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炊飯器
2021/8/18 18:15

「アイリス史上最高」とうたう炊飯器「瞬熱真空釜」に期待! 自信の根拠は「お家芸」のLED技術にあり

米を傷つけず素早く熱を伝えることで、粒立ちの良さを実現

「瞬熱真空釜」により、釜全体に素早く熱を伝えることができるようになり、釜内部で対流を起こさなくてもムラなくごはんが炊けるようになりました。米が踊らないから米に傷がつかず、粒立ちとハリ、ツヤが保たれ、見た目から美味しそうに炊きあがるとのことです。

 

「炊飯によって米が水分を含む度合いを過剰水和率というのですが、これが0~30%ならば粒立ちを感じるごはんとなり、50%以上になるとベチャっとした食感になります。『瞬熱真空釜』で炊いたごはんは、釜底から上層まで、どこをとっても粒立ちが良く美味しい。本物のかまどで炊いたような粒立ち、米本来の旨味、のど越しの良さを再現できました」(河阪マネージャー)

↑従来の釜は加熱している底面から徐々に熱が上がっていくが、瞬熱真空釜は釜全体が加熱して、均一に熱が入っていく

 

↑従来の釜(右)は中の米が激しく踊って撹拌されているが、「瞬熱真空釜」(左)は動きが少なく、米が傷まない

 

↑「瞬熱真空釜」で炊いたごはんは、米の形をそのまま残している

 

↑釜の下から上まで過剰水和率が30%以内と低く、粒立ちを感じるしゃっきりしたごはんが炊きあがる

 

この「瞬熱真空釜」を使った「瞬熱真空釜炊飯器」は同社のフラッグシップモデルという位置付けで、量り炊き機能、50銘柄炊き機能、カロリー表示機能と、同社炊飯器の特徴的な機能が全部入りとなります。実売価格は5万5600円(税込)。

↑「瞬熱真空釜IHジャー炊飯器5.5合炊き RC-IF50-B」は8月6日に発売済。本体サイズは幅249×奥行き353×高さ239mm、質量6.1kg

 

↑内釜の「瞬熱真空釜」は二重になっているため約2kgと重め。水と米が入ったらさらに重くなるために取っ手をつけた

 

↑瞬熱真空釜はフラッグシップモデルとなり、これまで同社が開発した機能を搭載している

 

お米マイスターも「瞬熱真空釜」のごはんを絶賛

この日、東京都目黒区で米穀店を営むお米マイスターの西島豊造氏が登壇し、「瞬熱真空釜」で炊いたごはんを実際に食べた感想を語りました。

 

「従来の炊飯器は圧力炊飯方式が一般的で、もちもちした食感が特徴でした。また、お米を踊らせていたので、ギラギラした眩しい艶がありました。甘みがあって美味しいが、粘り気が強くて食べにくい側面もあったのです。瞬熱真空釜のごはんは、お米の形が崩れておらず、やさしい艶があり、ふっくらした見た目。味はしつこさ、くどさのない甘さ。粒感がありながら硬くはなく、噛むごとに甘さがやさしく広がる。のど越しがよく、身体が半分寝ていてもスルッと入っていく。朝ごはんに最適です」

↑一般的な圧力炊飯に対して、「瞬熱真空釜」は見た目、食感、味、のど越し、すべてが優れていると、絶賛する西島氏

 

なお、同社は2011年3月に発生した東日本大震災の復興支援を目的に、2013年に精米事業に参入しました。東北の美味しい米を世界に届けることで復興を後押ししたい、そんな思いからスタートしたそう。米の鮮度を保つために玄米の保管から精米・包装までをすべて15℃以下で行う低温製法米、厳選した一等米の玄米を低温で精米してパック詰めした生鮮米を開発してきました。炊飯器事業も、そんな日本の米をもっと美味しく食べてもらい、日本の米の消費量を拡大して米農家をバックアップしたいとの思いで始めたものです。

 

今回は、コロナ禍の影響により発表会での試食がなかったので、実際にどんな味、食感がするのかを体験できなかったのは残念なところ。西島氏が「これまでにない、言葉で表現できない新しい食感。ぜひ買って食べてみてほしい」と絶賛するので、期待値が相当上がっています。アイリスオーヤマでは、「同社史上もっとも自信のある製品が完成したことで、これまでにない規模のプロモーションを仕掛けていく」とのこと。コロナ禍が落ち着いたら、ぜひ試食したいですね。特に東北産の米で炊いたごはんを早く食べてみたいものです。

 

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