができるのは「電気浸透流」を利用しているからです。ES-MT21ヘッドにあるイオンプレートはプラス電極で、本体背面にあるイオンパネルはマイナス電極になっています。電気浸透流とはプラスからマイナス電極に向かって発生する水の流れのことで、この流れを利用することで化粧水などの保湿成分を角質層に移動させることができるといいます。つまり、手でパシャパシャと化粧水を塗るだけより、肌の奥に化粧水の保湿成分などがいきわたりやすいのです。

 

顔の左側にだけ使ったら「潤い」の数値が高くなった

「電気」というとビリビリしそうなイメージもありますが、使用感は特に刺激もなく普通のシェーバーそのもの。ただし、温感機能で肌をあたためながらシェービングするため(暑い時期などは温感機能は切ることもできます)、使用後はケアした部分の血行がよくなっている印象があります。

↑「シェービングしているだけなのに、肌がぽかぽかして気持ちイイですね」とモデル談

 

パナソニックは、化粧水に含まれる保湿成分ヒアルロン酸なら、手で塗布するよりも1.7倍量浸透するといいます。また肌が保湿されるためか、化粧水を塗布3時間後の肌の水分量減少は4分の1に抑えられるそうです。

 

試しに顔全体に化粧水を手で塗布し、顔左側のみES-MT21でケアしてみました。パッと見で違いはわかりませんでしたが、触るとケアした部分のほうがサラッとした感触。ケアしていない部分は化粧水がべたつく印象です。

 

さらに、ケア3時間後に左右の肌を肌分析器でチェックしてみました。もともとモデルの肌の状態は悪くありませんでしたが、ES-MT21でケアした左側だけ「潤い」の数値が高い(以下写真)のがわかります。

↑ES-MT21でケアした左側のほうが潤いの数値が高いのがわかります

幅広い化粧品を使って肌の集中ケアができるイオンケアモードが便利

ところで「シェービングしながらスキンケアということは、シェーバーが当たらない目元などのケアはどうすればいいんだ?」と感じた人もいるのではないでしょうか? 実はES-MT21は肌ケアだけができる「イオンケアモード」も搭載。このモードでは、化粧水を塗った肌にイオンプレートの広い面をスタンプのようにペタペタと押し当ててケアします。口元のみならず、目元などの乾燥しやすい細かな部分までケアできるわけですね。もちろん、イオンケアモードでも温感機能は使用できます。

 

イオンケアモードのもうひとつの魅力が、シェービングと同時にする肌ケアよりも利用できる化粧品の幅が広いところです。シェービング時は基本的に化粧水しか利用できませんが、イオンケアモード時は乳液や美容液、クリームなども利用できます。さらに、シートマスクを顔にはりつけて、その上からES-MT21をあてるといったケアも可能。次の日に重要なイベントがあるときなど、集中ケアしたい場合にも便利な機能です。

↑イオンケアモードでは、赤い線で囲んだ広い面をスタンプのように肌に当てながらケアします。1か所2~3秒程度(クリームは3~5秒)が目安

 

高速リニアモーター駆動をはじめ、シェーバーとしての性能も優秀

ES-MT21はパナソニックの人気シェーバーシリーズ「ラムダッシュ」だけあり、シェービング機能ももちろん優秀です。ラムダッシュの特徴は、なんといってもリニアモーターを使って約1万3000ストローク/分の高速駆動を行うこと。しかも約200回/秒ごとに肌をセンシングし、ヒゲの濃さにあわせてパワーを調整するので肌に優しく素早く深剃りできます。さらに、IPX7(水深1メートルに30分間水に浸けても影響がないレベル)の防水性能があるので、使用後は水でじゃぶじゃぶ洗えるのも嬉しいところ。

↑30°の鋭角ナノエッジ内刃と45°の鋭角刃で太いヒゲも長い毛もスパッとカット

 

↑肌に直接触れる製品だけに水でジャバジャバ丸洗いできるのは魅力的

 

朝の肌ケアの負担を減らすほか、スキンケア初心者にもオススメ

実はES-MT21が搭載しているような「化粧水の保湿成分を角質まで導入する美顔器」は、女性用ならばそれなりの数が発売されています。もちろん、男性用の美顔器も少数ながら発売されていますが、今回のようにシェーバーと一体化した製品は初めてです。

 

化粧水で肌をケアする「朝のひと手間」はなかなか面倒なもの。その点、本機でシェービングと同時にスキンケアができるなら、朝の負担がかなり軽くなるはずです。また、普段肌ケアをしておらず、「そもそもスキンケアで何をすべきかわからない」という人にとっても本機は救世主となるかもしれません。

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