ライフスタイル
2017/2/13 17:00

どこまで進化しているの!? もはや“SF”のような次世代型「自動販売機」の世界がスゴイ!

街の至るところに存在し、手軽にドリンクを提供してくれる「自動販売機」(以下:自販機)。あまりに身近すぎて気付いていないかもしれないが、最近では自販機にさまざまな機能が追加され、まるでSFのような様相を呈している。

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ドリンクを売るだけじゃない! 自販機の最先端

アサヒ飲料株式会社は2012年から、飲料メーカーで初となる「Wi-Fi搭載」の自販機を展開している。同社のニュースリリースによると、ドリンクを買えるだけでなく、情報インフラとして地域社会を活性化したり、災害時にも役に立ってくれる自販機を目指しているとのこと。

出典画像:アサヒ飲料株式会社公式HPより
出典画像:アサヒ飲料株式会社公式HPより

 

つづいて、株式会社JR東日本ウォータービジネスからは、「マーケティング頭脳」を備えた自販機も登場している。これは大型のタッチパネルによって商品を選ぶタイプのもので、センサによって客の年齢や性別などを判別し、それに合わせたドリンクを提案する機能を持っている。自販機の前に立つと、その瞬間に大画面に並んだドリンクのいくつかに「おすすめ」というマークが出る。自販機と“しゃべる”までもなく、自分に合った商品がわかる光景はまるでSFのようだ。

 

また、「ダイドードリンコ」の“しゃべる自販機”はいまや定番で、「ありがとうございました! お釣りをお忘れなく」といった購入時の挨拶をよく耳にする。公式サイトでの説明によると、時間帯や季節によって音声が変わり、クリスマスやお正月用の特別な“おしゃべり”も用意されているらしい。さらに北は「北海道ことば」から南は「沖縄方言」まで、日本各地の方言に対応した言葉をしゃべってくれる。

 

SNS上では、方言機能つきの自販機に「その場所の方言で喋る自販機とかあるやん? 可愛いよね」「方言自販機に初めて出会った! 何か地元民を煽ってると言えなくもないゴテゴテの訛り方!」「めったに自販機使わないんですけど、方言使ってしゃべって“きたあぁぁ”ってちょっとはしゃいでしまった」といった声が上がっている。

 

気になる自販機の歴史

JR東日本の“エキナカ”自販機を中心に展開するブランド「acure」の公式サイトでは、自販機の歴史が紹介されている。それによると、日本で自販機が広まったのは1962年のことで、アメリカの飲料メーカーが進出してきたことがきっかけだったらしい。その後、ドリンクの容器が瓶から缶に変わったことでバリエーションが増え、自販機も一層発展することになったそう。

 

ちなみに、「ダイドードリンコ」の公式サイトでは、これまでに同社が扱ってきた自販機の歴史が年表としてまとまっていて、お馴染みの「おしゃべり自販機」が2000年に登場したものだったとわかる。しかし実は、ダイドードリンコでは“しゃべる自販機ブーム”をずっと昔に先取りしていた。公式サイトに掲載されている「自販機開発物語 vol.1 おしゃべり機能」によると、30年ほど前に合成音声でしゃべる自販機を設置したそうだが、当時は目新しすぎて、受け入れられずに終わったらしい。そのため、業界では自販機がしゃべることはタブーとされてきたそうなのだが、現在の状況と比べると隔世の感がある。