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2020/11/9 6:25

え、この剃り味で1万円台? 「究極の密着性」を目指したブラウンの新シェーバーが衝撃的

長引くコロナ禍の中で、ニューノーマルな生活にも慣れてきたころではないでしょうか。とはいえ、100%リモートワークの方でも、オンライン会議があるので身だしなみに気を使う必要があります。さらに、1日中デスクワークをしていると、何の気無しに自分の顔を触ることが増え、ヒゲの剃り残しが気になって仕方がない……という方も多いのでは? 筆者の場合、特に気なるのは顎下の剃り残し。ちゃんと剃ったつもりでも、ちょこちょこ残ってしまうんですよね。とはいえ、凹凸のある複雑な形状をした顎下をちゃんと剃れるのは、どうせ高額なフラグシップモデルだろうな……。

 

ブラウンが売れ筋のミドルレンジモデルを6年ぶりに一新

そんなユーザーの声に応えて、ブラウンはこのほどミドルレンジモデルで剃り味にこだわった新製品を発売しました。それがシリーズ5(実売価格1万1880円)・シリーズ6(同1万4080円)・シリーズ7(同1万7380円~)の3モデル。ブラウンにとって実に6年ぶりとなるミドルレンジモデルの新製品です。

 

ブラウンによると、シェーバー市場でもっとも売れているのが5000円~2万円までのミドルレンジモデルで、この価格帯のモデルのユーザーは性能と価格のバランスを求めているそう。新製品はその点を押さえつつ、「あご下の剃り残し」という消費者の長年の悩みに応え、「究極の密着性」を実現するとのこと。

↑ブラウンが6年ぶりにリニューアルしたミドルクラス3モデル。左からシリーズ6、シリーズ7、シリーズ5

 

3モデルに共通するのは、ヘッドが本体から独立していること。一般的にミドルレンジモデルはヘッド・本体一体型が多く、ヘッドは本体に対して真っ直ぐ上を向いて取り付けられています。これに対し、新製品の3モデルは15°前傾した独立ヘッドを搭載したことで、握り方にかかわらずヘッドが肌に密着する姿勢を保てるようになりました。また、人間工学に基づいた握りやすいボディシェイプと、握る部分はゴム製で滑りにくいことに加え、重量バランスに考慮した設計により、長時間のシェービングでも手が疲れにくくなっています。

 

このバランスを実現したのが新開発の小型モーター。パワーを維持しながら従来よりも50%小型化したことで、従来はヘッド近くに配置していたモーターをボディ寄りに下げることができました。ちょうど親指と人差し指で握る辺りに重心を置くことで、シェービングの際のバランスが格段に向上したのです。なお、3シリーズすべて、デープキャッチ網刃2+S字型トリマー刃の3連密着ブレードを搭載しています。

↑握り手の位置に重心を置くことでバランスが良くなり、長時間のシェービングでも疲れにくくなっています。実際にシェービングしてみると、軽く感じます

 

上位機種になるほどヘッドの可動域が増えていく

それでは各シリーズの特徴を見ていきましょう。シリーズ5は、ヘッドは固定して動かないものの、3連ブレードがそれぞれ4-5mmほど自在に浮き沈みすることで、ヘッドが肌の凹凸に合わせて密着する仕組みです。また、ヘッドを支えるネックの両側には穴が空いており、そこから直接水道水を流し込むことで、網刃を外さずにヘッドを簡単に水洗いできる「クイック洗浄システム」を採用。ヒゲを剃るたびにすぐに水洗いできるので、清潔さが保てます。なお、穴の中には水圧で開く弁があり、ヒゲ剃り中は閉じているので、シェービング中に細かなヒゲくずがこの穴から落ちることはありません。

↑シリーズ5は網刃が約4-5mm浮き沈みする3連密着ブレードを搭載

 

↑ヘッドの首の左右に穴をうがったクイック洗浄システムにより、網刃を外さずにすぐに水洗いができます

 

シリーズ6は、3連密着ブレードに加え、ヘッドが前後に動くことで、より顎下のラインに密着したシェービングができるようになっています。なお、クイック洗浄システムは採用していません。

↑シリーズ6はヘッドが前後にスイングし、シェービング時の縦のストロークに沿って肌に密着

 

ミドルクラスの中で上位モデルであるシリーズ7は、前後の動きに左右の動きも加わった360°密着システムを採用しました。さらに密着性が増し、喉元、顎下、顎から頬にかけての複雑なラインでも深剃りを実現します。また、シリーズ7は、フラグシップモデルに搭載している人工知能テクノロジーを採用。通常はヒゲが濃い人の場合、シェーバーの引っかかりが多くなってパワーが落ちてしまうところ。しかし、シリーズ7は人工知能テクノロジーによってヒゲの濃淡を検知し、ヒゲが濃い場合にはモーターパワーを上げることで、カットする力を落とさずにシェービングが続けられるのです。

↑ミドルクラスの上位モデルであるシリーズ7は、3連密着ブレードが浮き沈みすることに加えて前後左右にヘッドが動きます

 

↑ヘッドが本体から独立し、ネック部分の2本の稼働する支柱で支えることで前後左右の動きを可能にしています

 

↑シリーズ7の360°密着システムの動き

 

↑人間工学に基づいたフォルムは握りやすく疲れにくいとのこと

 

シリーズ7を使ってみたら、軽さと滑りの良さに驚いた

シリーズ7を実際に使ってみると、まずはその軽さに驚きます。物理的な軽さと、握りやすさ、そして重心がちょうど親指と人差し指で握る部分にあるので、筆者が使っている4枚刃モデルよりかなり軽く感じます。筆者はヒゲが濃いのでシェービングに時間がかかるのですが、これなら長時間シェービングしても腕が疲れません。3枚刃のヘッドは大きすぎず小さすぎずの絶妙なサイズ。3連密着ブレードと360°密着システムが加わって、顎下ラインにピッタリと吸い付きます。網刃の滑らかさは特筆もので、内刃の鋭い切れ味と相まってスムーズに肌の上を滑っていく感触は良好。筆者のような濃いヒゲでも、短時間で深剃りできました。

↑シリーズ7は顎下の複雑なラインにもピッタリ吸い付いて深剃りできます

 

↑右半分がシリーズ7を使った部分。2日伸ばしたヒゲも剃り残しなく短時間できれいに剃れました

 

新モデルでは、自動充電機能付きのアルコール洗浄システムセットもラインアップ。水ベースの洗浄液を採用しているメーカーが多いなか、ブラウンはアルコールベースの洗浄液にこだわっています。これは、シェーバーヘッドの中に入り込んだヒゲおよび皮膚の脂分を分解し、しっかり落とすことができるためです。なお、各種トリマーや交換ヘッドもオプション品として多数用意しており、本体1台あればチョイヒゲを切りそろえたり、ムダ毛を処理したりと、さまざまな用途に対応できます。

 

コロナ自粛の制限が徐々に緩和され、今後は少しずつ外出する機会も増えるはず。ここはひとつ、シェーバーを買い替えて心機一転、身づくろいに精を出そうじゃありませんか!

↑アルコール洗浄システムが付属するセットには専用洗浄剤が1個付属します

 

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